『2008 東京ヤクルトスワローズ キャンプin浦添 vol.8』 |
||||
2008東京ヤクルトキャンプin浦添 25日目の取材報告【後編】
第5クール最終日は・・・ 4回が終了、ヤクルトスワローズ 対 楽天イーグルス四死球は出たものの両軍とも投手戦となり、0−0のまま5回を迎えた。 平日、月曜日の練習試合でも好カードの対戦とあってスタンド席(内野)の観衆も満員に近い大賑わい! 5回表の楽天の攻撃、ヤクルトは高井投手がそのまま投げた。 5番からの先頭打者の鉄平選手(46)を四球で歩かせてしまい、 6番DH横川(25)が送りバンドで1アウト二塁となる。 楽天は得点圏に置いたランナーを走らせ一打で帰そうとするが、 高井が踏ん張り7番、大廣選手(35)をレフトフライに川島選手(00)が難無く処理。 更に8番、枡田選手(68)の打った二遊間に飛んだゴロを川端選手(36)が軽やかなプレーでショートゴロに斬って取り、高井投手は得点を許さない好投でこの回の5回3イニングでマウンドを降りた。 その裏、ヤクルトの攻撃は先頭福川選手(37)から始まり、楽天はルーキー長谷部に代わり、有銘投手(26)が繋いでマウンドに上がった。 ここから、溜まっていたうっぷんを晴らすが如く、ヤクルトスワローズ怒濤(どとう)の攻撃が始まった。6番、先頭の福川がいきなりセンター前にヒットを放つと、 7番、中尾選手(56)がピッチャー前に転がす送りバンドで1アウト二塁とする。 続く8番、川端選手(36)が、今度は自分も生きながらのバンドヒットを成功させて、ランナーは一・三塁となる。 ここで9番、宮出選手(43)を迎えて一打先制点のチャンス!・・・でしたが。期待に反し、宮出はショート正面のゴロを打ってしまう。
ところが、楽天ショート渡辺(2)がダブルプレイを焦り、二塁へ悪送球のエラーを引き起こす。 バッターは先頭に戻り1番、最近長打・高打率の川島選手(00)、有銘投手の内角よりの真ん中に甘く入った球を引っ張り、レフト前へのヒットで1死・満塁! ヤクルト大量得点のチャンス!さー満塁で2番、田中浩康選手(7)ですが有銘投手から今度は右へ流し、2点タイムリーのライト前ヒットを放つ! 二・三塁の走者、川端(36)と宮出(43)が帰り、追加2得点でこの回3点。 ヤクルトは続いて機動力野球を実践し、二塁走者を三塁へ盗進塁させるが3番打者、飯原選手(9)とのサインの読み違いでバットを振れず、連携プレイのミスで盗塁失敗2アウト!続けて飯原も見逃しの三振で3アウト。 5回を終了し「ヤクルト3−0楽天」スワローズの猛攻で3点のリードとした。 6回表、ヤクルトは高井から3番手、鎌田投手(20)に継投を繋いだ。鎌田は6回と1イニングを投げ 楽天3人の打者から奪1三振を奪い、2凡打に抑え無安打・無失点の好投を見せた。 同じく、4番手、佐藤賢投手(13)も7回1イニングを投げ、2奪三振・1凡打に抑え無安打・無失点の更なる好投を見せ、仕上がりがりの良さをアピールした。 一方、ヤクルトの攻撃は6回裏の攻撃で5番、DHリグスに代わり、この練習試合に自分から出場を志願したという青木宣親選手(23)が打席に入った。 キャンプ終盤、試合に出て感覚のズレが無いかどうか確かめたかったようだ。青木は「快心の当たりではなかったがセンター前の狙ったところに打てて良かった」と語った。 初打席初ヒットで一塁に進み、少し安心した様子。 また心配されたふくらはぎの回復もかばいながら走る程度で順調に回復しているようでした。次に、6番福川選手(37)が青木を一塁において楽天3番手の木谷投手から右中間を深く破る1点タイムリーの3塁打を放ち、青木が帰り、追加1得点とする。 一塁ランナー青木選手(23) 福川選手(37)快心の当たり! 福川選手の打球が右中間を深々と破る。 青木選手(23)がホームに向かう。 青木選手が帰り、4点目を加える。 福川選手(37)の一打が青木選手を帰す そして、8回表、楽天イーグルスの攻撃で2打席目、7番、大廣(35)がヤクルト5番手、丸山投手(57)から左中間スタンドに運ぶソロホームランを放ち1得点を返した。 丸山投手(57) 左中間スタンドに入ったホームランボール 楽天大廣選手ソロホームランで 今ゲーム初の得点 その後、押本投手(65)らと共にヤクルト抑えの役目を期待されている林昌勇(イム チャンヨン)投手(12)が9回表1イニングを被安打1、奪三振1、与四球1の無失点で楽天イーグルスの最終攻撃をきれいに抑え終了した。 林 昌勇(イム チャンヨン)投手(12) サイドから投げ出す速球151キロは 7連勝やったね! 東京ヤクルトスワローズ 4−1 東北楽天イーグルス(練習試合) 高田監督は、ゲーム中での走塁の失敗を指摘、「基本的なことだけど、2・3のカウントで走るとき、バッターは振らないといけないよな〜!」と自らお灸。やはり、機動的野球スタイルを提唱するだけはあり、走塁基礎の徹底を語った。後半の投手陣で新外国人の林昌勇(イム チャンヨン)投手の出来栄えは?「林は未だ実戦初登板なんで・・・・これからです。ボールも走っていたし、どんどん試合で投げていけば十分使える・・・五十嵐、押本とともに抑え候補の一人だと思っていますよ!」。ところで、破竹の7連勝を飾りましたね?「勝つのはいい事ですが、7連勝しても練習試合だから・・・。オープン戦になって相手の主力選手が出てきてそれからですよ。」なるほど・・・。高田監督の冷静で謙虚なお答えでした。 今回の取材は以上です・・・。 皆さん!オープン戦を楽しみに! 【東京ヤクルトスワローズのスケジュール】
※スケジュールは変更になる場合があります。 |
||||
掲載日:2008/2/29 |