◆地域教育情報 『 てぃーだぬふぁー通信 』 は、学校・ＰＴＡと地域を結び付ける社会教育活動として行っています。どうぞ宜しくご愛読ください。

牧港小学校は由緒ある地にあります

　浦添市立牧港小学校は、沖縄県の歴史の中で第１代の瞬天をはじめとして、その後の三代の王様の出身に縁をもち、その王都２００年の間の経済的繁栄や文化的発達を支えた「牧港」の地にあります。
「牧港」という地名以外にも、「硫黄洞」や「鍛冶屋洞」などの地名が残っていて、貿易港としての歴史的役割を偲ばせます。
　自然環境を地形の面から観てみますと、地質がよく水源地も豊富なことから、もともとは畑作が盛んに行われていて、サツマイモやサトウキビを生産していて、稲づくりも行われていたそうです。
　太平洋戦争が終わって後は、「１号線」（現在の国道５８号線沿いであるという交通の便と、水資源の豊富なことから電力会社、牛乳加工工場、清涼飲料メーカーの工場が相次いで建設され、現在では、金融、流通、交通産業、スーパーマーケットなどが軒を連ねています。
　また、交通の便のよさから、ベッド・タウン的な側面をもった地域に牧港小学校はあります。

自主・自立・創造を基調に

　牧港小学校では、「自主・自立・創造」を基調に学校運営にあたっています。
「自主」とは、公教育の使命を自覚し、子どもたちに未来社会を自主的・主体的に生きる力を育みたいという考えを込めています。
「自立」とは、２１世紀という激しく変化する社会にあっても、豊かな心を持ちたくましく生きることのできる知・特・体の調和の取れた児童の育成を目指したいと考えてのことです。
「創造」とは、先に述べました「牧港」という地のもつ歴史や特性を踏まえながら、地域に誇りをもつとともに、国際社会の中で共生できる力を育みたいとの考えを込めています。
　

学校の教育目標は

　「自主・自立・創造」を基調として、「真理を大切にし、平和で共生する社会・環境を生き抜くたくましい力と豊かな心を持った児童の育成」を目指して、次の教育目標を設定しています。

　『豊かな心を持ちたくましく生きる子どもの育成』

　これは、下に記述してありますように、４つの具体的な「子ども像」（具体目標）で、表現して、全職員でその具現化を目指しています。

・よく考えすすんで学習する子

・思いやりのある子

・たくましくねばり強い子

・明るく健康な子

基礎・基本を重視して「確かな学力」

　沖縄県では、地域社会や保護者と連携しながら、学校教育の場で、長い間子どもたちに「基礎学力」をつけようと全県総ぐるみの運動を行っています。
　牧港小学校でも、教職員の校内研修を活性化して、子どもたちに「確かな学力」をつける取り組みが行われています。
　

（家庭学習帳１０冊達成の賞状）

（子どもが入学する方々への説明）

体験的な活動を重視した学習活動

　実際に体験することが少なくなっている子どもたちのために、色々な体験的な学習活動を実施しています。
　

地域の方々が学習支援ボランティアで活躍

　学校の授業をよりよくしようと、地域の方々も積極的に授業の講師になってくださっているおかげで、学習面で成果を上げています。

　地域の方々の協力で、１年生は、幼稚園生との交流学習を何度かしています。
　２年生は、「世代間交流学習」ができました。お年寄りから昔の遊びについて教えていただきました。
　３年生は、「キャリア教育」として、地域の商店街やスーパーで働く人々へのインタビューで、働くことの大切さを学んだり、助産施設の方々と「一鉢運動」をしました。
　４年生は、「福祉教育」で車いす体験や、目隠しして歩いたりする体験で、障害をもっている方々との共生の力を身につけるよう努めました。
　５年生は、年間を通したキャリア教育を行いました。特に、「セカンド・スクール」は、農業体験や漁業体験など宿泊をしながら学びました。
　６年生は、未来に夢を抱くよう、東京ディズニーで働いている方から、挑戦することの大切さを学んだり、高校生から高校生活へのアドバイスを直接受けることを実施したり、夏休みの課題として「職場見学」を実施しています。

「全日本小学校ホームページ大賞」で沖縄県優秀賞
　平成１８年９月１５日、「第４回全日本小学校ホームページ大賞」の選考において、牧港小学校が沖縄県優秀校として表彰されました。
　

牧港小学校ホームページ