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トップ >> 地域のイベント・催物 >> ボランティアサークルクランクス設立20周年記念事業

沖縄戦・慰霊の日みんなで考える機会に・・・

 毎年この時期が来ると考える。多くの尊い人々の犠牲の上にこの平和があることについて
その悲しみの御霊を慰霊し、二度と戦争を起こしてはいけないと私たちは誓い、平和の尊さを学ぶ時期である。そして、その反省と学びは、年月によって風化させてはならない過去からの魂の叫びとして、毎年繰り返し学び未来へ語り継がなくてはならない。

 「ビジネス・モールうらそえ」ではこの時期にボランティアの団体「クランクス」さんが設立20周年記念事業として取り組むこの「慰霊の日に向けたイベント」を取り上げ応援します。そして、浦添で行われる平和を学ぶ素晴らしいイベントとして、市民の皆さんにご紹介したいと思います。

 また、来る6月8日は県議会議員選挙の投票日でもあります。早めに投票を済ませ、出たついでに子ども達と一緒に映画監督の水野晴郎さんや、舞台演出家の宮本亜門さんそして、沖縄出身の歌手Coccoさんらが絶賛する映画「ひめゆり」を観て、シンポジウムで証言者の貴重な生の声を聞き、家族で「平和学習」をしてはいかがでしょうか。この時代だから自分も学び、子ども達に伝える事がとても大切なのではないでしょうか。

ボランティアサークルクランクス設立20周年記念事業
「ひめゆり」長編ドキュメンタリー映画上映会&「慰霊の日シンポジウム」
― 沖縄の平和、日本、そして世界の平和」を心から祈念して開催 ―

【日 時】
 平成20年6月8日(日)午前10時〜午後7時

【会 場】
 浦添市社会福祉センター大研修室

【入場料】
 (シンポジウム&映画共通入場チケット)
 前売券
 一般:1、100円、 シニア:1、000円
 小中高校生:700円

【お問い合わせ先(購入場所)】
 「浦添市福祉プラザ」
(浦添市大平インターより市役所向け、市民会館入り口
 交差点角)
 TEL:098−874−4932 担当 上間

 あの沖縄戦が終結してから60年以上の月日が過ぎようとしています。 この間のめざましい発展と開発によって、私たちが住むここ「沖縄」はその姿を大きく変えつつあります。しかし、この土地のどこかで、多くの幼子や青少年をはじめとする一般住民、そして、日米双方の将兵が血を流したことは決して忘れてはならない悲しい事実です。そんな沖縄の悲しい事実を風化させないために、そして次代の子ども達へ語り継ぐために・・・・  私たちサークルの記念事業、そして「慰霊の日」のイベントとして企画いたしました。是非、見に来て下さい。 特に、若い皆様に来て欲しいと思っています。

【イベントの流れ】
 まず、是非、見て頂きたい「ひめゆり」を第1回目の上映、午前10時30分から12時30分まで上映いたします。次に、お昼を挟んで13時30分よりゲストを迎えてのシンポジウムを行います。そして、途中からいらした方のために第2回目の上映を 午後3時30分より上映いたします。

【イベント内容】

 本企画の映画は勿論すばらしいのですが、特に、二回上映される映画の間に実施するシンポジウムに重要な意味を持たせています。

 テーマを「想思樹の詩/別れの曲(作詞 太田 博少尉)に託す平和の願い」と題し、実際のひめゆり証言者や太田少尉の親友、元部下の皆さんをパネリストとしてお招きし、約1時間30分間お話を伺いする等の貴重な時間を設けております。

 慰霊の日を前に「ひめゆり」の映画を観ていただいた上で、生き残った「ひめゆり」の証言者の方々とのシンポジウムでの語り合いのなかから当時を追体験し、平和の尊さを改めて学んで行きたいと思います。

(1)「ひめゆり」長編ドキュメンタリー映画の上映会
【映画上映会/2回上映】
・第1回目上映 午前10時30分上映 (10時開場予定) ・第2回目上映 午後3時30分 上映 (シンポジウム終了後開場予定)
(2)慰霊の日シンポジウムの開催

【慰霊の日シンポジウム/1回開催】
・午後1時30分(午後1時開場予定)
 シンポジウムのテーマ:― 相思樹の詩/別れの曲(作詞/太田 博)に託す平和の願い

【テーマの説明】
「相思樹の詩/別れの曲」は、沖縄戦において25歳で亡くなった太田博(陸軍少尉)が、ひめゆり学徒隊の為に作詞した曲のタイトルで、その曲は、ひめゆり学徒隊の生徒達に親しまれ、この歌を歌いながら死んでいったともいわれています。そこで、その曲にまつわる話を傾聴し、平和の尊さを語り継ぐ時間にしたいと考えています。

太田 博 (享年24歳)

なお、イベント詳細については、要綱チラシ等を参照。

2007.8 日本を代表する映画評論家・映画監督、水野晴郎さんから、映画の感想をいただきました。

戦中派の私は、「ひめゆり学徒」の事はよく知っていました。

しかしこんな風に、いまだに戦争の傷跡を引きずっていたのかと

ショックを受けました。

戦争のむなしさ、酷さを知ってほしい。

これはドキュメンタリー映画だけれど

それ以上にドラマチックなものを感じられる映画です。

若い人にぜひ観て頂きたい映画です。

水野晴郎(映画評論家・映画監督)

2007.3 沖縄の土地と人を愛してやまない、日本を代表する舞台演出家、宮本亜門さんから、映画の感想をいただきました

私の一生のお願いです。「ひめゆり」を観てください。

出来れば世界中の人に観てほしいのです。

次の世代に伝えてほしい、現実を感じてほしい。

心がここに詰まっているからです。

「ひめゆり」の中で話してくれた方々に

心からお礼を言わせてください。

「本当にありがとう」

その想いを胸に僕も生きて行きます。感謝。

宮本 亜門(演出家)

2006.11.06 沖縄出身の歌手Coccoさんが、映画を観ての想いを、彼女が毎日新聞に連載していたコラム「想い事。」に書いてくれました。

映画の完成を待たずに3人の証言者が亡くなっている。

ひとつひとつ私たちは失くしていく。全てを失くす前に叶えたい。

おばぁたち、待っててね、なんにも分かっちゃいない私はせめて

おばぁたちが好きだった歌をうたおう。

鮮やかに見えるようだ。壕の中の笑い声。

あなたが笑ってくれる歌を届けるからね。

“忘れたいこと”を話してくれてありがとう。

“忘れちゃいけないこと”を話してくれてありがとう。

歌手 Cocco (毎日新聞「想い事。」より)

クランクスとは?(クランクスの紹介)

 私たちは、日頃「遊び」をとおして、お互いの親睦を図り、障がいの有無に関わらず横 の繋がりを大切にした「仲間」づくりを目ざし、常に、「共に生きる」をテーマに、「福祉」 や「バリアフリノー」、そして「まちづくり」等の活動に進んで参加していくことを目的に したボランティアサークルです。

 毎週定例会(火曜日の午後8時)を開催。ユンタクの中から色々なアイディアか飛び出 し、それが即イベント実施に繋がります。(とにかくフットワークの軽い団体)

 これまで、障害者との交流コンサート(89・98年)を浦添市民陸上競技場と市民会 館で開催し、3、000名の障害者・一般市民が集めたコンサートや障害者福祉マップ・ 障害者観光マップの調査発行、沖縄本島縦断24時間車いすマラソン、「手動式車いすサッ カー」(クランクスが考案/浦添市から発信したユニバーサルスポーツです)等、これまで、 障がい者福祉やバリアフリー等をテーマに活動してきました。(今年で何と20周年!)

車いすマラソン

車いすサッカー

 また、会員は現在25名、上は50代から下は20代まで幅広く、職業も舞台照明業か ら社協職員間で様々です。とにかく、ユニークな団体です。(県内のボランティア団体では 有名?です)

 なお、クランクスでは会員も常時募集しています。興味のある方は遊びに来てください。待っていま〜す。

掲載日:2008/5/29

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