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琉球オペラ 「アオリヤエ」 ~ようどれに眠る愛~
「ビジネス・モールうらそえ」
2011年 新春のご挨拶
浦添市民の皆さま 新年 あけましておめでとうございます。
2011年 今年も皆様にとって素晴らしい一年でありますよう 心より御祈念申し上げます。
また、「ビジネス・モールうらそえ」も今年は開設5周年を迎える節目の年でもあります。これからも更に皆さまのお役に立つ情報や、心なごみ元気になる特集をご提供して参りたいと思いますので、本年も宜しくお願い申し上げます。
さて、今年 平成23年最初のスタートを飾る特集記事をご紹介いたします。
昨年の12月18日・19日に上演され、大好評をうけた琉球オペラ「アオリヤエ」。プロの声楽家・プロの音楽家たちの技が融合し、壮大な音楽史劇が生まれました。
それを子どもたちが目標とし、実際に上演し、体験するという新たな試み。
その模様を取材いたしましたので新春特集として皆さまへご報告いたします。
どうぞ、ご覧下さい。
12月18日(土)、19日(日)に、浦添市てだこホールで上演された子どもオペラ舞台「アオリヤエ」。「こども演劇ワークショップ」からさらなる飛躍を果たし、未来を担う子どもたちがプロの音楽家たちの指導と歌、演技を直に触れることのできる、浦添市が創出した新しい文化芸術振興事業です。18日には、主要キャストをプロの声楽家が、19日には子どもたちが見事に演じきりました。ビジネス・モールうらそえでは、18日の公演を覗かせてもらいました。
プロの声楽家によるボイストレーニングや琉球交響楽団などによる音楽指導など、多数の音楽家たちの協力を得、子どもたちにプロの技を間近に感じてもらいながら指導を仰ぐ手法で舞台を作り上げたという、子どもオペラ「アオリヤエ」。
自由奔放で勝ち気な琉球王妃アオリヤエと、琉球王府に婿養子として迎えられた浦添尚家の尚寧王。
互いを思いながらもすれ違う、「首里王府以外の血を入れれば琉球王国は滅ぶ」というオギヤカの呪い、そして薩摩との戦によって離ればなれの長い月日。その苦難を経て、心をひとつにしていくラブストーリーです。やっと一緒に過ごせる、その思った矢先に訪れる尚寧王の早すぎる死。オギヤカの呪いが続くと確信され、尚寧王は首里王族の眠る墓ではなく浦添ようどれに埋葬され、アオリヤエとは死してもなお、ひとつになれないという哀しい話でもあります。
このお話を、クラシックオペラ、琉球民謡や琉球舞踊、リズミカルなダンス、抑揚を効かせた演劇、ダイナミックなオーケストラと、あらゆる要素をチャンプルーさせてつくりだし、見事な「琉球オペラ」に完成させていました。
監修・音楽アドバイザーにシュガーホール芸術顧問、愛知県立芸術大学非常勤講師の大勝秀也氏、総合演出・音楽監督、作詞作曲にはジャンルを超えた音楽で総合芸術をつくり出すサウンドプロデューサー、新垣雄氏。ほか作曲家の與儀亨氏、作詞に嘉手納良智氏、音楽アドバイザーに琉球交響楽団主宰の祖堅方正氏や浦添少年少女合唱団主宰の鶴渕暢子氏、オーケストラ指揮に沖縄県警察音楽隊隊長の眞榮城吉孝氏などを迎えた、壮大な音楽史劇に仕立てています。
総合演出・音楽監督、そして作詞作曲なども行った新垣雄さん |
作曲家の與儀亨さん(左) |
楽曲の秀逸さはずば抜けており、歌詞と曲、演者のバックで流れる音楽の効果によって場面に感情移入をしやすく、ソリストたちの歌声を存分に響かせることができたと高い評価を得ています。観客を魅了したのはもちろん、映像コンテンツ制作を専門に扱う関係者からも、「叙情豊かに舞台を盛り上げ背景をイメージさせる素晴らしいメロディーと、ソリストらの表現力に長けた歌技に感無量」と絶賛の評価。「浦添の未来を輝かせる素晴らしいコンテンツの誕生!」と、子どもたちにさらなる夢を与える「本物」の浦添文化の出現に、惜しみない賞賛を贈っています。
出演する子どもたちは、小学生から高校3年生までの一般公募者で、稽古は5月からスタート。稽古期間わずか半年で迎えるという本番。この短期間は、子どもたちにどれほど凝縮された時間をもたらしたのでしょうか。歌に夢中になり、芝居に夢中になり、泣いたり笑ったりの半年間だったはずです。
18日の公演では、随所にプロの音楽を堪能できるものでした。
アオリヤエ役、ソプラノ歌手・宮城美幸さんの透明感あふれる美しい声は、会場を典雅な空気に包み込みました。アオリヤエと女官が歌う「心のままに」は、まるでうららかな春のよう。陽だまりに揺れる可憐な花のよう。尚寧王との別れを深い悲しみに包みながら歌うアリアは、心にいいようのない慈しみや哀しさを染み込ませてくれました。美しい女性の歌声は会場の空気を一変させ、観客は夢心地へと誘われたはずです。
アオリヤエ役の宮城美幸さん |
尚寧王役の田里直樹さん |
マグラ親方役の前川佳央さん |
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尚寧王役、テノール歌手・田里直樹さんの穏やかで潤いのある声。オギヤカの呪いを憂い、己の運命をいざ一歩を踏み出さんとする「夢は儚く」。工夫たちと力強く歌った「道を作るぞ!マミドーマ」は、実直な尚寧王をそのまま表現したような、誠実な声に魅了されます。歌詞も「道がなければつくればいい、さぁ道をつくるぞ。世界へ、未来へつながる道」と、勇気と夢を得られるものでした。
また、アオリヤエと尚寧王の二重唱では、匠な歌の世界を体感させてくれました。ふたりの声が重なり、会場中の空気が振動するよう。アオリヤエと尚寧王がお墓に入っていく場面は、最も心に残るシーン。シースルーの幕に守られる別々のふたりだけれど、死しても手をたずさえそれぞれを思い合う。別々のお墓に入れられようとも愛情の深さは変わらない、と波乱に満ちた人生の終焉を静かに伝えてくれるかのよう。洗練された舞台演出の極みのような場面でした。
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3公演とも出演のマグラ親方役、バリトーン歌手の前川佳央さん。深く心に染み入る太い声と、風格を醸した立ち居振る舞い。オギヤカの呪いを不気味に歌った1幕でのソロでは、演劇の世界に歌が入ることで表現の幅が広がることも実感させてくれました。
アオリヤエの友人役で登場したソプラノ歌手、川満理加さんと屋嘉泉さんらが観客席後方から歌うシーンでは、後方から届いた憂いの声に観客席がどよめいたほど。
完成されたオペラ歌手の声に観客は魅了され、鍛錬を積み完成されていく、歌のプロの世界に引き込まれたのはいうまでもありません。
こうした各シーンの歌のいしずえには、シーンごとに彩られる歌詞や楽曲の力があればこそ。音楽が効果的に盛り込まれることで舞台に華やぎが生まれる。オーケストラの重厚な響きも素晴らしく、楽器の奏でるハーモニーが力強く、ときにやさしく哀愁に満ち、ときに怒りや不安をかりたてていました。舞台を創出した歌詞に曲などの知識や技、演出手法にも感動したことを重ねて伝えたいと思います。
こうしたプロの音楽家たちが創出した感動を、子どもたちは間近に感じられたことで多くの学びや目標、宝物を得たに違いありません。プロの声を間近に聞き、指導を受けたことを糧に、さらに成長のきっかけをつかんだことでしょう。
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とはいえ、子どもたちの芝居や歌声も、負け劣らずに堂に入ったもの。
特に、最後のシーンで響き渡った小さな女の子の歌声は、心に染み入りました。空気感を変えるほどの力のある歌声は、瑞々しくも愛しさ哀しみをも併せ持ち、小学生の歌声とは思えぬほど繊細な声。心のすみずみに深々と染み渡り、いつまでも記憶に残る美しい歌声でした。
また、約100年後、別れ別れに埋葬された王と王妃の関係を不憫に感じた後の王府関係者によって王妃アオリヤエの遺骨を夫である尚寧王の墓の元に移したといわれている。その史実に基づいて、舞台演出では、アオリヤエと尚寧王が手をたずさえ、浦添ようどれの尚寧王墓に入っていく場面がある。死後、100年の時空を越え、やっと結ばれた二人の愛の物語が悲しいまでに美しく秀逸に描かれている。それぞれを思い合い叙情あふれる静かで洗練された舞台演出は、見る人の涙を誘うとても感動的なシーンでした。
「子どもがオペラを!?」と、誰もが想像だにしなかったスケールの大きさは、子どもたちの未来を大きく輝かせる一粒の種をまき、芽吹かせたはず。演出や監督、声楽家など、専門家である大人がその芸や技を子どもたちへつなげる。芸術文化事業の大きな成果を観た気がします。
また、裏方で走り回っていた子どもたちや、腕っ節父さんず&肝っ玉母さんずたちの活躍も、浦添という地を豊かに活気づける大きな力であると感じたことも添えたいと思います。
最後に
このオペラはまだ生まれたばかり、何度も公演を重ね、子どもたちと共に成長させていくべきものだと感じました。
学ぶ意欲のある子どもたちにとって、目標となるものが身近にあり、体験できるという事がどれほどのプラスになることでしょうか。
吾らが浦添に これまでにない素晴らしい史劇エンターテイメント(琉球オペラ)の作品が誕生したことを誇りに思います。また、浦添の未来である子ども達を未知の可能性に導く頼もしいプロジェクトの誕生でもあります。
そして、この「アオリヤエ」という素晴らしい作品を公開するまでに関わって頂きました関係者の皆様のご苦労に感謝致します。
私たち市民は、浦添に大切なものが生まれたとを喜び、それを大事に大切に育てていくためにこの作品とプロジェクトを応援し、支援して行こうではありませんか!
総合演出/音楽監督
新垣雄さん
無限の可能性を発見
「子どもオペラ」という今までにない発想から始まり、それとどうつきあえばいいのか、とまどいのスタートだったと振り返る新垣さん。そのとまどいを拭ってくれたのは、子どもたちから満ちあふれるエネルギーだったといいます。
「わからないことは背中を押してあげる。背中を押すと、自分で気づく。気づくと成長が早い。子どもたちの成長は目に見えるようだった。よくここまで!とみんなを褒めてあげたい」
また、新垣さんは、子どもたちの新たな可能性を発見できたことも、大きな成果だと語ります。「ゆいゆいキッズシアターという演劇では、目立つ子にスポットが当たってきた。今回は歌える子という着眼点ができたことで、新しいキャラクターを発見できた」と、こどもたちのなかに「無限の可能性」を感じられたことが何よりの喜びだといいます。
さらに、「僕自身、いまなお学んでいる身。そのなかで、先生や先輩方から学んできたものを子どもたちに伝えていく番なのかな。現場には、先生も先輩もいて、僕もいて、子どもたちもいて、世代を超えてみんながいるということが、最もすてきなことだと感じましたね」と、文化芸術振興事業がもつ奥深い意義にも関心を寄せていました。
マグラ親方/声楽指導
バリトン歌手
前川佳央さん
子どもたちの素直さに感動
声楽の専門家として、子どもたちと3公演とも共演する唯一のオペラ歌手として好演。声楽指導も担当し、子どもたちと直に触れ合いながら「歌うこと」を伝えてきました。
「芝居に関しては子どもたちの方が経験豊富で、台本の読み合わせから圧倒されっぱなし。歌に関しては、子どもたちの柔軟さと頑張りはすごいなぁと感心するばかり。真っすぐに取り組む素直さが、うらやましくもありましたねぇ」と、稽古を振り返ります。
子どもオペラは初めての取り組み。おもしろさやすごさ、感動の一方で、「歌に関しては、もっと可能性を拡げられたのではないか?」と反省や少々の物足りなさも感じたようです。
「セリフで伝えきれない、繊細な部分を伝える効果的な手段として音楽がある。そんな部分を表現するために、子どもたちの心の奥底から、歌いたい、伝えたい、という表現する気持ちを引き出し、意識を高めることはもっとできたんじゃないかなぁ。表現の色香まで感じてもらうには、稽古時間が少なく、意識改革が足りなかった気がします。この思いが次へとつながり、よりよくなることを願いたいですね」
子どもたちの実力はもっとある、その手応えが「もっと…」という思いを生み出し、次回の期待がさらに高まっているようです。
アオリヤエ(18日夜)/声楽指導
ソプラノ歌手
宮城美幸さん
気持ちよく歌うことを伝えた
公演初日、主役アオリヤエを好演。「舞台っていうのは、やっぱりいいな」と、しみじみ感想をもらした宮城さん。
声楽指導では、子どもたちに「舞台の上では、プロも子どもも関係ない。同じ意識を持って、真剣にやっていきましょう」と伝えたといいます。
「子どもたちと一緒に練習し、積み上げた舞台。みんなで作り上げた舞台だから、演じる方にも、観て頂く方にも一体感が生まれたのではないでしょうか?短期間でよくやった!と、子どもたちを褒めてあげたい」
子どもたちへの歌のアドバイスは、「人は怒っているときには歌えないもの。いい気持ちで歌えるように、一生懸命やろう」ということ。「一生懸命歌うと、聞いている人もうれしいよ」と伝え続けたそうです。
尚寧王(18日夜)
テノール歌手
田里直樹さん
子どもたちからパワーをたくさんもらった!
初日、尚寧王を演じた田里さん。「大人がふがいない…」と、つぶやきました。
「子どもたちはアドバイスなどに耳を傾け、ひたすらに真っすぐ。そのひたむきさに勇気づけられました」
また、「時間がないなか、子どもたちから刺激され、パワーをもらい、とても楽しかった」と満面の笑み。
子どもたちに伝えたいことは「舞台にあがる喜び。それをわかってくれたら、充分」田里さん自身、舞台にあがる楽しさを実感中とのこと。「とにかく、楽しかった!」
アオリヤエの友だち(18日夜)/声楽指導
ソプラノ歌手
川満理加さん
自主練のがんばりもすごかった!
「お客さんの反応が温かく、惜しみない拍手もうれしかった」と、川満さん。客席から伝わる温度に、子どもオペラの成功を実感したようです。
「時間も足りないなか、子どもたちは自主練習もすごくがんばっていた。その成果もあって、よい舞台になったと思う。メンバー同士が声をかけあい、はげましあったり、おしえあうことで、今日の成功が導けたと思います」
アオリヤエの友だち(18日夜)/声楽指導
ソプラノ歌手
屋嘉泉さん
子どもたちの声のかけ合いに感動
「初めて経験する様式の舞台」と、子どもオペラという挑戦に、声楽指導でも関わった屋嘉さん。「小さい子同士、上の子が下の子へ、子どもたち同士が声をかけ合い、歌の技術を伝えていくことで完成した舞台でした」と、子どもたちの底力に魅せられたようです。
アオリアエ(19日夜)
高校2年生
佐久川うらんさん
この役をやりたい!そう思われるように
「まさか、主役になるとは思ってなかった」と大抜擢に目を丸くしつつも、「アオリヤエは初めて披露される舞台。今後、後輩たちに受け継がれるなかで、みんなが『この役をやりたい!』と思ってもらいたい」と、精魂込めて演じることを誓った、19日夜の部の主役・佐久川さん。
人前で歌うことも、ラブストーリーを演じるのも初めてのこと。「感情を込めて歌うことや声の出し方を、自分のなかに取り込むことに一生懸命でした。ラブストーリーは照れて難しい…」
そう語りながら、18日の公演を観た際は、「メンバーの歌や踊り、演技に感動して、泣いてしまいました」と、ともにがんばってきた仲間と感動を分け合っていました。
アオリヤエの友だち
青年
喜納はるかさん
みんながいたから乗り越えられた
「ダンス、役者、音楽による『ゆいゆいキッズシアター』がもと。この3つ、みんながみんなで演じたようなもの。やることがいっぱいで、とにかく大変でした」と、稽古を振り返った喜納さん。
「やさしい指導があったから乗り越えられた。また、メンバー同士が声をかけ合ったり励まし合ったりしたからできた」とホッ。
女の子
上地夏姫ちゃん
ふたりの温かい気持ちを想像しながら歌った
最終幕、尚寧王とアオリアエが手をたずさえ彼の地へと行く幻想的な場面で、見事なソロを披露した夏姫ちゃん。彼女の声にインスピレーションが湧き、この場面が急遽追加されたといいます。
公演を終えての感想は「やりきったー!みたいな感じ」と、まだまだ無垢。
「指命されたときは、びっくりした。こんなのやったことないし、できるかな~?って不安だった。でも、いっぱい練習して、歌も上手になったと思う」と、にこり。
歌うときには、「この歌はどういう気持ちかな?と想像したりする」そう。
舞台上でソロを歌い上げたときは、「尚寧王とアオリアエは一緒にいて、ふたりとも温かい気持ちなんだろうなぁと想像しながら歌った」そうですよ。
アオリヤエドリームオーケストラ(浦添ジュニアストリングス)
コントラバス 高校3年生
比嘉ひかるさん
演劇と音のコミュニケーションがいい
「オペラは、歌のなかに言葉があって、演劇と音楽でコミュニケーションが取れるのがいい」と、浦添ジュニアストリングスをまとめ、がんばった比嘉さん。
アオリヤエでは、ストリングスではなくオーケストラ構成。「ストリングスだけだと弦楽器だけ。オーケストラになると、管楽器も入るので、その音の広がりやハーモニーもすごい」と、演奏に手応えや充実感を感じていたよう。
「浦添ジュニアストリングに参加して、一人ひとりを知るうちに、その人なりの音も感じて楽しかった。みんな積極的に話しかけてくれるなど、コミュニケーションも密だったからこそ、団体での音が出せたんだと思う。楽器はこれからも続けていきたい」
アオリヤエドリームオーケストラ(浦添ジュニアストリングス)
チェロ 小学4年生
大嵩洋喜くん
ハーモニーを感じて完璧だった
チェロという楽器は、胸にあてて弾くのだそう。そのときの「音が体中に広がる感覚がおもしろい」と、チェロが奏でる振動に心地よさを感じている洋喜くん。
そんな洋喜くんも出だしは緊張のし過ぎで「手汗かきすぎて、べたべた。もう、早く終わってくれーという感じだった」のだとか。それでも懸命に弾き、いつしか全体を潤わせるハーモニーを感じ、「今日は完璧!」と思えたそうです。
アオリヤエドリームオーケストラ(浦添ジュニアストリングス)
チェロ 小学2年生
大嵩洸輝くん
超ハードでびっくり、でもがんばった
薩摩が侵攻してくる場面では、チェロのみのパートがあり、変な音を出さないよう緊張したという洸輝くん。
お兄ちゃんの洋喜くんがチェロに夢中な姿に憧れ、始めたチェロ。今では洸輝くんも、その音の振動や低音の響きに夢中。
「いっぱい練習したけど、公演は土曜に1回、日曜に2回で超ハード。ハードすぎてびっくり」と、ごはんを食べる時間はあるかな?そんなことも気になっていたようです。
黒子
腕っ節父さんず&肝っ玉母さんず
渡浩二さん
子どもの成長を頼もしく感じる
「柱など大道具を倒したりしないよう、緊張しました」と、舞台転換で黒子として裏方を支えたお父さん。
ゆいゆいキッズシアターに娘さんが関わるようになって4年が経過したころから、小道具作りなど裏方で参加。親同士のコミュニケーションはもちろん、「みんな自分の子どもみたい!家族みたい!」と、人と人のつながりを楽しんでいるようです。
「親子の会話も増えたかも。また、子どもはさまざまな年齢の人と関わることで、人としての成長を感じさせてくれるようになりました」と、人間性の成長を頼もしく感じているようです。
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