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東京ヤクルトスワローズ キャンプIN浦添 歓迎式
『2012年 ヤクルトスワローズ キャンプIN浦添』ヤクルトスワローズ歓迎式
今年もこの季節がやってきた。
例年にもなく、とても暖かい朝である。2012年2月1日 東京ヤクルトスワローズ浦添キャンプインの朝。日差しがまだ差し込まない市役所正面広場には、少し肌寒い穏やかな空気と、「早くこの空気を熱して欲しい」選手ファン、そして関係者がいまかいまかと、その瞬間の訪れを心待ちにしていたのである。
そして、ついに選手到着!!
一気に大歓声へと包まれた広場には、白いユニフォームに身を包んだ力強い選手たちの姿があった。『今年は絶対に優勝だ!そして日本一だ』誰もがそんな気持ちを胸に歓迎セレモニーがスタート。
2012年2月1日、三線の音と拍手の中、浦添市役所玄関前で東京ヤクルトスワローズの歓迎式が始まる。
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儀間市長の歓迎の挨拶でスタートし、小川淳司監督(80)、武内晋一選手会長(8)への花束贈呈が行われたのである。
小川監督(80)は挨拶の場で「去年はチームの底上げが出来た。今年はリーグ優勝、日本一を目指す。」と述べた。
選手達もリーグ2位という好成績を果たしたが、もっと上を目指す、日本一になる。そういった頼もしい目をしている。
球場へと移動し、いよいよキャンプがスタート。空も始めこそ曇っていたものの、ヤクルトの選手を歓迎するかのように到着する頃にはすっかり晴れていく。
初めに全体ミーティングが行われ、それからストレッチへと移ったのである。
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選手一人一人、真剣な表情で入念にストレッチを始めた。首、腰、関節達を小刻みな振動が体を動かし体をほぐしていく。ケガ防止の為、体をとても大切にしているだけに、ストレッチで調子を整え、ユニフォームに着替えいよいよグラウンドへ!
まずは全体でのランニング。芝生の感触を確かめるような軽快なステップと、グラウンド中に響き渡る選手のかけ声が、のぼり旗を大きく揺らしている。
ダッシュのメニューでは選手皆、苦しい表情をしながらも笑顔を見せ声も大きく出し、とても楽しい様子だ。
時間ももう11時を過ぎた頃、いよいよ内野、外野、投手などに分かれての連携メニューのスタート。
まずはキャッチボール。「さぁ、こい!」など様々なかけ声が球場を包む。ミットに吸い込まれるようにボールが入っていく。その「音」に囲まれながら選手一人一人がフォームチェックを行う。フォームをなじませた後、それぞれのポジションへ着き、シートノックが始まる。
さぁ、ノックの始まりだ。ピッチャーが投げ、そのタイミングに合わせてコーチがボールを打っていく。その中でミスをした選手には皆で声をかけたり、注意をしたりなどピリピリとした雰囲気があったと思われる。選手が大声を上げて、自らの場所の確認と、相手とのコミュニケーションを交わしながら繰り返し練習している。
その後3ヵ所ノック、4チームに分かれてのバッティング・守備・バント・走塁練習が行われた。一方、ブルペンでは石川雅規選手(19)、館山昌平選手(25)らなどが投球練習をしていたが、特に石川選手(19)の球は相川亮二選手(2)が受けており一瞬、試合を見ているような気になってしまった。それほど球に迫力があるのだ。