【台風11号 情報】

平成26年07月31日07時00分 気象庁予報部発表

29日12時、マリアナ諸島の北緯13度50分、東経145度50分において、熱帯低気圧が台風第11号になりました。

台風は1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。

中心の気圧は992ヘクトパスカル中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は35メートルで中心から半径280キロ以内では風速23メートル以上の強い風が吹いています。

台風の中心は、24時間後の30日12時にはマリアナ諸島の北緯14度10分、東経145度30分を中心とする半径130キロの円内に達する見込みです。

中心の気圧は990ヘクトパスカル中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。

なお、台風の中心が予報円に入る確率は70%です。

この方面の船舶は十分警戒してください。

【台風12号 情報】

大型の台風第12号の影響で、沖縄・奄美と九州では1日にかけて大しけとなり、沖縄・奄美では非常に強い風が吹く見込みです。また暖かく湿った空気が流れ込み、九州南部で局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。高波に警戒し、強風や大雨に注意してください。

[台風の現況]
大型の台風第12号は、31日3時には沖縄の南にあって、1時間におよそ20キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は990ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで中心の北東側700キロ以内と南西側500キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いています。

[今後の台風の予想]
大型の台風第12号は発達しながら、31日夕方から8月1日未明にかけて沖縄本島付近を通過する見込みです。8月1日は東シナ海を北上するでしょう。

[防災事項]
<強風・高波>
台風の接近に伴い、沖縄・奄美では強い風が吹いており、8月1日には非常に強い風が吹き、海上では8月1日にかけてうねりを伴い大しけとなる見込みです。
また、九州南部では31日夜から、九州北部地方でも8月1日に大しけとなる見込みです。

8月1日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
沖縄地方      22メートル(35メートル)
奄美地方      20メートル(30メートル)
8月1日にかけて予想される波の高さは、
沖縄地方、奄美地方   7メートル
九州北部地方、九州南部 6メートル
の見込みです。

高波に警戒し、強風に注意してください。

<大雨・雷・突風>
台風が接近している沖縄・奄美や、暖かく湿った空気が流れ込んでいる九州南部では、所々で積乱雲が発達しています。8月1日にかけて、沖縄・奄美では雷を伴って激しい雨が降り、九州南部では局地的に1時間50ミリの非常に激しい雨が降り大雨となるでしょう。

8月1日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で
九州南部、沖縄地方  200ミリ
の見込みです。

九州南部を中心に、その後も雨量はさらに増えるでしょう。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。

沖縄・奄美を中心に、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。