三線の製作過程も見学可能なギャラリー。メンテナンスの相談や質問を気軽にできる環境で、プロアマ問わず多くの人が訪れています。 |
木にこだわり、細かな仕事をするうち、三線職人が三線製作に使う材料を求めに来るようになったといいます。木材についてのアドバイスを惜しみなくしながら、販売を開始するようになりました。
好奇心旺盛な新城さんは、名器と謳われる開鐘の実物を見たり書物を読み尽くすなどして、三線についても造詣を深めていきました。信頼している先生の手ほどきも受け、三線作りに挑戦。今ではその技術を伝え、職人を育てるまでになりました。
「いい木を使う、いい張りをする、いい取り付けをする。この三拍子がそろって始めていい三線ができる」と新城さん。その全てを身につけた今、いい音をかき鳴らす新城工作所の三線に大きな自信を得ています。
ちなみに新城工作所は、木の伐採を一切していません。ヤンバルで拡張工事などによって切り出されてしまったり、廃材となる樹木を利用。自然を守ることにも力をいれています。木精新城ならではのこだわりのひとつです。
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