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安全安心な浦添市は、市民と警察の協働で実現できる

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鍛えあげた力強い肢体、日に焼けた顔には意志の強そうな瞳。

ハンサムな、一見温和な笑顔の裏には、犯罪を憎む厳しい正義漢の素顔がありました。

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安全で犯罪のない浦添は、「警察だけでは実現できません。市民の防犯意識や協力が不可欠ですよ」と親川署長。

浦添の事件事故の現状や、警察と市民の二人三脚の必要性を熱く語っていただきました。

conte_thumb_DSCF0334浦添警察署長 親川啓和 (おやかわ ひろかず)
★プロフィール
コザ市(沖縄市)生まれコザ育ち。平成22年3月から浦添署長。
家族は妻と1男2女

悪に強く、市民に優しく

なぜ警察官になられたのですか。

「中学生で柔道を始めたのですが、高校生の時の指導者が人格者で正義感のあるすばらしい人で警察官でした。高校を卒業する頃には、私も将来は警察官になろ うと決めていました。正義を具現できる職場であることと、沖縄では柔道を続けられる実業団チームがなく、柔道を続けるには税関と県警しかなかったという理由もありました。

警察官目指して大学も法文学部の法政学科。もちろん柔道部。

今も柔道は続けています。毎朝部下の署員たちと共に汗を流しています。警察官は体を鍛えていないといけないし、強くなくてはいけない。悪には強く、 住民には優しくです」

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警察に頼る市民の思いを受け止め

「新任の頃、不審者がいるという110番通報があったので駆けつけました。パトカーから降りた私に、その家から飛び出してきた若い女性が抱きついて、そのまま腕の中で気を失ってしまったのです。びっくりしました。彼女は私が到着するまでの数分間、不審者の足音に怯えながら恐怖と必死で戦っていたのです。警官の私の姿を見てその気持ちが爆発するとともにホッとして気を失ってしまったのでしょう。さぞや怖かったと思います。でもそれとともに新任の私は、警察はこんなにも頼られているのだと励みになったのです」

宜野湾署の交番勤務を振り出しに、機動隊、名護署交通課長、浦添署刑事課長、沖縄署刑事課長、凶悪犯罪を扱う県警本部捜査一課長などを歴任し、親川さんは様々な経験をします。

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「沖縄署にいた頃の事です、部下の運転するパトカーが農道の交差点で乗用車と出会い頭に衝突事故を起こし、更に両方の車両がサトウキビ畑に突っ込んでしまうという事故を起こしてしまいました。徹夜で事案処理をした後、サトウキビをなぎ倒された畑の所有者(被害者)のお宅へ謝りに行きました。叱られて弁償請求 されることを覚悟していました。しかし、ご主人はお茶とお菓子を出してくださって、『おまわりさん、いつもご苦労様です。被害弁償はいいですよ』と反対に 励ましてくれた。うれしかったですね。警察官を応援してくれている市民がここにいるのだと、ありがたかったです」

浦添の事件事故の傾向

浦添署の赴任は二度目ですが、以前と比べてどうですか。

「前回は平成八年でした。当時は喫茶店強盗が頻発していたのを覚えています。その頃に比べ人口もずいぶんと増えましたが、今年は、凶悪犯罪が一件と少なく現時点では穏やかな街になったとの印象があります。

◎浦添管内の犯罪は

県警では県全体で過去最高を記録した平成14年の2万5353件の半減を目標としている。

平成21年の浦添警察署管内の刑法犯発生件数1351件。

平成20年に比べ168件(11.1%)減。

現在、浦添署が抱えている課題を教えてください。

課題1 飲酒による事件事故

二日酔いは甘くない!

「ご存知の通り、飲酒がらみの交通事故は沖縄県全体の大きな課題です。県内死亡事故の約四分の一強が飲酒運転によるものです。また飲酒がらみの事故件数全国ワースト1の不名誉は20年間連続。

それでも「飲んだら乗らない」は、みなさんの協力である程度は徹底されてきました。

問題は翌朝の二日酔い運転です。みなさんが思うよりずっとお酒は体に残るのです。そこで浦添署は6月1日から『二日酔い運転防止キャンペーン』を始めました。人が一晩で分解できるアルコール量を表にして、市内の居酒屋、飲食店に配りました。

お酒「1単位」を分解するのに、平均4時間かかります。つまり8時間眠って分解できるのは「2単位」までです。

「1単位」とは
チュウハイ・・・350ミリ缶
泡盛・・・・・・100ミリ(カップ半分)
ビール・・・・・500ミリ(中ジョッキ)

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いかがですか。思ったよりかなり少ないでしょ。これを参考に、二日酔い運転がない飲み方を考えてください。

路上寝は市民の協力で防止

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110番通報で飲酒がらみの事件事故が多いのも困った特徴です。

たとえば酒に酔ってそのまま道路で寝てしまう「路上寝」の110番通報が、今年の1月から4月までで150件もありました。毎月の110番通報数の 7%にもなります。

酔っ払い同士のケンカや、タクシーの中で眠ってしまって起こしても起きないなどと毎日のように110番通報され、その対応にかなりの時間を取られているのが実情です。

泥棒を捕まえたり夜間パトロールで防犯強化するという本来の警察の仕事を十分にするためにも、酒がらみの事案を減らしたいのです。それは家庭や酒を 提供する店の協力があればできると思います。

つまり、飲ませ過ぎない、飲み過ぎないこと。

みなさんのご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。

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課題2 暴走族の取締り

期待族を排除し、厳しい検挙で成果

「58号線の暴走族は浦添署 長年の悩みの種です。

昨年の110番通報は、浦添署809件、那覇署717件、宜野湾署282件。那覇署よりも多いのです。

県警本部交通指導課と連携して四月末までに59人検挙しましたが、この数もまた県内トップでした。

暴走族は期待族が多い場所で暴走行為を繰り返すことから、彼らがいなければ暴走は減ると私は考えています。そのために58号線周辺のコンビニなど深夜営業店を回り、それらしき人たちを見ると職務質問を徹底しています。少年は時間帯によって補導します。今年のGW5月2日午前4時過ぎに牧港で宜野湾の中学生、うるま市の中学生、南風原町の高校生を補導しました。成人が18歳未満の少年を連れていれば「青少年保護育成条例違反」として検挙でき、連休中に3件もありました。

取締まり強化により3月には75件あった110番通報が、4月は50件に減りました。しかし夏にはまた増加すると考えられます。県警本部と連携しながら、さらに取締りを強化、徹底していきます」

地域に密着した警察官、市民と協働で安全安心を実現

最後に市民の警察への協力としてはどのようなことを望まれますか。

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「まず犯罪にあわないような心構えを持ってください。つまり防犯の意識です。戸締りを忘れない、暗い夜道を一人で歩かない、自転車やバイクにはきちんと鍵 をかけるなど日ごろから防犯をしっかり心がけてほしいと思います。犯罪はちょっとした油断、心の隙を突いて襲ってくるのですよ。

市民のみなさんからのいろいろな情報提供もあわせてお願いします。警察が気付いていない危険な場所や、犯罪の温床になりそうな事件など、どのような 小さなことでもいいのでお知らせください。

警察の仕事は地域に密着しています。安全な街づくりは、市民と警察が一緒に努力しなくては実現できません。

着任して私は警察官の見回り、つまり“警ら”をなるべく徒歩で行うよう指導しました。市民のみなさんの目線に立って街を見るべきだからです。市民と 警察官が声をかけあい、意思の疎通を通して連携プレイをとっていくことです。」

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幼児交通安全指導キャラバン隊発足式

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交通安全の指導

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浦添署 鯉のぼり掲揚式(浦添幼稚園児)

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浦添署 鯉のぼり掲揚式
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愛の声かけ一斉早朝コール作戦
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浦添市自治会長会議
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港川小の新垣君が署長から表彰された
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署長講話

「ビジネス・モールうらそえ」での情報

「1日に何万件ものアクセスがある『ビジネス・モールうらそえ』は、このような市民と警察の協働に非常に有意義だと思います。警察から市民のみなさんへ、犯罪や危険に関しての情報をできるだけ流して知らせしていきたいと思います。

市民と警察が情報を共有し、協力や協働を積み重ねることで、犯罪がない安全で明るい街を作ることができます。みなさん、ぜひともそのようなユートピア浦添を実現しようではありませんか。」

浦添警察署長 親川啓和


★プロフィール

沖縄県警視 55歳

両親とも本部町出身

コザ市(沖縄市)生まれコザ育ち。

コザ中、コザ高校、琉球大学。

家族は妻と1男2女

柔道六段と上地流空手初段

座右の言葉

「至誠天に通ず」

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カテゴリー   [特別インタビュー]

地域貢献企業

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