今年の11月4日土曜日、午前9時30分から約3時間浦添市港川在「下港川球場」で浦添警察署の警察官、浦添市青少年センターの少年指導員・相談員は、深夜徘徊（はいかい）などで補導された少年ら7人と理解し合い、信頼関係を築こうと、少年の居場所づくりを目的としたちゅらさん親善野球大会を実施しました。

　同センターの青少年相談員や市内の小中学生ら7人と署員17人で混成チームを組み、野球を楽しみました。
　少年らも署員らと同じようにはつらつとした表情で白球を追いかけ、互いのファインプレーにエールを送る姿も垣間見ることができました。

　試合後にバーベキューパーティーが開かれ、焼きそばや焼き肉を全員で囲み、鉄板から漂う香りに少年達は食欲をそそられ、完食するとともに、スポーツ後の爽快感のせいか、どの少年からも笑顔がこぼれていました。
　また、青少年センター相談員の古波蔵さんが、得意の手品を披露し、これに興味を持った少年が、
　　「教えて。おれにもできる？」
と手品に挑戦する場面もあり、少年らに対して、周りの職員らの暖かい眼差しが注がれていました。

　少年らの問題行動を解決するには、反発する少年らをしかるだけでは解決しません。交流を通して、少年達の意識と大人との信頼関係が大きく変化することを感じた野球大会になりました。