浦添市民の皆さん!浦添警察署より今年に入ってから6月末迄に市内で発生した「身近な犯罪発生状況」(平成20年1・2・3・4・5・6月累計)の グラフが届きましたので、皆様へご報告いたします。
6月に発生した犯罪の特徴としては、 『車上狙い』(車上荒し)が4件各地域で発生しており、昨年比+20件で合計49件も被害が出ています。更に『自転車盗』においては、5件の発生、昨年比+17件の増加で合計71件も自転車が盗難に遭っています。又、『オートバイ盗』は6件の発生で、昨年比−13件ではありますが、合計55件も盗難が発生しています。
このように、自転車・オートバイの盗難が止まりません。対策としては、自転車 ・ オートバイは『 U字 ロック』で車体と車輪を固定し、駐輪パイプへ繋ぎ、2ロックして管理することが大切な防犯対策になります。 車上狙いの対策は、 車に大切なものは置かないことです。また、財布等の貴重品が入っていなくてもハンドバック・鞄などを車内に置くと窓ガラスを割られる可能性があります。ご注意を!
【車上狙いに遭わないために・・・】
これは、別方面からのお話ですが、西海岸のリゾート地域でも、車上狙いが横行していて、県民や観光客をターゲットにして、海岸での海水浴中の間を狙い車上を荒すという事件が中北部で発生しているとの事、その際、犯人は車から降りる人が持っている物(カバン等)を観察していて、持たずに降りる人の車が狙われているという話を聴きました。もしかすると、浦添でも同じではないでしょうか?犯人は実は近くから見ている!怖いですね!気をつけましょう!車に何も置かない!
【自転車盗の発生要因とは・・・】
※また、今年度に入り、自転車盗がこんなに増えていることに関して、昨年と違うのは地域の方々の市民防犯パトロールへの参加が減り、ちゅらさん運動が少しトーンダウンしてきている事に関係があると思えます。浦添警察協議会での浦添署からの報告では、自転車の盗難事件の犯人を捕まえて見るとほとんどが中高生だそうです。なので、私たちが子どもの頃のように大人が子どもに注意を払うことをしなければ、子どもたちは良くなりません。ほって置くと非行がエスカレートして、犯罪に手を染めていくのです。ですから、やはり地域の子は地域で育てるという従来のやり方に立ち帰り、この夏休みの期間中は是非、青少年健全育成のための市民防犯パトロールへの参加にご協力お願いします。
【防犯管理について・・・】
自転車盗については、ほとんどが学生の通学用自転車の盗難です。親が子どもに注意しても、子どもが自転車の防犯管理に関心が薄く、盗まれても、新しい物をまた買ってもらえるという意識をもっていると、この事態は変わらないと思います。家庭での子どもに対する自転車管理の防犯対策を改めて真剣に話合う必要があるのではないでしょうか。また、この事態を受け、特に中学・高等学校では、浦添署と協力し、学校で自転車の盗難防止・管理責任についての講習会などを持つことが必要だと思われます。
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【市民の皆様へ・・・】
犯罪を未然に防ぐためには、私たち市民の意識改善と防犯に対する協力が不可欠です。他人任せでは、犯罪は減りません。住んでいる住民一人一人の意識で、治安が良くなるのではないでしょうか。
健全な青少年育成のためにも、犯罪を起こしにくいまちづくりにご協力お願い致します。
つきましては、このグラフ資料から、それぞれの地域の犯罪発生状況を把握していただき、自らの地域の防犯対策に役立てて頂きますことを願いご報告させていただきます。
※平成20年7月の状況も近々ご報告致しますので宜しくご活用下さい。