『2008 東京ヤクルトスワローズ キャンプin浦添 vol.7』 |
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2008東京ヤクルトキャンプin浦添 25日目の取材報告【前編】
第5クール最終日は・・・ 沖縄キャンプ、朝から真夏のような晴天に恵まれ、最高気温が20℃、と日差しは紫外線がもろに肌に突き刺す日焼けモードの天気。選手達も観客も日差しの明るさに目をほそめるいい試合日和の中、13:00より『 東京ヤクルトスワローズ 対 東北 楽天イーグルス 』好カードの練習試合が行われた。 昨年、甲子園を沸かせ仙台育英学園高から高校生ドラフト1位で入団した佐藤由規投手が、楽天イーグルス戦(練習試合)に実戦初登板で初先発のマウンドへ上りました。 内容は、「見逃し三振!度肝を抜く最速154キロ速球を見せつけ、2回を投げて1四球を許したものの無安打無失点のデビュー」を飾った。 「打てるものなら打ってみろ!と言う気持ちで投げました」という150キロを超えるストレートを先頭打者の聖澤選手にいきなり投げ込むなど、追い込んで最後は151キロ低めのボールにバットが間に合わず、ハーフスイングの空振り三振に斬って取ります。 続く、渡辺をセカンドゴロに打ち取ります。 迎えて、昨シーズン通算打率3割強の成績を残した3番、草野大輔選手に対し、続けて140キロ台の変化球で2ストライクと追い込んだ後3球目は内角低めのコーナーギリギリに「ズドン!!」と154キロの剛速球ストレートを決めた。草野選手は、いきなりの内角攻め超剛速球に腰を引き、見逃しの三振。由規も「こんしん真っ直ぐの一球でした」と笑顔。やったと小さくガッツポーズで飛び跳ねるようにベンチに戻り一回を終えた・・・・。 その裏ヤクルトの攻撃は福地寿樹選手(29)から始まるが、 東北楽天ルーキー長谷部投手(20)こちらも初試合・初登板の先発だがやや乱投気味で、先頭打者の福地にいきなりデッドボールでランナーを出す。 次に、2番田中浩康選手(7)の送りバンドで二塁進塁とするが、 3番飯原選手(9)と4番リグス選手(2)が続かず、空振りの三振で一回を終える。 2回表、再び由規投手(11)がマウンドへ、先頭打者の4番・山崎選手を2球目で早くもサードゴロに打ち取る。飯原選手(9)がきれいに処理して1アウト。 続く5番、鉄平選手(46)に四球を許してしまうが、 由規がしつこくけん制で抑える。 野村監督は何かサインを出し、指示の成り行きを見守っていたが・・・。 由規は6番、指名打者で横川選手(25)にセカンドゴロを打たせ、Wプレイを狙うが一塁、鉄平(46)のみのホースアウトで2アウトとなリ、ランナーは一塁(横川(25))。 横川選手(25) 鉄平選手(46) 7番打者を迎えたが、楽天またもや果敢に盗塁、しかし、バッターとの連係が合わず、またキャチャー福川(37)の見事なセカンド送球で二塁盗塁失敗!3アウト、2回表の楽天攻撃終了。 大廣選手(35) 横川選手(25) 由規投手はこの回でマウンドを降りたが、2回打者6人に対して25球を投げ、内11球が150キロを超え1四球・無安打・無失点の内容で大きくローテーション入りをアピールした。本人は、「緊張した中で思い通りに投げることが出来た。思っていた以上に腕が振れたので自信がついた」と話し、3月6日の日ハムとのオープン戦への当番へ向け「これから、 ランナーが出たときの対処方法や、投球回数が増える中で、投球術を覚えなければいけないなど、考えることがたくさんあると思う。これで終わりじゃなく、まだ始まったばかりなので、試合をいっぱい経験して、積み重ねながら、自分のものにしていきたいです」と気を引き締めたコメントをした。 高田監督は、「未だ初めての当番なのでこれから色々出て来ると思うけれど、今言えることは、初めて実践で投げさせて見て、ブルペンで投げてるときには無かったいい物が出たと思う。変化球でカウントが取れるところや、彼の本来持っている能力を出せれば十分モノになるんじゃないか」。「緊張した環境で、本来の力を出せるタイプ」では?と期待以上の素質に関心した様子。 代わって3回表からプロ6年目のヤクルトの主軸を投げる高井雄平投手(41)がマウンドに上った。5回まで投げて3イニング1被安打2四球はあったものの無失点で凡打・ダブルプレイ・三振で安定した投球。ビシッと抑えて5回表まで無得点の責任を果たした。 一方ヤクルトの攻撃は、4回裏まで楽天ルーキー長谷部投手(20)が4四死球と制球を乱したため毎回ランナーを出しますが、
後続は抑えられ、いい当たりをしても内外野手の正面であったりで、なかなかチャンスを作ることが出来ない状況が続いた。 5番ガイエル(5)がライト線にものすごくいい当たりをするのですが、 惜しくも一塁手正面のライナーで4回裏のヤクルトの攻撃が終った。 野村監督は、長谷部投手の4回を無安打無失点。しかし、4四死球と制球を乱した投球内容について、「無安打はいいんだが、コントロールが悪すぎた。大きな課題は見つけたが評価は難しい」と首をかしげながら辛口なコメント。 東京ヤクルトスワローズ 4−1 東北楽天イーグルス(練習試合)
「5回裏、ヤクルト怒濤の攻撃始まる一挙3得点!!」 【東京ヤクルトスワローズのスケジュール】
※スケジュールは変更になる場合があります。 |
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掲載日:2008/2/26 |