てぃーだぬふぁー通信 第15回 - 浦添中学校 校長 並里勝義 |
◆地域教育情報 『 てぃーだぬふぁー通信 』 は、学校・PTAと地域を結び付ける社会教育活動として行っています。どうぞ宜しくご愛読ください。 |
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浦添中学校
校長 並里勝義 |
◆校長挨拶
本校は昭和23年に創立され、今年で創立59年目を迎えます。浦添市内では最も歴史と伝統のある学校です。
生徒数733名、学級数は21学級、職員は43名の中規模校で、生徒数はこれまで一番多いとき3000余名の時もありましたが、昭和59年1月港川中学校へ、平成4年4月浦西中学校へ分離し現在に至っております。
建設中の新しい体育館 |
所在地は歴史にも名高い浦添城趾の麓にあり、平成15年に校舎改築がなされ赤煉瓦屋根の堂々とした建物になりました。平成18年度からは体育館とプールが一体化した屋内運動場施設の工事が行われ平成20年3月には完成の予定です。
校区には浦添大公園、牧港川もあり、緑豊かな自然環境に恵まれ、浦添市役所、市民会館、美術館、図書館、警察署、消防署などの文化施設や公共施設等も数多くあり便利で落ち着いた地域です。
本校の教育は、文武両道を基盤にし知、徳、体の調和のとれた人間性豊かな生徒の育成を目指しています。現在スポーツ系の優勝旗が13本文化系の優勝旗が1本さらに、高円宮杯県優勝楯等、生徒は頑張っています。さらに、平成19年度は、男子テニス、相撲、男子剣道、女子水泳の各部が県大会で優勝を果たし、九州大会へ派遣され、男子テニスが九州制覇の快挙を成し遂げ、相撲部、剣道部とともに全国大会へも出場しました。
校舎前の花々 |
また、本校の大きな特色は、生徒、父母、教師が協力し丹精を込め咲かせた花々です。平成17年度・18年度と、花メッセージコンテストで沖縄タイムス社賞を頂きました。これらの花の世話を通して、生徒に「命の大切さやボランティア精神」が育まれ、父母・地域との連携にも繋がっています。
平成19年度も不断の努力を積み重ね生徒、父母、教師一丸となって花メッセージコンテストの入賞をめざし頑張っていきます。
これからも本校を取り巻く地域性、本校の特色を生かしながら本県を担う人材の育成に邁進していきたいと思います。
★ こんな学校づくりをめざします。
学校総括目標 21世紀の社会をたくましく生き抜く
心身共に健康で人間性豊かな生徒を育成する
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心身共に 健康な生徒 |
自らよく考えて 学ぶ生徒 |
明るく思いやり のある生徒 |
すすんで働き、 ねばり強く 頑張る生徒 |
《学校経営方針》
T 学校経営の効率化に努める
U 学力の確実な定着に向けた指導法の工夫改善に努める
V 生徒指導の充実・強化に努め「安全で楽しい学校」づくりを推進する
W 学習環境の美化・整備に努め「情報教育」を推進する
X 危機・安全指導管理に努める。
Y 家庭・地域との相互連携に努め「信頼される学校」「開かれた学校」づくり
を推進する
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★ 教育目標を実現するために次のことを重点的に取り組みます
◎ 学力の確実な定着に努めます
○ 基礎学力の向上に繋がる方策を図ります
○ 各教科の組織的取組の具体化を図り、その実践に努めます
○ 学習指導方法の工夫・改善に努めます
○ 校内研修での教科指導研究の活性化を図ります
◎ 生徒指導の充実・強化に努めます
○ 生徒指導体制のより一層の機能化を図ります
○ 教育相談の充実・強化を図ります
○ 不登校生徒への綿密な対応を図ります
○ 小学校との相互連携の具体化に努めます
○ 関係機関との相互連携を深めます
◎ 健康安全と体力の増進に取組みます
○ 健康教育の推進と健康相談の充実を図ります
○ 体力の向上を図る取組を強化します
○ 学校安全計画に基づき、日常的な安全指導を実施します
○ 危機管理・安全指導管理の関する取組の具体化を図ります
◎ 家庭・地域との相互連携に取組みます
○ 家庭・地域との共通理解を深め、相互連携の具体化をはかります
○ 家庭・地域の協力のもとに、地域の教育機能の開発に努めます
部活動
浦添中学校における部活は現在、運動・文化系を含め21の団体が活動しています。
毎日、それぞれの部活で活発に活動しています。
現在は新体育館建設のため体育体育館や近隣の小学校等の協力を得て活動をしていますが、みんなそれぞれにがんばっています。
吹奏楽部や美術部といった文科系の部活動も活動が盛んで運動系に負けないくらいです。特にこの数年の部活動の活躍は目覚しく、幾多の大会ですばらしい成績を収めてきました。
校長室は前年度、今年度でいただいた優勝旗やトロフィー、杯などが数多く置かれています。すべては活動をしている生徒たち、又指導している先生、コーチの皆さん、活動を理解してくださっている保護者や地域の皆様の努力の賜物だと思います。
また、部活動生は挨拶を進んですることで学校を明るくしていこうという活動やいくつかの部活動が朝の清掃をおこない、きれいな学校づくりを行っています。これからも部活動でがんばる生徒がいろいろな面でこれからの浦添中学校を引っ張っていってくれると思います。
皆さん、これからの浦添中学校の部活動の活躍にご期待ください!
男子硬式テニス部九州大会優勝祝賀会
去った9月7日(金)に浦添中学校男子テニス部の平成18年度に行われた第5回九州テニス新人大会優勝、第33回全九州中学生テニス選手権大会優勝、第4回九州地区中学生選抜テニス大会優勝の九州大会3連覇の快挙をたたえる祝賀会が浦添中学校ふれあい広場で行われた。
教育委員会から亀島 靖教育委員長、西原 廣美教育長をはじめ、多数の保護者の皆様に参加していただき激励していただいた。
その中で主将の中原基貴君は「本日は私達のために祝賀会を開いていただきありがとうございました。私達はこれから受験に向けて勉強しますが、この全国大会に行った経験を忘れずに頑張っていきたいとおもいます。1年生、2年生のみなさんもこれから頑張って下さい。」とコメントを述べた。
各自治会から自治会長が見えて激励した。
名城さん(左)と又吉さん(右) |
生け花ボランティア
浦添中学校のテニスコート側の玄関から校舎に入ると、1階ふれあい広場の左手の壁際にいつも四季折々の花が生けられています。
毎週月曜日に交代で花を生けて下さっているのは、仲間にお住まいの名城勝子さんと又吉ヨシ子さんです。お二人に生け花についてインタビューしてみました。
聞き手
教頭
宮里美沙子 |
−いつ頃から浦添中学校で生け花を始められたのですか。
14年前、平成6年頃から始めました。その時は仲村渠良雄校長先生でした。
−なぜ、生け花を始められたのですか。
M、O、A、光輪花クラブで生け花を学び、花を生けることを通して人の心が変わり、前向きに生きる力が生まれた事例を聞いて学校での生け込みのボランティアを始めました。子ども達が花のように美しく素直に育ってほしいと願いつつ生けています。
−生け花のボランティアをしている中で良かったと思うことはどんなことですか。
先生方や生徒達から「花がきれいですね」「花があると雰囲気が違いますね」等の声が聞かれたことです。
校舎建築中に一時中断していたとのことですが、それでも12年近く続けてこられたことに、驚くと同時にお二人の浦添中学校の生徒への思いの深さに強く心を打たれました。全校生徒の皆さんがお二人の熱い思いを理解し、多くの人に見守られていることに感謝し、自分を大切にできる子に育って欲しいと願うばかりです。
「中国泉州市青少年友好交流会」について
1.日時 平成19年8月14日(火)10:00〜11:30
2.参加者
○泉州市側 21名(児童14名・引率7名)
○浦添市関係者 15名程度(教育委員会)
○浦添中学校 (校長・教頭・教務・英語科・エイミ−・イボンヌ・その他の出勤職
員・3年7組の生徒・吹奏楽部・陸上練習生など)
3.当日の日程
10:00 浦添中学校着(正門より花道・吹奏楽演奏)
10:00〜10:15 歓迎セレモニ−(ふれあい広場)
10:15〜10:30 施設案内(教頭:運動場−図書館−理科室−視聴覚室)
10:30〜10:40 休憩
10:40〜11:25 交流会(英語科の進行で3年7組の生徒達と英会話交流)
11:25〜 浦添中学校離(正門からバスへ花道・吹奏楽演奏)
4.参加生徒の感想
初めて泉州市の方々と顔を合わせた時、向こうの人も緊張している様子でした。
しかし、交流会が始まり、時間がたつにつれ、お互いの緊張がほぐれ、次第に会話をかわすことができました。
一番驚いたのは、セレモニ−の時の記念品紹介で生徒の作品が素晴らしかったということと、交流会の際、意見が活発だったことです。また、交流会で沖縄のさまざまな文化を教える度に、泉州市の人達が驚いたり喜んだりと反応を示したことに嬉しく思います。
最後のセレモニ−の頃には、お互いに打ち解けることができ、会話も弾みました。
英語という一つの言語でつながり合えたというのはとても凄いことだと思えました。将来、英語を使う職業につくかどうかは今の時点では定かではありませんが、これから少しでも多く勉強して、たくさんの人達とつながりを広げていきたいと思います。
3年7組 比嘉一斗
平成19年度 校内陸上競技大会
日時 平成19年 7月7日(土)場所 浦添市陸上競技場
校内陸上競技大会の感想
<3年>
・スタートラインに立ったとき、私の足は震えていた。「自分は800M走りきれるだろうか」そう思っている内にスタートしていた。「もうだめかな。」とそんな言葉が頭を横切った時、「頑張って」と言う声が1つだけでなく沢山聞こえる。会場全体が」1つになり、走る人も応援する人も一生懸命になっている。そんな中自分はゴールしていた。少しきつかったけどいい思い出になった。
・ 私たちにとって最後の校内陸上なので、どのクラスも気合いが入っていました。特に全員リレーへの練習は真剣そのものでした。本番ではいろいろあって残念な結果でしたが、私たちにとって最高の校内陸上となって良かったです。
<2年>
・練習ではうまくいかなかった全員リレー、クラスが1つにまとまり本番では念願が叶い、1位をとることができた。とても嬉しかった。
・ちょっと悔しかったけど、クラスのみんなで一生懸命走って、いい汗かいたのは、1位をとる事より大切なことだと思った。この校内陸上をきっかけに私たちのクラスは1つ変わったことがあります。それは、クラスの団結力が深まったことです。まとまりのなかった私たちにとって、校内陸上は一致団結するいいきっかけになった。
・自分の出場する種目を本番に向けて頑張っていました。みんなと練習しているときも走るのがとても楽しく感じた。走り終えたときはとてもスッキリしました。
・クラスの一人一人が協力して、学級のために、自分のためにベストを尽くした結果 総合優勝に輝く事ができたと思う。
<1年>
・私は校内陸上に出て「すごいな〜」と思った。それは、クラス全員が心を1つにすれば1位を狙えるからです。
・負けるのは嫌なので頑張って走りました。自信はなかったけれど負けず嫌いな性格のおかげで勝てたみたいで嬉しかったです。なにより嬉しかったのが、クラスのみんなの心が一つになったことです。
・2,3年の先輩方の足が速かったり、走り幅跳びでも遠くまだ跳ぶ姿を見て、やっぱり先輩方はすごいと感じました。私はうまく跳べず苦戦しました。でも最後まで挑戦することができたので良かったと思う。
・最後の種目の全員リレー、1位をとることができました。この校内陸上を通して感じたのが、たくさん練習した分だけ結果が出たことです。この経験を学校生活や部活動に生かしていきたいです。
平成19年度 浦添中学校職場体験学習
2学年の生徒数252名
今年度受け入れ事業数75
職場体験の職業別分類 |
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事業所の区域 |
沖 縄 市 1 |
西 原 町 3 |
専門的・技術的 |
27 |
那 覇 市 32 |
浦 添 市 30 |
読 谷 村 1 |
事務 |
1 |
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販売 |
33 |
サービス |
7 |
保安 |
1 |
生産工程・労務 |
1 |
( 日本標準職業分類による)
職場体験を終えての生徒の感想
☆学んだことや印象に残ったこと
○保育園では、ずっと優しく見守る仕事だと思ったのですが、ときに厳しく注意する場面を見て、改めて保育の現場を知りました。
○働くことは、楽しいだけじゃなく生きていくうえで、とても重要なことなんだ と思いました。
○ロビー対応はとても大変でつらい仕事だと思いました。企業訪問も銀行の仕事の一部ということも知りました。
○「空き缶つぶし」が一番つらく、すぐに疲れてしまいました。でも、終わったらとても充実感を感じることができました。
○どんな仕事でも挨拶は大切ということがわかった。
○「仕事は大変」というイメージがつよかったけれど、ここで職場体験をして、大変ではあるけれど、その分楽しいこともたくさんあるのだと思いました。
事業所からのメッセージ
○「社会にお役に立てる人を育てる」が会社の店主の考えです。事業所のでも指導をしていますが、元気が足りません。次につながる活動として、元気なあいさつができるようにしっかり伝えたいです。
○とてもよい生徒さん達でした。三日間はあっという間に過ぎたかんじです。
○私たち販売店は、日々業務に追われているので、三日間の職場体験の受け入れは大変厳しいです。
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