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てぃーだぬふぁー通信 第6回 - 宮城小学校 池間生子校長

◆地域教育情報 『 てぃーだぬふぁー通信 』 は、学校・PTAと地域を結び付ける社会教育活動として行っています。どうぞ宜しくご愛読ください。

 

宮城小学校の概要

 本校は、昭和57年4月神森小学校から分離し、本年度創立25周年を迎えます。
 学校は、小湾川段丘に位置し、学校周辺は緑の樹木に囲まれ、校庭には色とりどりの草花が繁り、自称「宮城の森」からは、小鳥のさえずりが聞こえる心なごむ環境が整っています。
 児童は明朗で素直、スポーツを好み、ハンドボール部、バスケットボール部、サッカー部、野球部、リコーダー部等部活動が盛んで放課後練習に励んでいます。


浦添市立宮城小学校
校長 池間生子

 

 

宮城小学校の教育目標
 

 本年度は、教育目標を手だてや方法がイメージしやすい言葉にしました。

「自ら学び健康で心豊かな子ども」
 ○ 気づき 考える
 ○ すなおな 言葉と行動
 ○ やり通す 心と体

 その中でも、大切にしている言葉は「気づく」です。
普段何気なく使う言葉ですが、「わあ、きれい」「なるほど!」「危ない」「困っているのかな」こんな言葉や思いは、みんな「気づき」からくる言葉です。
「気づく」ということはとても大切なことで、気づきのないところに、教室での学びも周りの人に対する思いやりもありません。

 では、「気づく力」をつけるためにはどうすればよいのでしょうか。

 児童の側からすると、積極的にいろいろな物にふれ、体験を重ね、たくさんの人とふれあい、自分の責任において自分で判断し決断する場面を多く持つことが必要です。指導者は、児童が自ら気づくようにし向けてあげることが必要になってきます。
 児童の興味関心がどこにあるかに気づき、それをうまく生かしながら達成感や成就感がもてる活動内容を工夫していくことが必要になります。
「指示待ち子にならない。指示待ち子にしない。」ために、いろいろな場面で大切にしていきたい「気づき」です。
 

一人一鉢で育てた、花いっぱいの中庭です

 

宮城小学校の伝統を今年もつないでくれた6年生

 1年生の時買ってもらったぴかぴかのランドセルを6年間大切に使うという、とてもすてきな伝統をつないで残してくれた6年生の皆さんにありがとう。
 そして、朝、7時45分までに登校し、ボランティア活動をしてくれた6年生に感謝します。
 遊歩道、正門、中庭の掃き掃除、花壇や鉢植えの花々への水やり、裏門の掃き掃除、うさぎの世話、体育館の清掃に整備、皆さんの力がなければ、宮城小学校の1日は始まりませんでした。
 その「1年間やり通した。やりとげた」の充実感を知っている6年生は、これから先、ぶつかるであろう困難も、きっと乗りこえていくことができると思います。
 「面倒くさい」「今日は休もうかな」「なんぎだな」という心のささやきに負けず、それを乗りこえることで、感情のコントロールの仕方を学んできたのです。その、体験の積み重ねは大切な宝物です。
 自分の思い通りにならない時、怒ったり、泣いたり、物にあたったりすることなく、自分の感情をコントロールして解決の方法を見つけていける皆さんであってほしいと願っています。
 

道徳の本で紹介されたランドセル

 

 

監督・コーチに支えられて頑張っている部活動

○ サッカー部
○ 野球部
○ ハンドボール部
○ バスケットボール部
○ リコーダー部

 保護者、地域の方々の熱い情熱に支えられて、子ども達は放課後の時間を部活動で汗を流しています。

☆ 東京ヤクルトスワローズ杯学童野球大会では、念願かなって優勝
☆ 沖縄県ミニバスケット冬期選抜大会では、男子の部第4位
☆ 第24回沖縄県小学生ハンドボール大会 男子準優勝
☆ 第26回新報児童オリンピック大会(サッカー)第3位


等、たくさんの大会に参加し、泣いたり笑ったり喜び合ったり悔しがったりと精神的にたくましさを身に付けている子ども達です。
 宮城小の「部活動確認事項」を監督者会議で確認しながら、子ども達の居場所づくりの一端も担ってくれています。
 

元気なかけ声 野球部

黙々と課題に取り組む サッカー部



また、リコーダー部は、第26回沖縄県リコーダーコンテストで金賞、会長賞を頂き、現在東京大会に向けて練習を続けています。
「なかよく、楽しく」を合言葉に、テクニックに心をのせて演奏することに重点をおき、メンバー全員が主体的に取り組んでいます。きっと東京大会頑張ってくれることでしょう。
 

 

 

日本一もいるよ!

 新日本出版社出版の「語り伝える沖縄:沖縄のいま、むかし」の本にも紹介されたそろばん日本一の玉那覇有亮君は、現在宮城小学校の5年生です。こんなすごい子もいる!という表題で紹介されています。全校朝会でもその腕前を披露してもらいました。会場から何度も感嘆の声が聞こえました。頭の中でどのようなことが起こっているのかビックリの15分間でした。
 

そろばん日本一に!!喜びの記念写真

 

 

講演会で夢や希望について考えました

「義足のランナー」の著者 島 袋  勉 氏

「足がないからといってできないことは何もない。疲れること、難儀なこと、苦しいことはたくさんある。でも、できないことは何もない。」

 「義足のランナー」の著者島袋勉氏の言葉です。

 「義足でもできないことはない」という考え方ができるようになった時強く願ったことは、「歩きたい!」
 目標ができると、つらかったリハビリが嘘のように楽しい時間になったそうです。痛みの伴う歩く練習を進んで行うようになり、少しずつ歩けるようになった。そこで、また、新たな目標が見えてくる。

「人ができないことは、人ができるようになる努力をやめたときです。」

 きっぱりと言い切る島袋さん。子ども達が、自分の目標に向かって進むことができるよう、学校、保護者がどんな協力を行っていけばよいか。島袋氏が自分の体験をもとに発した言葉の重みを、それぞれの立場で受け止めながら考えてみたいものです。
 




ピアニスト 福 田 直 樹 氏

「みんな創造力を持っている」
 訪問コンサートの意義は、子ども達に真の芸術を知ってもらうことです。彼らがその空間に触れることによって「自分は創造力を持っている」ことに気づくことです。
 将来を担う子ども達が、自分の持つ力を信じて力強く生きてほしいと願っております。
 

演奏をしている福田さんは、とても幸せそうな顔をしていて、見ている私まで幸せな気分になりました。
笑っている福田さんを見て、本当にピアノが好きなんだとおもいました。
今回の演奏会は、素晴らしい演奏会を聞いただけでなく、福田さんからパワーをもらえました。

6年 知花




FC琉球 代表取締役 野 口 必 勝 氏

「夢は実現します」
 夢は必ず叶う。大切なことは明確なビジョンとスケジュール、そして、自分を信じ続けることです。

野口さんの話を聞いて一番心に残った話は、「夢 実現の階段」の話です。
1段1段階段を登るように夢に向かって頑張っていけば夢は叶うと言っていました。
私も頑張っていきたいなと思います。 
私の夢は、看護師です。

6年 与那覇

 

ぼくは、必勝さんの話を聞いて夢は絶対かなうんだなと思いました。
だれでも最初は下手だけど努力をして階段を一歩一歩進んでいったらいつの間にか頂上についていると言っていました。
いきなり、頂上を見上げても無理だけど一歩一歩進んでいくことが大切だと話してくれました。
ぼくは、プロ野球選手になるのが夢です。

6年 中村




NPO法人アジアチャイルドサポート代表理事 池 間 哲 朗 氏

「少しだけ優しい心」
 ゴミ捨て場やスラム等の貧困地域を撮影や支援のために足を運び、そこで見た貧しい人々の過酷な現状や、必死で生きる子ども達の姿に心を動かされ、私たちの「少しだけ優しい心」でいかに多くの命が救われるかを実感し、講演活動を行っている。

 講演会の後、児童会が全校生に呼びかけ空き缶回収の活動が始まりました。
 

空き缶回収で、井戸のプレゼント!

 

 

家庭・地域との連携

 学校では、子ども達の安全を願い、たくさんの方にいろいろな方面からサポートしてもらっています。
 午前7時から校舎周辺を見回った後、校門前で交通整理をして下さる砂川さん、「おはよう」と登校してきた子ども達を迎えてくれる風車や毎日使う給食運搬台、教室前におかれた雨具かけ、校舎から体育館までのスノコ設置等、そして朝のあいさつ指導、子ども達のためになることならとボランティアで支援をしてくれる平良さん、子ども達が学校生活を安全に送れるようにと1時間ごとに学校周辺、校舎内外を見回ってくれるスクールサポーターの上江洲さん、子ども達の悩みを何でも聞いてくれる、心の教室相談員の伊波さんに儀間さん、このように子ども達は、多くの方々の、気配り目配り心配りをしてくださる方々に見守られて、学校生活を送っています。

 学校・家庭・地域との連携のあり方を具体的に話し合いながら、学校が、子どもも先生も保護者も夢を語り合える場所になるよう精一杯頑張りたいと思います。

宮城小学校ホームページ

 

掲載:2007/03/26

 

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