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てぃーだぬふぁー通信 第10回 - 港川中学校 東恩納吉一校長

◆地域教育情報 『 てぃーだぬふぁー通信 』 は、学校・PTAと地域を結び付ける社会教育活動として行っています。どうぞ宜しくご愛読ください。

 

浦添市立港川中学校
校長 東恩納吉一

◆ はじめに

 本校は、昭和59年に浦添中学校と仲西中学校の分離校として設立されて、24年目を迎える学校である。
 創立以来、「麗沢」の校訓のもと、生徒相互の轍を育む教育活動を推進している。生徒総数839名を有し、那覇教育事務所管内2番目のマンモス校である。
 


 学校の現状は、部活動が盛んである。特に、昨年来サッカーの活躍は目覚ましく、県大会や地区大会で優勝を続けている。また、女子水泳部は、地区大会4連覇中である。さらに、男女ハンドボールや野球は、常に優勝戦線に絡み県のトップレベルを維持している。
 本年度は、男女バスケットボール、卓球女子、剣道、テニス、空手、柔道、等殆どが地区予選を勝ち抜き県大会出場を勝ち取っている。

 一方、文化的部活動も誇れる事が多い。学校創立以来本県をリードしているリコーダーは、全国金賞の常連校である。また、平成18年度より茶道部が設立され、那覇地区や県中学校総合文化祭で活躍している。本年は、科学部が誕生し、自由研究の推進役として昨年は学校表彰を受けている。また、県中学校総合文化祭の標語及び全国中学校総合文化祭書道出展等、充実した活動は健在である。さらに、学校外活動として、囲碁の県優勝者やボーリングの国体選手も出現している。

サッカー

野球

男子ハンドボール

女子ハンドボール

「少年の主張大会」におけるリコーダー演奏

科学作品展にて金賞受賞

科学作品展にて金賞受賞

 

 

◆ 教師集団
 教師は、パワフルで明るく団結力に溢れている。常に「生徒と共に」を意識し、「汗をかけ、知恵を出せ」が合い言葉で日々頑張っている。
 生徒に確かな学力を身に付けるためには、「学習指導法の工夫改善」が大切である。そのために、校内研修の日常化は重要である。全教師が、教科を超えて研究実践し相互理解と実践力を高めるようにしている。全教師が研究授業を実施するのは本校の一大特色である。
 また、夏季休業期間の校内研修は、沖縄の世界遺産めぐりを等を実施した。この事は、郷土の歴史・文化・生活を学び教師個々の感性を豊かにする意図を考えている。
 さらに、部活動は全教師が顧問・副顧問制を通している。もちろん外部コーチも付けるが、しつけや心のケアー等教師でなければ出来ない部分があり、部活動も人間教育であり学校教育活動の一環である事を確認し合っている。

 

 

◆ 生徒集団
 本校生徒は、明るく伸び伸びと楽しく学校生活を過ごしている。その要因は、部活動の活気は基より、生徒会活動を中心とした「あいさつ運動」「清掃活動」「話を聞く態度運動」が定着している事である。さらに本年度は、「時間を守ろう」「整理整頓をしよう」を追加して、「あたりまえの事が当たり前に出来る」生活が定着してきている。
 また、日頃の授業始めに、「黙想」を取り入れ、学習に集中出来るようにしている。
 最近では、毎朝の学校周辺の清掃ボランティア活動にも表れている通り、生徒のマナーが良いと、学校外の多くの方々から高い評価を受けている。
 さらに、生徒会を中心とした「日本一の港川中学校」が合言葉となっている。
 

校内清掃

遠足での綱引き大会

校内陸上大会

校内陸上大会

修学旅行にて

ゲストを招き、おしゃべりコンサートを開催

 

 

◆ PTA集団

 PTA三役を中心に熱心で献身的な集団である。仕事をわすれる程の活動ぶりである。実に頼もしく良き学校の応援団と言っても過言ではない。その活動の幅は広い。学校行事のみならず、すべての諸行事に協力支援している。他校に類のない活動ぶりだと確信している。
 また、学校とPTAに垣根がなく、ワキアイアイとしている。これも、本校の良さである。PTAのモットーは「学ぶPTA、支えるPTA、応援するPTA」である。以下、三つの目玉活動があり紹介する。
 

(1) 親父の会活動

 毎月第二日曜日は定例活動日である。常時十数名の親父が、朝から学校環境整備を計画的に実施している。校舎内の廊下タイル張り(約5000枚)、危機管理上の校庭内通路整備、生徒玄関生コン工事、掲示板作成取り付け、校舎ペンキ塗り、樹木散髪、学校行事支援、夜間街頭指導支援等すばらしい活動ぶりである。現在までの作業予算見積総額6百万相当を原材料費(40万程度)で消化する匠集団である。

 

廊下タイル張り

生徒玄関の改装

掲示板作成・ペンキ塗り

樹木散髪

(2) ガーデンボランティアグループ活動

 母親集団である。中心は環境美化部であるが、毎日誰かが活動をしている。花一杯運動の先頭に立って、魅せるガーデンを創造している。地域の興味ある方々やOB会員も気楽に参加して支援している。菜園も見事である。「親父の会には負けない」が、合い言葉である。
 

(3) 部活動育成会

 部活動の世話係を中心に組織されて、部活動の支援をしている。会長は、PTA副会長も兼務している。組織の一本化を図ることがねらいである。特出すべきことは、他校では学校側から出される「部活動便り」は、本校の場合、育成会独自で発行している。部活動育成会が、PTA活動の一環として組織化され、活動していることは他校に類をみない画期的な事であると考える。
 

(4)結びに

 学校は、地域の学校である。開かれた学校を創造するには、学校そのものが地域のネットワークセンターになる必要がある。そのために、コミュニティーの拠点として校区保健福祉センターを校内に開設した。地域のお年寄りはもとより、多様な方々の生活に関する支援センターである。
学校の福祉ボランティア活動への支援も充実してきた。
もう一つの部分で、沖縄県中学校文化連盟の事務所もあり他校以上に文化活動への支援は高い。
本年度より、PTAと生徒会が協力しリサイクル活動も展開している。
 上記のことを基に、今、PTAと学校が一体となって「安心・安全・信頼」の学校づくりをじっくりと確実に実現を目指しているところである。
 

港川中学校ホームページ

 

掲載:2007/07/27

 

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