『2009 東京ヤクルトスワローズ キャンプIN浦添』
ヤクルトスワローズ歓迎式2009年2月プロ野球12球団の春季キャンプが1日午前一斉に始まった。沖縄県内ではセ・パ9球団が始動、キャンプ初日から晴天に恵まれ各球団とも素晴らしいスタートを切った。浦添市では、監督2年目の高田 繁 氏率いる東京ヤクルトスワローズが沖縄(浦添市)でのキャンプ開始10周年を迎え、記念の出陣式が役所前より浦添球場前に変り盛大に行われファンの大歓迎を受けた。 式典では、太陽樹(てぃだーじゅ)による琉球太鼓とエイサー太鼓のおはやしで賑やかに迎えられ、清々しく東京ヤクルト・スワローズの選手団が出陣式に勢揃いした。 会場には、関係者や取材陣の他、わざわざ本土から観光でいらしたヤクルトファンの女性の方々や、地元のファンそして、少年野球の子ども達が憧れの選手達を一目見ようと朝から集まっていた。 早速、歓迎の花束贈呈が行われ、てだこレディーから高田監督と選手を代表して石川雅規 選手会長が歓迎の花束を受け取った。 高田監督が歓迎へのお礼の挨拶で「今年はヤクルト球団が40周年、又、沖縄での浦添キャンプも10周年という大きな節目であります。皆さんの応援に応えてなんとしても優勝したい。2月いっぱいしっかり練習して優勝を確実に狙えるチーム作りをしていきたいと思います」と今年にかける意気込みを挨拶に滲ませていた。 最後に激励と閉会の挨拶を浦添市観光協会副会長の仲吉良次さんが行い「東京ヤクルト・スワローズはユニホームも新しくなり、天気も味方し最良のスタートを切る事ができました。浦添でのキャンプ中、怪我が無く、充実した練習で技術を磨いていただき、是非、10周年の今年、優勝をお願いしたい。」と述べた。 終了後、高田監督は関係者と浦添キャンプの10周年を記念して沖縄の高級木「黒木」を球場の傍に植樹した。 選手達は新しいユニホームに着替えて浦添球場に入り、汗ばむような最高気温23度という雲ひとつない晴天の中、早速、球場でウォーミングUPを始めた。午後からは、バンド・バスターのバッティング練習を黙々とこなし、最後はフリーバッティング!青木選手(23)を始め、他の選手達も待ってましたとばかりに、競って思いのたけのフルスイング。コーン!コーン!と快音を球場に響かせていた。 バッティングが終ると高田監督が両手をお尻のポケットにつっ込んだまんま小走りで走り出した。小生の目の前を通り、球場から消えようとする監督に「監督終りですか?」「どこいくんですか?」と思わず聞いてしまった。「今からだよー!ん〜 着いといで!」と言って控え所の中へ消えてしまった。 外では、青木宣親選手(23)が報道陣に捕まりインタビューコーナーに立たされて、あれこれと聞かれていた。 青木選手はテレビのスポーツ番組や新聞・雑誌記者達の質問に答えていたが、殆んどがWBCに関する質問で「今年は練習を12月頃から始めたそうですが、WBCに向けての・・・。」とか「WBCではバットを、特性の物に変えるんでしょうか?」という内容でした。答えは「オリンピックで失敗したので今度は変えません!」でした。納得!(笑)・・・。 大勢の報道陣たちが黒だかりに青木選手を取り囲んで取材インタビューすることに夢中になっている最中でした!その脇をするっと2本のバットを持った小柄な人影がすり抜けて行ったことに誰も気付いていなかった。その時、小生は一番後ろで青木選手の受け答えを聞き逃すまいと顔を横にして耳を澄ましていた。すると目の前を高田監督が振り向きもせず2本のバットを持ってスーっと出て行くではありませんか。小生以外、誰にも気付かれずに球場の外へ、また小走りに近い早歩きで目的地に向かった。高田監督に「着いといで」と言われた事を思い出し、インタビューを諦めて追いかけた。追跡しょうとすると後から選手が二人、コーチが一人と、慌てて監督の後を追って小生を追い越していった。 行く先はサブグラウンド、小生がカメラ機材を担いで着いた頃にはノックが始まっていた。高田監督直々の個人ノックである!個人ノックに指名されたのは畠山和洋選手(33)一塁手と、田中浩康選手(7)二塁手である。交互にノックをするのが守備・走塁コーチの土橋勝征コーチ(75)で、高田監督と交互に遠慮なく早い打球を二人の選手に向けて右へ左へと飛ばしていく。 捕れないと「どーした!どーしたー!」と喝がとぶ、流石に田中選手は二塁手だけあって、軽快な身のこなしで打球を処理するが、畠山選手は大柄な体格なため、とても辛らそうで、高田監督から右へ左へ振られ、息絶え絶え、それに比べ監督は、元気ハツラツ、「オロナ○○○」いや、「ヤクルトジョア」って感じでした!(笑)
初日の取材はこれまで・・・・。 「皆で浦添球場のヤクルトキャンプを応援しましょう!」 【東京ヤクルトスワローズのスケジュール】
※スケジュールは変更になる場合があります。 |
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掲載日:2009/2/2 |