『2009 東京ヤクルトスワローズ キャンプIN浦添 vol.3』
2009年2月12日ヤクルトキャンプ紅白試合
青木選手が4打数3安打の固め打ちで大活躍!
キャンプ12日目の今日は、ヤクルトスワローズ今年のキャンプ初めての練習試合が紅白戦として午後1時から行われた。チーム構成はおおよそ一軍のレギュラー候補選手(紅)チームと、一部一軍も混ざった二軍精鋭選手(白)チームの対戦である。
今年はWBCに向けた体づくりに励む青木選手に引っ張られ、他の選手達も一月早く準備が出来ている様子。昨年の紅白戦と比べると、選手の交替も殆んど無く緊張感があり、試合の完成度はとても高く、明らかに違っていた。まるで3月のオープン戦に望む選手達の様なのだ。
(紅)チームの選手紹介します!
キャッチャー(9番)新田玄気選手(32)
サード(6番)畠山和洋選手(33)
ショート(2番)川島慶三選手(00)
セカンド(7番)田中浩康選手(7)
ファースト(1番)野口祥順選手(55)
レフト(3番)青木宣親選手(23)
センター(8番)武内晋一選手(8)
ライト(5番)飯原誉士選手(9)
【1回表】
青木宣親選手(23)が一回からフル出場で大活躍!
(紅)チームの専攻で始まり、2アウトから3番、青木選手の登場に期待が高鳴った!(白)チームの先発は山本斉投手(63)、青木は6球目を鋭く振り、レフト線へ きれいなライナーを流し打った!青木が走り、今年の初ヒットは二塁打から始まった。その後、宮出が続き1・3塁となったが後続が振るわず得点には至らなかった。しかし、青木選手の幸先の良い活躍が光った。
【1回裏】
(白)チームの攻撃も、負けずに惜しいシーンがあった!
その裏、(紅)チームの先発として増渕竜義投手(22)が投げた。
増渕は先頭打者の森岡良介選手(68)を歩かせてしまう。
二人目の三輪選手(60)をセンターフライ(1アウト)に討ち取るが、三番、上田剛史選手(50)にレフト前に運ばれ、
1塁ランナーは一挙に3塁へ向かう。
しかし、ライトを守る飯原誉士選手(9)の三塁への好返球
飯原のレーザービームが勝り、間一髪で2アウト! その間、打った上田が2塁へ。
増渕は続く松本ユウイチ選手をセカンドゴロに打たせ、田中浩康選手(7)の軽快な捌きで一回を無事終えた。
【2回表・裏】
両チームとも(白)山本投手(63)と(紅)増渕投手(22)両投手の好投でシャットアウト。
【3回表】
青木選手(23)が上手くレフト線へ放ち一塁へ出るが、それ以外の快音は聞かれず、終える。
【3回裏】
ところが、その裏粘りを見せたのは(白)チームだった。代った(紅)の高市俊投手(14)から2アウト、
森岡選手(68)がレフト前にヒットを放ち、
続く三輪選手(60)がセンター前にしぶとく運びランナー1・3塁とする。
更に上田選手(50)が素晴らしく粘りを見せ四球を選び満塁となった。
打席には松本ユウイチ(31)選手が入った。ユウイチは3球目をおもいっきり引っ叩いた。
その打球はショート頭上の弾丸ライナー、守る川島選手(00)も渾身のカエル跳びで打球に反応するが、打球は僅か川島のグラブの先を弾き、左中間へと転がった。
その間に、2・3塁のランナーが還り、(紅)チームから2得点を奪う(白)チームの猛攻で3回裏を終えた。
【4回表】
これに奮起したのが(紅)の下位打線、着実に得点を狙う戦術で5番の飯原選手と6番の畠山選手が四死球を選び1・2塁、そこに7番の田中選手(7)が正確な送りバンドで、より確実な得点圏にランナーを進めた。
1アウト2・3塁のチャンス到来!処が、8番武内選手(8)が真上に打ち上げてしまい一瞬、がっくり来る。
しかし、サードの吉本選手が何故か落球してしまい満塁となり、(紅)は更なるチャンスに恵まれる。
9番の新田選手(32)がセンターに犠牲フライを放ち、まず1得点返すが、
後続の野口選手(55)はチャンスを生かせずこの回の攻撃を1得点のみで終えた。
【4回裏】
(紅)の高市投手(14)は4回裏の(白)の攻撃を許さず今度は三人でピシャリと抑えた。
【5回表・裏】
5回から両チーム共、投手が代り、(白)松井光介投手(44)は見事な立ち上がりで三者凡退にした。
(紅)加藤幹典投手(16)はヒット1つ許すが他はスマートに打ち取る好投だ。
【6回表・裏】
続く6回も松井投手と加藤投手の投手戦となり、両投手とも共に攻撃を4人で抑える好投で終始しマウンドを降りた。
高田監督は二人の仕上がり具合に満足そうであった。
【7回表】
代って、(白)は西崎聡投手(30)が投手リレーの最後を投げた。
(紅)攻撃のチャンスメイクは1アウト、打順1番の野口選手(55)のセンター前ヒットから始まった。
塁に出た野口は直ぐに二塁盗に成功!得点圏に入りホーム還りを伺う。
直後、鬼崎選手(46)がセンター前に放った打球に
野口選手が素早く反応し、生還、2点同点とする。
お次はWBC代表として、期待の青木宣親選手(23)だ!青木選手は初球を迷わず狙い撃ち、見事に左中間を深々と割る二塁打。
一塁ランナーの鬼崎選手(46)は余裕でホームへ還り3点目を奪い逆転とした。
本調子の青木選手(23)は空かさず三塁へ盗塁成功!
代打の福川選手(37)が腹部にデッドボールを受け
1アウト・ランナー1・3塁とする。
チャンスは続き飯原選手(9)がライトへ、きっちりと犠牲フライを大きく打ち上げ、
青木選手がタッチアップでホームに突っ込む、ライトからダイレクトにバックホームの好返球が帰って来た。間一髪、青木選手が生還し4点目を得る
その後も(紅)の攻撃は止まず、畠山選手(33)がライト前にヒットを放ち、1・3塁となった。
最後に代打で川端慎吾選手(36)が振るわず7回表3得点追加し終えた。
【7回裏】
加藤幹典投手(16)に代って最後は花田真人投手(24)が投げ2凡打1三振で(白)の攻撃を抑えた。
【8回表・裏】最終回
(紅)の攻撃の勢いは8回も続き3ヒット・1死球で2アウト満塁まで行くが得点に結びつかず最後の攻撃を終えた。(白)も2塁打一本にとどまり追加得点できず8回裏で紅白戦は終了した。
監督インタビュー
新戦力も意図的に使いました。今年は今のところ故障者もいませんし、皆、体の仕上がりが早い様に感じます。守備は上が多いので競争が激しくなると思います。全て今からです。今日、青木がレフトを守ったのは本人が希望しての事、多分WBCで何処になっても大丈夫なように調整してるんでしょう。
ダブルプレイシーン
「皆で浦添球場のヤクルトキャンプを応援しましょう!」