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浦添前田高地を舞台にした映画「ハクソー・リッジ」の魅力を紹介!

この時期に浦添から世界へ平和のメッセージを届ける
映画がやって来た!

DATA 2017年6月24日(土)公開予定 ■2016年 オーストラリア・アメリカ ■配給キノフィルムズ
■© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

平成29年6月19日に映画「ハクソー・リッジ」の先行上映会がありました。

『ビジネス・モールうらそえ』では、浦添市民の皆様へ この素晴らしい映画をご紹介するため先行上映会へ参加して参りました。これから映画『ハクソー・リッジ』の魅力と感動をお伝えしたいと思います。

 

上映会には沖縄県立浦添商業高校、国際観光科の生徒さん達も参加され、映画を観ての感想のコメントを頂きましたので最後に紹介いたします。さて、現役高校生達は映画『ハクソー・リッジ』を観てどんな感想を抱いたのでしょう。興味ありますね。

 

☆まず、この映画をご覧になる前に知っておくべき重要なポイントがいくつかあります。

ポイント①
★1945年(昭和20年)、沖縄諸島に上陸したアメリカ軍を主体とする連合国軍と日本軍との間で行われた戦いであり、激戦の上嘉数高地を制圧した米軍が次に日本軍の第二防衛線である浦添の前田高地を奪うため沖縄戦で最も激戦となった前田高地(ハクソー・リッジ)の戦いを舞台にした映画であるということ。

 

ポイント②
しかし、この映画「ハクソー・リッジ」では日本軍が敵として米軍側から描かれた作品であるにも関わらず決して憎らしい敵として描いてはいない。

 

日米両軍の銃・爆弾の飛び交う激しい戦闘の中で一人米軍の衛生兵として武器を一切持たずに戦場に飛び込み、銃弾・爆撃に倒れた仲間を必死に救おうとする主人公『デズモンド・ドス』が戦わずに一夜で75名を救出した奇跡的救出劇にスポットを当てた映画であるということ。

 

又、その際、敵の日本兵さえも救出しているという事実もあり、この戦争で唯一本当の意味で勝利した真の英雄が残した平和へのメッセージを大きく抱かせる作品であり、真実を忠実に再現したドキュメンタリー映画である。

 

 

ポイント③
映画「ハクソー・リッジ」は戦争映画ではあるが、相手である敵を殺戮するアクション娯楽映画ではなく武器を持たず尊い人命を救う事を使命として戦争へ臨んだ一人の兵士の実録の物語である。

そして、彼が戦場で神に祈りながら一夜で75名の負傷兵の命を救うという奇跡を成し遂げ、多くの兵士たちの考え方を変えさせたという偉業物語を知り、メル・ギブソン監督は、現在の世界情勢を考えたとき、 「もうそろそろ本物の英雄にスポットを当てる時が来た今がチャンスだ」と語っている。

またメル・ギブソン監督映画を見てもらえば直ぐにわかってもらえると思いますが、この映画の主人公『デズモンド・ドス』はどちらかの陣営ではなくて、一人の平和主義者なんです。実際に、彼は米軍の兵士だろうが日本軍兵士だろうが、差別していません。彼は戦争という概念の中で陣営を超越した存在なのです。」と語った。

ポイント④
「この世の地獄を全て集めた地獄の戦場」といわれる沖縄戦。そして、その慰霊の日である6月23日翌日24日映画「ハクソー・リッジ」が全国一斉に封切られるという。 時期的に、この映画を通して平和のメッセージを世界へ伝える意義深さを感じざる負えません。

そして、市民の皆さんへ、是非とも中高生のお子さんがいらっしゃったら、平和学習としてこの映画を見せる事も念頭においてご覧になっていただきたい。小生が見た限り激しく惨い戦闘シーンが数多くあるが、メル・ギブソン監督の撮影技術と演出によって後に残るような際立った残酷さは不思議とないと思えるからだ。ご両親の判断で大丈夫であれば是非お子さんに見せて欲しい。

ポイント⑤
★映画「ハクソー・リッジ」はアメリカと、オーストラリアでは昨年封切られ大ヒット、アカデミー賞2部門に輝いた映画として有名となり、既に浦添城址には多くの外国人観光客が映画で舞台となった前田高地の崖を観に訪れている。今後は映画が6月24日から公開され、全国の観光客が訪れる観光スポットになると思われる。

そんな中、県立浦添商業高校 国際観光科の生徒さんたちが既に大人に交じって観光ガイドを行っているという。頼もしいかぎりである。

☆以上のポイントを押さえてご覧になると良いと思います。

 

映画『ハクソー・リッジ』を倍楽しむ方法!(事前に前作のドキュメンタリー映画を観ること)

先に作られた「デズモンド・ドス」のドキュメンタリー映画「デズモンド・ドス-良心的兵役拒否者」(関係者へのインタビュー中心の作品)を事前にご覧になることで「ハクソーリッジ」では描けなかった主人公の詳しい背景や様々な出来事も知ることが出来ます。

その上で、映画「デズモンド・ドス-良心的兵役拒否者」のインタビューで語られる話がメル・ギブソン監督によって「ハクソー・リッジ」で映像化されている事に感激します。

映画『デズモンド・ドス―良心的兵役拒否者』(ドキュメンタリー)

高校生からみた「ハクソー・リッジ」を観ての感想・コメント

沖縄県立浦添商業高等学校 国際観光科3年

Aさん

私達は戦争のない時代に生まれて、戦争の恐ろしさを全く知りません。でも、小学校の時から平和学習で、平和の礎を見に行ったり、防空壕の中に入ってみたり、戦争体験者の話を聞いたりしてきました。なので、戦争の恐ろしさはだいたいわかっているつもりでした。このように思っている学生は多いと思います。

でもハクソーリッジを見て、きつい戦闘シーンがたくさんあって、しかもそれが全てリアルに描かれていて、とっても強い衝撃を受けました。話で聞くだけでは絶対に学べないものがたくさんありました。アメリカ軍の視点からの映画だったので、私たちは沖縄の人だけど、アメリカ軍の気持ちを考えながら見るというとても新しい感覚でした。

私はハクソーリッジで一番大事な場所のガイドをします。今までは与えられたセリフをただ覚えてただ言っているだけでした。でも映画を見終わった今、あの場所には、日米両軍の色々な思いが全てつまっている特別な場所だということを考えながら、少しでも多くの人に沖縄戦の恐ろしさを伝えていけるように精一杯頑張りたいです。

ハクソーリッジは、今までにないとても素晴らしい映画だと思います。この映画は、沖縄県民全ての人に見て欲しいです。そして一人一人が感じたことを一生忘れず、沖縄の昔の姿を少しでも多くの沖縄県民の心に残していけたらいいなと思いました。

 

Bさん

主人公のデスモンドの生き方に感動しました。戦場で75人も助ける事には、無謀だと思いましたが、それを成し遂げた、彼の勇敢さと、銃を持たない正義感がとてもすごいと思いました。また、この映画をみて、あらためて戦争は怖いもので、絶対にやってはダメなことだと思いました。この映画を、一人でも多くの県民にまた戦争を学びたい人たちに見て欲しいです。

 

Cさん

ハクソーリッジでは戦争で戦う人ではなく、助ける人がメインになっていて、今までにないような戦争映画で衝撃を受けました。主役のデスモンドさんは、誰に何を言われようと、自分の思いを貫き通し、とても尊敬しました。言葉では伝えられないこともこの映画を見ると、あの時がどれだけ、残酷だったかよくわかります。戦争を知らない私たちに戦争の事を教えてくれる作品です。中高生にぜひ見て欲しい作品です。

 

Dさん

今まで日本側から見た沖縄戦しか見たことが無かったけど、映画を見て、アメリカ側から見た沖縄戦を知ることが出来ました。主人公のドスさんが75名の人を救出したということは、私たちの思っている想像以上に、激戦の中で助けていて、自分なら5人も助けられるかわからないような状況でした。「もう一人、助けさせてください」と祈り、救出したら、また一人、とこの言葉がとても心に響きました。武器を持たずに生き延びられたのは仲間のおかげで、仲間が生き延びられたのは、命がけで衛生兵という役目を果たしたドスさんのおかげだなと思います。命の尊さや戦争の恐ろしさを考えさせられる映画でもあり涙の作品になっているなと思いました。

 

Eさん

私は、この映画を見てとても衝撃を受けました。戦争は、人と人との殺し合いだけど、敵味方関係なく、兵士の命を救い続ける一人の男!!銃も持たずに火の中に飛び込む姿に、彼の勇気や信念の強さを感じました。戦争体験者が少なくなった今、ぜひみんなに見て欲しい作品です。私たちは、この映画の舞台となった前田高地をガイドするので、映画を見た上で感じたこと、思ったことを、沖縄の人、そして県外の人にもしっかりと伝えていきたいです。

 

Fさん

映画を見て幸せや平和の大切さを考えさせられました。戦争は何も良いことが残らないということが一番知れました。ガイドをする事は、責任のある事で、人々にこの恐ろしい物語をしっかりと伝えていかないといけない事が実感しました。その過ちを二度としないことが次世代の人たちが背負う責任だと思います。

 

Gさん

今回見た映画は今まで見た中で一番おもしろくて、感動した映画でした。戦争が始まったシーンから見ていてドキドキしました。シーンがとてもリアルでこの時間が当時は1~2か月以上続いていたことを考えるととても無理でした。私は戦争の時代に生まれ育たなくて本当によかったです。

感想の御礼

県立浦添商業高校 国際観光科の生徒の皆さん、そして担当の小原先生、今回生徒の皆さんから貴重な感想を頂きありがとうございました。これから、浦添市の観光も国際化して行く可能性が急に高くなりました。国際観光科の高校生の皆さんの観光ガイドとしての腕の見せ所です。期待しておりますので頑張って下さい。ご協力に感謝いたします。

 

最後に浦添市民の皆様へ

映画 『ハクソー・リッジ』 を是非ともご覧になって頂き、戦後72年間映画化を許さなかった主人公「デズモンド・ドス」が、メル・ギブソン監督にやっと託した前田高地での激しい戦いと奇跡を再現した真実の物語を映画でご堪能ください。 (6/24~映画上映開始)

 

(関係先リンク)

浦添市のホームページ「ハクソー・リッジ」公開によせて

映画「ハクソー・リッジ」公式ホームページ

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