今年の5月から9月にかけ、浦添市内のアパート駐車場において、特定の車のタイヤを鋭利な刃物でパンクさせる器物損壊事件が連続して発生しました。
犯行当初は、車体にキズを付けたりマジックで落書きするという事案でありましたが、犯行は段々とエスカレートし、鋭利なアイスピック様な物でタイヤを突き刺しパンクさせるという悪質な事案が連続犯に発展しました。
浦添警察署においては、犯人を早期に逮捕しなければ被害者に直接被害が及ぶと判断し、専従体制で現場周辺での聞き込み・張り込み捜査等に加え、被害者やアパートの管理人に対し、駐車場への防犯カメラの設置指導など自主防犯対策を講じていました。
そうした中、防犯指導に基づき設置した防犯カメラに犯人とその犯行の様子が見事に録画されました。その画像等から、犯行曜日・時間帯等を絞り込み、張り込み捜査を継続しました。
そして、本年9月26日午後11時頃、防犯カメラに録画された犯人に酷似する被疑者が駐車場に現れ、アイスピックで被害者の車のタイヤを突き刺したところを現行犯人として逮捕しました。
今回の事件解決は、被害者が
○ コストを掛けて防犯カメラを設置したこと
○ いつも防犯について気にかけていたこと
○ アパート管理人が快く張り込み捜査に協力してくれたこと
で犯人を逮捕することができました。
このホームページをご覧の皆さん、警察ではパトロール等の警戒活動や各種捜査等により地域の安全・安心確保のため日夜努力しているところですが、その安全・安心は警察の力だけで守れるものではありません。
この機会に、防犯ビデオや照明設備等防犯設備の設置を検討してはいかがでしょうか。
防犯設備は、ホームセンターで購入することができます。また、防犯にいつも気に掛けコストを掛けることで犯罪を防止することができます。
警察では、犯罪を防止するために「５つのかける運動」を推進しています。皆さんも下記の「５つのかける運動」にご協力下さい。
１ いつも防犯について「気にかける」
２ いつでも「鍵をかける」
３ 鍵をかけたかチェックに「手間をかける」
４ 防犯装置・器具に「コストをかける」
５ 外出の際には隣近所に「声をかける」
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