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企業特集第31回 「あなたの眼は健康ですか?」 ~比嘉眼科病院~

 

 

比嘉眼科といえば沖縄唯一の眼科単独の専門病院として県内外からの患者さんがたよる眼科病院として有名、実績は誰もが知るところです。

その比嘉眼科病院では今回、「ニューICL」というレンズを使った最新技術の導入によって「県内では、はじめて、これまで近視者が悩んでいたレーシック手術のリスクを高い安全性で解決できる眼科病院となる」との発表がありました。

詳しい内容を比嘉眼科病院 院長比嘉明先生にお伺いしました。

レーシックより術後の安全性が最も高い近視矯正技術 ニューICL を導入!

 

 

 

比嘉眼科病院  院長 医学博士 比嘉 明 氏

 

 

Q1)ICL とは どういうものですか?

進化した屈折矯正手術

「アイシーエル(ICL)は眼の中にレンズを埋植することで屈折異常眼を矯正するフェイキックIOL(安全性が高く近視戻りも 少ない視力回復術)のことです。

インプラントで視力矯正

ICL」は、小さなレンズを眼の中に埋植(インプラント)して近視や乱視を治療し、裸眼視力を回復させる視力矯正手術です。高精度の眼内レンズを眼の中に埋植(インプラント)することで、手術後早期からハッキリと見え、良好な視力を長く維持することが期待できます。

 

歴史

眼の中にレンズを入れて近視を治す治療というのは世界的には1993年にロシアグループが始めて、その後にアメリカの企業が眼の中に入れるレンズを開発し、1997年にヨーロッパではじめてレンズ販売をおこない同時に治療がおこなわれました。

ですから、まだ18年の歴史しかなくて、日本に至っては2010年にレンズ(ICL)を眼の中に入れて治療することが承認されたんですね。

で、今回そのレンズが改良されて、日本で『新しい技術のレンズ』が開発されたんですね、それを厚生労働省が2014年3月に使って宜しいと認可して自由診療ですけれど使っていいですよと承認が下りたんです。

『ICL』とはImplantable Collamer Lens の頭文字を繋げて作られた名称で、コラマー(CollamerR)と呼ばれる独自に開発した生体適合性の高い親水性素材から作られています。

まあ、技術的には5年前からあるのですが、ICLの「新しいレンズ」というのが重要なポイントで、レンズを眼の中に入れる過程で以前(ICL旧来型)のレンズの場合、部分的にレーザー手術を施さなければならなかったので手間がかかったんですね。

「新しいレンズ」では、眼の中の水の流れがレンズの穴を通してうまく循環できる様になったことでレーザー手術をやらなくて済み、緑内障・白内障などの合併症の発症も少なくできるという臨床データが既に出てきています」

Q2)「レンズの穴」って? 眼の中の水の流れってどういうこと?

眼の中は水風船みたいな状態で常に水を産生して眼球を潤し、また排出する行動を取っているのです。これまでは眼の中にレンズを入れると水の流れをブロックしてしまい房水の循環が悪くなり、眼圧が上って、緑内障みたいな症状の出る人がいるので予めレーザーによってそうならない様な手術をするテクニックが必要でした。

 

 

 

 

 

 

ところが、認められた「新しいレンズ」には すでに穴があいていて、レーザーで穴をあける必要もなく、水分を通すことができ十分に眼の中の水が循環することができるようになったので、レーザー治療によって引き起こされる合併症の恐れもなくなりました。
これまでは、レーザー治療を施すさいに合併症や副作用を引き起こす恐れ、デメリットな部分がリスクとなり取組めなかったんですね。

しかし、ICLの「新しいレンズ」は素晴らしい機能を兼ねそなえていますので、これからは大いに注目して頂きレーシックに代わる近視矯正手術として普及拡大させていきたいと思います。
また、比嘉眼科病院ではこのICLの「新しいレンズ」を使用した手術をおこなえる眼科専門病院となります」

なるほど、県内初の最新技術導入というのはこのことですね!


Q3)レーシックとどう違うのでしょう?  どんな利点があるのですか?

レーシック 近視矯正手術と 安全性のリスク

「角膜というのはある程度 厚さが決まっていまして、レーシックというのはレーザーで角膜を削る度合いによって近視を矯正できるものです

ですから、ものすごい近視の人はこれ以上 削れないというところまで削らないと調整できないため、眼鏡以外の近視矯正をしたくても危なくてレーシック手術はできなかったんですね。

第①に 角膜を削ることによって将来的に角膜の弱い状態をつくることになりますので眼をぶつけて等のトラブルが発生したときに、眼を保護している角膜が薄くなっているため危険な損傷状態をまねきかねません。

第②に これ以上角膜を削って損傷を調整できないなど、将来おこりうる事態に対処できなくなる可能性があるためレーシックでの矯正方法がとれなかったんです。角膜は肉体の一部ですから削ってしまうと元に戻らないのです。 【 可逆性が無いのでリスクを伴う 】

ですから、今まで強い近視の方でレーシック手術をやりたくてもできない患者さんが かなりの数でいらしたのです。

 

ICL 近視矯正手術の利点と 高い安全性

しかし、今回この「ICL近視矯正手術」角膜を全く削らずに、しっかりと近視度調整したレンズを眼の中へ入れることによって、どんなに強い近視の方でもコンタクトレンズと同じ様に近視矯正ができるようになったということです。さらに、角膜を削る必要がなくなったことで、これまでの不具合や、リスク不安が解消できたのです」

 

Q4)手術はどういうふうに行うのですか?

手術の流れについて

ICLの手術は一応日帰りでできます。近視の人というのは両眼とも近視が多いので両眼共に同日に一緒におこないます。だいたい手術時間は 片眼 約10分~30分以内に終わってしまいますので日帰りで大丈夫です。

 

角膜を3.2ミリ程切開してとても柔らかいICLレンズを丸め挿入管を通し後房へ挿入させ中できれいに広げます。切開したところは自然に閉じてしまいますので心配はいりません。
術後1~2時間して検査をしますと、すでに近視が矯正されてきれいに見える様になっています。ですから、すぐに帰れて自宅で目薬を入れてもらい又、翌日診察する様な流れです」

 

Q5)ICL のレンズってどんな素材ですか? 安全なのでしょうか?

 

ICLレンズの素材について

ICLのレンズはコラマーという特殊な素材でできていまして、1996年頃まではシリコンの素材を使っていましたが、1997年頃からコラマーレンズという新しい素材のレンズが開発されて以来、より眼の環境に優しい素材を使う様になっています。

 

コラマーレンズはHEMAコラーゲンを含む生体適応性の高い素材で作られていて、非常に柔らかい素材なので眼の中で遺物として認識されにくく損傷を起さない優れた素材で紫外線UVカット機能も持ち合わせています。

 

 

安全性(可逆性)について

また、凄く柔らかい素材なので眼の中で、もし何かトラブルがあって取り出さないといけなくなった時でも、直ぐかんたんに取り出すことができるので、とても安心で “元に戻すことが簡単にできる” レーシックは元に戻りませんから、この可逆性に優れることは安全性においてとても大切なことなんですね」

 

※【可逆性とは】ある変化を考えたとき,条件を変えるとその変化と逆の方向に変化が起こってもとの状態に戻ること。(元に戻ることができる性質のこと)

 

Q6)レンズは眼のどのあたりに置くのですか?

眼球図解で説明しますと水晶体の前であり、瞳の後ろにわずかな袋のような後房という空間がありまして、そこにレンズを入れます。
ちなみに白内障というのは水晶体にできる症状ですが、旧レンズは水晶体にくっついてしまうと白内障を発症させてしまう可能性があったのですが、新しいレンズアイシーエル」(ICLには穴があいているので後房内の水が循環するため浮いた状態となり、水晶体とレンズが接触せずに済みます。また常に新鮮な水が循環することで健全な眼球内環境をずっと維持できるわけです」

 

眼球図解

 

Q7)ICLは誰でも適応できるのですか?

【適応年齢】

①人は年齢と共に老眼になると遠くは見えても近くは見えづらくなってしまい老眼の眼鏡を掛けなくては見えなくなってします。その老眼が入る前の年代、45歳までにICLの手術をしましょう。という事で、21~45歳までを対象としております。

 

【適応近視者】

②又、比較的近視の強い方が適応になっています。(術前等価球面度数-6.0D以上の近視)
※今のところは近視の弱い方は適用範囲外となっています。
しかし、今後は弱近視の人もICL近視矯正技術の適応を受けることができる様になって来ると思います。世界的に見ても2014年の次点で現在、170カ国で45万件もICLが使われていますので、また逆にレーシクは減少傾向にありますから、ICLレンズの使用がこれからどんどん増えて行き、今後はレーシックに代わる近視矯正技術として広く普及していくと予想されますから弱い近視の方も適用になってくると思います。

 

【適応乱視者】

乱視者も矯正できます。適応乱視(術前円柱度数+1.0~+4.5D )
ただ乱視の方はレンズがオーダーメイドになるため予約してからレンズが届くまで1~2ヶ月待っていただくことに成ります。オーダーメイドですが料金は同じです。


Q8)ちなみに料金はいくらかかるのでしょうか?

ICL近視矯正手術は基本的にレーシック手術と同様に自由診療で保険が利きませんので高額に感じますが、レーシックの様に過度に角膜を削ってしまい戻らない不安や不具合が無く、一端レンズを入れても、直ぐに取り出すことのできる安全性が担保されたレーシックに代わる近視矯正治療法なので決して高くありません」

○レーシック近視矯正手術 一般相場の料金 両眼で30~50万円(税込)(比較例)

ICL近視矯正手術 当院の料金 片眼35万円(税別) 両眼70万円(税別)

 

Q9)他でできない理由とは?

「新しいレンズ」を使った手術 「ICL認定医」資格取得

「皆さん驚かれるかも知れませんが、実はレーシックの手術は当初、眼科専門医でなくてもできたんです。 今は変わったかも知れませんが、しかし、このICLの手術においては専門眼科医でなければできません。 更に、このICLの「新しいレンズ」を使った手術は専門の講習が有り、 それを受けて得た「ICL認定医」資格が無ければできません。比嘉眼科病院はその資格を取り、県内ではじめて「新しいレンズ」を使った手術のできる病院です。

当院の特徴

又、当病院は県内唯一の眼科病院であります入院設備が整っていますので入院しながらでないと取り組めない重傷な眼の治療も行える専門眼科病院であります。

また、北部や離島など遠くから治療にいらっしゃる患者さんには一泊入院しながら治療を受けることができますのでご活用をお薦めしています。

比嘉眼科病院は、昭和59年に開業し31年目になりますが、20年前から眼科で有名な昭和大学病院からの研修医を受け入れ眼科医としての経験を積み、これまで28名の眼科医を輩出して参りました

これまでに多くの眼科医が全国で開業医として活躍されており、県内唯一の専門眼科病院として眼科医の養成にも貢献しています」

リスクの ない 安全な 近視矯正 治療を めざして

ICLを導入することによって、レーシック手術が心配だった方、極度の近視のために矯正治療が出来ずに悩んでいた方も安心して手術できる医者側も患者さん側も両方とも安心できる解決方法を得ることになります。さらに、これからは、リスクが少なく、安全性を確保できる最新の近視矯正技術(ICL)が、従来のレーシック近視矯正の抱えた問題を解決し、レーシックに代わり普及していくことが予測されます」

こんな方に おすすめ!

●メガネやコンタクトレンズの煩わしさから解放されたい方

●裸眼で思い切りスポーツを楽しみたい方

●レーシックで角膜を削ってしまうことに抵抗がある方

【鮮やかな見え方へ!】

目の中にインプラントされたレンズによって近視が矯正されるため、手術後早期から良好な裸眼視力が期待できます。角膜を削らないので、ドライアイ症状を気にされている方、見え方に対する高い満足度をお求めの方におすすめです。

【レーシック適応外をカバー】

レーシックなどのレーザーで角膜を削ることが難しいとされてきた強度近視の方、角膜が薄い方に対してもインプラントすることが可能です。

【長期安定性】

生体適合性の高いレンズ素材で出来ているため、目の中に長い間インプラントしておくことが可能です。必要に応じて取り出すこともできる「可逆的な手術」です。

 

 

比嘉 明 先生 に聞いてみました

★ビジネス・モールうらそえ について

浦添の事を知りたければ「ビジネス・モールうらそえ」を見るべきであると言えるサイトになるでしょう。 “浦添の顔”として役割を果たして行くことを期待したい。

 

★家族 ・ 趣味 ・ 好きなこと

自転車(ロードレース系)

妻 ・ 娘一人

徳島県 生まれ

最近、日本酒にはまっています。

テイラースウィフトの東京ドーム コンサートに行ってきました。

 

★比嘉眼科病院 院長 のプロフィール

平成8年3月 昭和大学医学部医学科 卒業

平成14年11月~平成16年8月 昭和大学藤が丘病院 勤務

平成16年9月~平成18年12月 山近記念総合病院 勤務

平成25年4月 ~ 比嘉眼科病院 院長 就任

医療法人こうぶん会 比嘉眼科病院 院長

比嘉 明  医学博士  眼科専門医

 

 

 

 

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医療法人こうぶん会 比嘉眼科病院

【本社所在地】 沖縄県浦添市城間4-34-20
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