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ヤクルト・スワローズ キャンプin浦添 2thクール初日
『2011年 東京ヤクルトスワローズ キャンプIN浦添』 キャンプ6日目
2月6日(日)は昨日までの土砂降りがウソのように、雲一つない晴天となりました。
日曜日という事もあってスタンドは市民や観光客の方々がカップルまたはご家族連れであふれ、一塁側スタンドがほぼ満席になるのではないかと思うほどでした。
また本日は「ふれあい野球教室」が15時から始まる予定で、そのためか早い時間から観客席で練習を見ている少年野球チームのメンバーや監督、コーチの姿も見てとれました。
ヤクルトスワローズの選手らも今日は野球教室があるためか、いつもと一味違うハッスルぶりを見せていました。
本日の報告はのブルペンとバッティング練習を取り上げたいと思います。上写真は背番号14中澤雅人投手と、中澤選手を見守る背番号72荒木大輔コーチ。
まずブルペン投球練習から報告いたします。
今日は野球教室の影響なのか、早めにエースは練習を終了し、投球していたのは中澤投手と背番号45日高亮投手だけだった。中澤は一球一球投げる前にボールの握りを確認しながら投球を行っていた。そして変化球を織り交ぜながら、キレのあるボールを投込む。
中澤投手の鋭く右に変化するボールがミットに収まる(左)、変化球だったのだろうか?「ストン」という感じでボールが地上スレスレに落下していく(右)
中澤投手は当初60球程の投球数を予定していたようだが、本人希望でさらに40球追加して約100球の投球練習を行った。
中澤投手の投球をバックネットの裏から食い入るように見つめる、背番号71中西親志(ちかし)バッテリーコーチ。 この後中西コーチは、取材で「エース4人が投げていましたが?」の質問に最初は「えっ?4人って誰の事」ととぼけつつ、短いコメントで答えていた。 「それぞれ仕上がりも早いし、腕もよく振れているようだね」とエース4名の調整が順調に進んでいる、とコメントを出し投球練習場を後にした。 |
一方、日高投手はキャッチャーをたたせたまま20球ほどのピッチングを行った。
バックネット裏で見ていた中西コーチはしばしば日高投手へアドバイスを行う。日高はコーチのアドバイス後、アドバイス箇所を修正、またはチェックしながらのピッチングをしていた。
午前のブルペン投球が終了し、ブルペンキャッチャーも全員引き揚げた。
しかし、本日は15時から野球教室があり、その分早く練習が終了する為、休憩時間にもかかわらず時間を惜しむように各所で練習する選手の姿があった。その中の特打練習を覗いてみた。
特打を行う、背番号32新田玄気捕手はフルスウィングばかりと思いきや、外角のボールに喰らいつく練習もしていた。
新田選手が特打を終えた後、背番号50上田剛史外野手が特打を開始する。特打を終えたばかりの新田選手に意見を聞きながらスウィングを続ける。
今年のスワローズの外野は候補者が多く、激しいサバイバルゲームだという事を聞いている。
だから並みのバッティングでは満足出来ず、さらに上のバッティングをしようとしている上田の姿を見たような気がした。
特打練習を見終えた頃、グランドからにぎやかな声が聞こえてきたので足を運んでみると観客席には「ふれあい野球教室」参加の少年達の姿があった。15時まで待てないのか、ヤクルト選手らのバッティングを食い入るように見学していた。
ジャストミートからセンターへ飛ばす背番号2相川亮二捕手、真芯を捉えている硬球ボールがここまで「ひしゃげて」しまうのは、ボールに相当な力が加えられていることを知ることができる瞬間だ(左)
またレフト方向にも鋭い当りを放っていた(右)
バット感触を確かめるべくフリーバッティングを行ったのか、先程特打をしていた新田選手は大きい当たりを連発していた。気持よく打込む姿を見ると、調子がかなり上向いていると感じさせられた。
背番号52中村悠平捕手のバットコントロールが目についた。引っ張ることもできれば(左)、内角に来たボールに対し、腕をたたみコンパクトに弾き返すこともできる(右)
状況によって色々なバッティングが可能なマルチユーティリティープレイヤーと言える。
バッティングはヒットや長打だけではない、ランナーを塁に進める為のチームバッティングも必要だ。
先程特打をしていた上田外野手がバントを練習する(左)、ファーストに流し打つ練習をする背番号00川島慶三内野手(右)
決して派手なバッティングではないが、このバッティングが成功するかしないかで勝敗を決する事もあるので、手を抜かずに練習を続けている。
外野を見ると、背番号1青木選手がセンターの守備をしている姿を目にした。よく見ると他の外野手もフリーバッティングで飛んできたボールを各ホディションで捕球している。外野の練習と球拾いを兼ねてやっているようだった。スーパースターだからといって特別扱いしない。手が空けば他の選手同様、何でも積極的に行う。これも「チーム一丸」を目標にする小川監督の考えを実践している姿に見えた。
フリーバッティング中、背番号6宮本選手はコツコツ守備練習をしている。空時間を作らない、いつでも出られるよう体をつくり、臨戦態勢で出番を待っているように感じた。
宮本選手に従うように、空いた時間でゴロの 処理練習を行う内野選手たち。 背番号68森岡良介選手(左上) |
次回は紅白戦を取材予定しています。また15時から行われた「ふれあい少年野球教室」の模様は、後日ゆっくりご紹介いたしますので、それまで楽しみにお待ちください・・・・次回をお楽しみに!
2011年 春季キャンプ練習メニュー
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