てぃーだぬふぁー通信 第25回 - 港川小学校 PTA会長 三輪 華江子◆地域教育情報 『 てぃーだぬふぁー通信 』 は、学校・PTAと地域を結び付ける社会教育活動として行っています。どうぞ宜しくご愛読ください。 港川小学校PTA紹介 PTA会長紹介
『親の一役!子どもが主役!』 港川小学校のPTA会長を務めさせていただいて2年目になります。学年委員長、家庭教育学級の運営委員長、PTA副会長を経て会長になり、どのようにしたらPTA活動がスムーズに行えるか、学級役員が楽しくPTA活動するためにはどうしたらいいのか・・・を常に考えていました。結論は、PTA活動を『楽しむ』ことだと思っています。 楽しむにはまず、何事も経験してみることです。朝の立哨ボランティア、第3金曜日の夜間街頭指導、毎月12日の愛の声かけ運動、PTA作業、広報誌作り、読み聞かせの会ルピナスにも所属して読み聞かせも行っています。すべてに楽しんでいます。『なんで、こんなことをしなくてはならないの・・・』と思って活動すると、楽しくないと思いませんか。PTA活動はすべて、子どもたちの健やかな成長を促す活動で、子どもたちの笑顔が見られる活動だと思っています。子どもがいるから経験できる貴重な活動です。子どもたちに感謝し、PTA活動を笑顔で楽しんでいきましょう。 港川小学校PTAの特色ある取り組みについて紹介していきます。 合言葉港川小学校PTAでは『親の一役!子どもが主役!』を合言葉に、PTA活動に取り組んでおります。学級役員の方たちだけでなく、PTA会員の皆様一人一人の小さな力の結集が、子どもを主役にするという大きな力の結晶を作っていくという意味です。 専門部活動の学年担当制専門部活動を学年担当制(一つの学年が一つの専門部を受け持つ)にして、8年目になります。
以上が港川小学校PTAに設置されている専門部です。 学年担当制にすることで、同じ学年なので学級委員同士の連絡が取りやすく、子どものことなども相談しやすいことが利点です。欠点は、毎年違う専門部に携わることになるので、戸惑うこともありますが、その年毎に活動記録を残し、年度初めの学級委員研修会で細かく引き継ぎを行っています。引き継ぎを行うことで、一つ上の学年の人とも仲良くなり、その学年の情報も少しわかり、とてもいい交流ができます。また、PTA副会長がそれぞれの専門部を2つずつ担当しているので、わからないことは副会長と相談しながら進めることが出来、安心して活動が出来しています。 L・ベルマーク部Lマークは『明治牛乳で、私たちの学校へ世界の名画を贈ろう!!』の取り組みで集め始めて10年たちます。今までに、「ゲルニカ」(ピカソ)、「イレーヌ・カーン・ダンヴェルス嬢の肖像」(ルノワール)、マ「笛を吹く少年」(マネ)、「モナリザ」(レオナルド・ダ・ビンチ)、「落穂ひろい」「羊飼いの少女」(ミレー)、「凱風快晴(赤富士)」(葛飾北斎)の名画と交換しました。小学校の2階の渡り廊下に展示してあります。来校の際には是非ご覧下さい。 ベルマークは集め始めて4年目になりますが、まだ何も交換していません。学校が子どもたちのために必要としている物と交換していく予定です。 環境整備部年3回のPTA作業は、お父さんの姿が多いです。日ごろのPTA活動はほとんどお母さんですが、ここぞとばかりにお父さんが登場し、活躍してくれます。 文化教養部童話・お話大会の学校代表を決めるまでの、資料作りから配布まできめ細かく行います。校内で行われる学年代表選出は教室を借りて、司会進行・時計係りは文化教養部、審査は各学年の先生方とPTAで行い、発表も緊張感を保ちながら進めていきます。学校代表選出大会は体育館で開催し、浦添市の大会さながらに行います。発表をする学年代表の児童は練習してきた成果をしっかり発表し、聞く側の児童は真剣に聞いています。平成18年度の浦添市童話・お話大会で高学年女子の部で最優秀賞になり、沖縄県童話・お話大会でも最優秀賞に輝きました。平成20年度の浦添市童話・お話大会では、低学年男子の部で最優秀賞に選ばれ、平成20年12月5日那覇市立仲井真小学校で行われる、県大会へ出場します。応援へ行ける方は応援へ行きましょう。 校外指導部毎日の朝の立哨、第3金曜日の夜間街頭指導は各学年クラスを割り振って行っています。集合場所は港川中学校、牧港小学校、港川小学校を月ごとに交代しています。まず、午後8時30分にその月の担当の学校へ集まり情報交換を行い、午後9時〜10時の1時間、港川中学校区をいくつかのコースに分けて歩きます。1時間ですが、参加したPTAや地域の方、先生方といろんなことを話しながら歩くので、あっという間に1時間経ち、いい運動にもなります。 総務部PTA総会、謝恩会の資料作りや、当日の受付などを行います。 平成21年度は、港川幼稚園・小学校が30周年を迎えますので、記念事業に向けての準備も始めています。 保健体育部PTA親睦ソフトバレーボール大会の開催、浦添市PTA連合会主催、単位PTA対抗ソフトバレーボール大会への呼びかけをします。市P対抗ソフトバレーボール大会は平成19年に続き、平成20年度も準優勝でした。(新しく作成した、港川PTAのTシャツ効果もあったはず!) 広報部PTA新聞『みなとがわ』を年4〜5回発行しています。年度初めに発行する「先生特集号」は毎年好評です。手作りの新聞で、無理せず誰にでも出来る新聞作りをしています。広報部の方々は楽しそうですよ。 家庭教育学級部浦添市の生涯学習振興課からの委託事業ですが、運営委員は各学年PTAから1〜2名構成され、企画から運営まで自分達で行います。毎年いろいろな学習会を企画しています。どの学習会も講師を招いて行いますが、内容は子育てに関することが主ですが、子育てに活かせる自分磨きの内容の時もあり、まさに生涯学習の場です。参加した方はほとんどの方が「参加して良かった」とアンケートに書いています。一度も参加したことのない方は気軽に参加してみてください。
《学習内容》 その他その他に組織図に入っていないボランティア活動として、全学年PTAからの希望者で『パパくらぶ』・『清掃ボランティア』・『ガーデンボランティア』を募集しています。 『パパくらぶ』は、お母さんでは出来ない活動、例えば、運動会や学芸会などの駐車場係りや、PTA行事でテントを設営したい時のお手伝いなど、お父さんなら強力に協力できるものを単発でお願いしています。 『清掃ボランティア』『ガーデンボランティア』は、毎月第2火曜日を活動の日と決めて、花壇の手入れや、子どもだけではなかなか行き届かないトイレの清掃を手伝ったりしています。 読み聞かせボランティア『ルピナスの会』活動は12年目を迎え、PTA会員だけでなく、地域の方々の応援もあり、毎週月曜日に全学年全クラスに入れるほどボランティアで活動してくださっています。(詳しい内容は、ビジネスモールうらそえの《ティーダな出会い》の森田弘美さんのコーナーをご覧ください) PTAのTシャツ念願だった港川小学校PTAのTシャツを作りました。背中のシーサーのイラストと文字デザインは三輪PTA会長作です。Tシャツの色は、緑豊かな港川小学校をイメージして、黄緑色です。 Tシャツのデビューは「浦添市PTA連合会主催単位PTA対抗ソフトバレーボール大会」で、この港川PTATシャツがみんなの力を引き出し、見事に準優勝することが出来ました。(^_^)v(2年連続準優勝なので、来年は優勝目指します!) 行事の時には着用し、PTAのアピールをしていきたいと考えています。 特別委員会毎年PTA予算の中に、子どもたちのために行う催し物や講演会などに使える予算が組まれています。10年前までは『 港川夏祭り』を開催していましたが、祭りが終わったあと、なかなか家に帰らない子どものパトロール等大変だったことから、違う角度から子どもたちのためになることを催してみようということで、CAP(自分の身は自分で守る術を教わる)を開催したり、劇団大地を招いて『環境問題』を演劇鑑賞したりしてきました。 平成17年度からは港川っ子フェスティバルを行っています。今年で4年目です。
平成17年度『第1回港川っ子フェスティバル』はアジアチャイルドサポートセンターの池間哲郎氏の話を4〜6年生の児童が聞き、アジアの貧しい国に井戸が掘れるとたくさんの子どもの命が救えるというお話から、まず、児童会で募金活動がはじまり、PTAがチャリティーバザーで募金活動しようと考えたのが始まりです。1回目のチャリティーバザーでは24万円近く集まり、ミャンマーに井戸2基を掘ることができました。 平成18年度『第2回港川っ子フェスティバル』は地球温暖化で水没してしまいそうな『ツバルの国』の講演会を開催しバザーも行いました。募金とバザーの収益は、アジアチャイルドサポートセンターへ寄付し、また、赤い羽根へも募金しました。 昨年平成19年度『第3回港川っ子フェスティバル』 は下記にも触れますが、来年の平成21年度、港川小学校・幼稚園の創立30周年記念事業に向けての資金造成を目的に行いました。文部科学省からの子ども放課後プランの中の太鼓教室の発表を行ったり、教職員バンドが歌ったり、楽しいセレモニーも行いました。また、手作りの小物やカレー・ジューシー・ホットドッグ・パンなどを販売したり、子どもが遊べるコーナーとして、ペットボトルボーリングやストラックアウトなど設けたりして、大盛況のフェスティバルとなりました。飲食コーナーにおいては、ゴミの減量化を考え、那覇市リサイクルプラザから『エコ・フレンド号』を借り、使用したお皿・コップ・スプーンはエコカーの中で洗って使ったのでゴミはほとんど出ず、燃えるゴミ袋の1枚に収まりました。 いよいよ今年は、ホップ・ステップ・ジャンプのステップの年。『第4回港川っ子フェスティバル』で、昨年大盛況だった手作り小物は、手作り隊を募集して作り始めています。バザーの収益はすべて30周年記念事業へ積み立てます。昨年同様の内容ですが、新しい役員で新たなアイデアを検討中です。 第4回港川っ子バザーは、平成20年12月6日(土)開催予定です。 30周年記念事業港川小学校・幼稚園は来年、平成21年度に創立30周年を迎えます。30周年記念事業に向けて、実行委員会を立ち上げ、資金造成、記念誌発行、記念式典開催に向けての準備も始まっております。 資金造成の一つに「アルミ缶回収」事業があります。参観日やPTA作業のある日にアルミ缶を持ってきてもらい、換金し資金造成の積み立てにあてています。大きなアルミ缶型看板を作成し、30周年のアピールも兼ねて回収しています。 学年行事PTAの学年行事はそれぞれの学年で、学年PTAと学年の先生方と話し合い、いろんなことを行っています。
最後に港川小学校PTAはたくさんの大人の小さな結集で大きな力の結晶が出来ています。もっと大きな結晶が作れるように頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。 |
掲載日:2008/11/21 |