『2008 東京ヤクルトスワローズ キャンプin浦添 vol.4』 |
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2008東京ヤクルトスワローズ ふれあい少年野球教室【前編】キヤンプ9日目、降水率50%の今日は選手達らが2時半過ぎに早々と練習を切り上げた。外で待っている子ども達のために「ふれあい少年野球教室」の準備をするためだ。
午前中なんとか持ちこたえていた曇り空も1時過ぎ頃とうとう雨が降り出してしまい、少し狭いが屋内練習場で午後3時に今年の野球教室は行われた。
それから投手、捕手、内野手、外野手の4グループに分かれての指導が始まった。投手陣と捕手陣はブルペンへ、内野手と外野手は屋内練習場を二分しての指導である。 内野手志望のグループはまずキャチボールからということで鬼崎裕司選手(46)と川端慎吾選手(36)が「こうやって真っ直ぐ胸に投げるんだよ」とお手本を見せた。 それが、さすが、ピシッ、ピシッと胸からはずさずに、段々と早くなっていくと「スゲー」と子どもらが感心しきり。 「それでは、みんなで、始めましょう!」と憧れのプロの選手達と並び、いっしょにキャッチボール、子ども達も大ハリキリでした。 今回の野球教室監督代行・ベテランの宮本慎也選手(6)と選手会長の城石選手(10)がその様子を見て、城石「いい感じですね宮本先輩!」 宮本「それでいい・・・」といった感じで、さすが全日本のキャプテン宮本選手、貫禄がちがう。 ところで、お隣では外野手志望の子ども達を集め、外野手の宮出隆自選手(43)が「外野ゴロは、こうやって走って来てすくい上げるように取るのだよ」等と詳しく手解きの講義をしていた。 よく見ると、いつの間にか、ここにもベテラン宮本選手(6)が現れ青木宣親選手(23)の後ろにひざまずいて座り「宮出は、なかなかいい指導してるじゃないか。」と後輩の指導振りに感心して、全日本仲間の青木選手に話掛けているようでした。 「では、今教えた事を練習しましょう!」と宮出選手の号令で外野ゴロと、フライの取り方の実践が始まった。いきなり外野ノックではなく、まずは、中尾敏浩外野手(56)が投げる球をゴロとフライで取るタイミングをつかむ練習だ。 その頃、となりの内野教室では選手会長の城石徳之選手(10)がバットを握り締めて「いくぞー!」と内野志望の子ども達へ内野ゴロのノックが始っていた。 子ども達は、「さー来いー!」と2手に分かれて交互に城石選手のノックを受けては後ろに並び、早く自分の番が来ないかと待ちどうしそうに目を輝かせてプロ選手からのノック練習を楽しんでいました。 そこに、またもやベテラン宮本選手登場!傍で観てて、子ども達にノックするのが楽しそうに見えたのか?「俺がやる、バット貸してみろ」と言って後輩の選手からバットを取り上げた。宮本選手のノックが、かくして始まった。宮本「どうした?未だ未だだぞー!」少年「よっしゃー来いー!」 宮本「こっちだ、こっち!」 少年「うぉーりぁー!」と盛り上がる、盛り上がる。さすが、全日本のキヤプテン!子ども達のやる気を出させるのがとても上手い。 ところで、外野志望の子ども達はどうなっているだろう。とお隣を覗いてみると「さーこーい!さーこーい!」と子ども達への外野ゴロのノックが始まっていた。外野手の中尾敏浩選手(56)がバットを握り「さーいくぞー!」とノックし、先ほど宮出選手が教えた外野ゴロの捕りかたのセオリーの通り、子ども達は丁寧に打球をキャチし、投げ返していた。(緊張しているのが分かる) そして、子ども達の近くまで行き、アップの映像を撮ろうと近づいたときのことでした。傍で見ていたいつもクールなヤクルトのスパースターの青木宣親選手(23)がカメラレンズを意識していきなり、「よ〜し!俺が見本を見せてやる」と子どもを撮ろうとしたカメラの前にオーバーなリアクションをしながらで出て来た。(えっ!) いきなりなので取材陣もビックリ!でしたが、場を盛り上げて子ども達を楽しませようとする青木選手の心意気が我々にも伝わりました。「こうやるんだよ!こう!」と言いながら「みてろ〜!」といいながらアクシデント!青木選手がフライを捕りそこなってしまったのだ!(わざと?)が、それでも「どうだ!ハッハッハ」と白い歯をみせ笑った。いきなり期待を裏切られた子ども達は大爆笑!(笑い)・・・これで緊張感がほぐれた。青木選手、意外と面白い所があるんだなぁと関心する。 緊張していた子ども達のハートを捕らえた青木宣親選手、今度は真面目に何度か捕りかたのお手本を見せてくれた。子ども達もスパースターの直々の指導に注目して大喜び!後ろで宮出選手が腕組みしながら「シマッタ、おいしところを青木に持っていかれた・・・」てな顔してましたよ。(笑) でも、最後は宮出選手(43)が子ども達を集めて「皆どうでしたか?」とミーティングを仕切った。「はい、君」と手を上げた少年を指名して、宮出選手は色々な子ども達の素朴な質問に対し親切丁寧に答えるのでした。 しばらくすると、選手会長の城石徳之選手(10)が現れ、城石「内野志望の子達の指導も終わったので、そろそろ全員集めてバッティングの指導をしたいんだが、打撃の講師は青木君の仕事らしい。」青木「なんで俺なんすか?」城石「全日本の3番だから。」青木「城石さんそれって、受けないジョークですよ!」城石「いいや、全日本のキャプテン宮本さんのご指名だよ」 青木「えー!宮本さんがですか?しようがないっすねー、了解です。」・・・・な〜んて会話があったのか無かったのか、その後、子ども達が全員集められ打撃指導のミーティングが始まった。やはり、講師は青木宣親(23)選手である・・・後編へつづく 【東京ヤクルトスワローズのスケジュール】
※スケジュールは変更になる場合があります。 |
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掲載日:2008/2/20 |