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浦添警察署長 石垣 用秀 |
新年明けましておめでとうございます。浦添警察署長の石垣でございます。
昨年は、地域の皆さんのご理解とご協力を賜り比較的平穏な一年を送ることができました。署員151名を代表して感謝申し上げます。
さて、浦添警察署では、昨年10月から「ビジネス・モールうらそえ」のサイトを介して地域の安心・安全に係わる情報を発信してきました。
浦添警察署管内における主な事件事故について昨年を振り返ってみましょう。
【交通関係】
8月に相次いで発生した伊平屋村での飲酒運転交通事故死亡事故、福岡市での飲酒運転交通死亡事故を契機に、改めて「飲酒運転は犯罪」であるという意識が啓発されるとともに官民をあげての飲酒運転撲滅に向けた様々な取り組みが行われました。
当署管内では、交通死亡事故5件5人発生し、うち2件は飲酒に絡む事故でした。
また、飲酒運転など事故に直結する悪質な交通違反の検挙件数は
- 飲酒運転 735件(警告271件)
- スピード違反 1,413件
- 信号無視 449件
- 無免許運転 151件
となっており、全体として平成17年より漸減しておりますが、飲酒運転だけは増加するなど、決して楽観できるものではありません。
今年も引き続いて飲酒運転撲滅に向けた県民一人一人の意識改革が求められるところであります。
【刑事関係】
昨年は、社会の耳目を惹く事件が発生しましたが、地域住民の協力により無事解決することができました。主な事件を挙げますと
- 4月 歯科医師らによる逮捕監禁・身代金目的拐取事件解決
- 6月 西原町における女性殺人事件解決
- 8月 けん銃所持の男性を現行犯逮捕解決
- 10月 女子中学生誘拐事件解決
- 11月 県知事選挙における現金買収事件検挙
等があります。
犯罪件数は減少傾向を続けておりますが、全国的に子供を狙った凶悪事件が多発する中、当署管内でもその前兆事案といえる「声掛け事案」が発生した他、オートバイ盗・自転車盗・忍び込み・空き巣狙い等、住民の身近な安全に係わる犯罪が依然として後を絶たないなど住民が求める“体感治安”の域にはまだまだ達していないのが現状です。
さて、今年は亥年です。私ども浦添警察署員一同は、地域の安全・安心を担う責任の大きさを自覚し、“猪突猛進”で取り組んでいく所存です。
おわりに、今年も「ビジネス・モールうらそえ」の力添えを受けながら事件・事故の発生状況、各種イベント開催状況など地域の安心・安全に関わる情報や話題をタイムリーに発信し、“どこよりも『安全で住みよい街』浦添市”作りに努めていきたいと考えておりますので一人でも多くの方々がアクセスして頂ますよう宜しくお願いします。
〜以上〜
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