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2012 東京ヤクルト・スワローズ 2月12日 「ふれあい少年野球教室」
『2012年 東京ヤクルトスワローズ ふれあい少年野球教室』 【VTR映像】
12日、ヤクルトスワローズの選手達は練習を早めに切り上げ、東京ヤクルトスワローズ球団協力のもと東京ヤクルトスワローズ浦添協力会主催による「東京ヤクルトスワローズふれあい少年野球教室」に望んだ。
バッティングや守備の基礎を、プロの野球選手に直接指導して貰えるまたとない機会とあって、浦添市内の少年野球15チーム(総勢約300名)が浦添市民球場に集結した。
午後3時には、それぞれのチームのユニフォームを着た少年球児達が様々なチームカラーのユニフォームを身にまとい、はやる気持ちを抑えつつグラウンドに続々と入場していった。
ヤクルトスワローズの選手も続々とグラウンドに姿を現し、参加者全員がグラウンドに集合。
プロの野球選手を目の前にし、少年球児達は緊張と興奮が入り交じった顔つきだ。
開会式を終え、武内晋一(8)選手会長の開始の合図で、投手志望、捕手志望、内野志望、外野志望の各ポジションに分かれ、プロの選手達による手厚い指導が始まった。
まずは投手陣を取材。
「2チームに分かれよう」と館山昌平(25)選手が指示をした後、由規(11)選手、平井諒(67)、一場靖弘(43)選手ら投手陣が、一人一人のピッチングをチェックしながらアドバイスをしていく。
「中学校に上がると変化球も習うから、ちゃんとグローブに手を入れて相手にバレないように」と丁寧なアドバイスをする館山選手。
緊張のあまり手元を滑らせたのか赤川克紀(47)選手にボールを当ててしまうハプニングもあったが、宮本慎也(6)選手が「もっと強く当ててもよかったよ」と周囲を和ませた(笑)。
捕手陣では、中村悠平(52)選手が積極的に指示を出し、子供達を集め熱心にアドバイスをする。
相川亮二(2)選手も「体は動かさず取れる範囲のボールは出来るだけ手を伸ばし、ミットでキャッチしよう」と手本を見せながら指導していた。
その後、捕手陣は投手陣の練習に加わりコーチングを受ける。
内野手志望の練習では、荒木貴裕(24)選手がキャッチボールの手本を見せ、「しっかり相手の胸をめがけて投げる」「捕る時は必ず両手で捕って反対の手に素早く持ち替えること」などと守備の基本をアドバイスしていた。
外野志望の練習を覗くと、雄平(41)選手が「ゴロを捕る時、両手で捕らないように。片手でキャッチしよう」と手本を見せながら解りやすく子供達に指導を行っていた。
ボールを空高く放ち外野フライを捕る練習を上田剛史(50)選手が行った。高く上がったそのボールを必死にキャッチしようとする少年球児の姿がとても頼もしかった。
周りにいる子供達も真剣な表情で見つめ、キャッチ出来ると「ナイスキャッチ!」などと声を掛ける。
内野手の練習や、バッテリーの練習の場面では度々笑いが起きている。その中心にはこの人がいた!
野球教室監督代行の宮本選手である!(笑)
緊張して固くなっている球児達を和ませるのが本当に上手い!ベテランというだけではなく、宮本選手の人柄の良さあっての事だろう。宮本選手の周りは常に笑いで溢れていた。
各ポジションの練習が終わり、一度参加者全員がバックネット側に集合。
4つのグループに分かれてトスバッティングの練習が始まった。
バットを構え「力を抜いて一度タイミングを取ってから打つといいよ」と田中浩康(7)選手。
球児達も熱心に指導してくれるプロの選手に対して、真剣な表情で耳を傾けている。
一人一人のバッティングフォームを真剣に見ながら、アドバイスをしていくヤクルト選手の皆さん。
「いいよ〜!ナイスバッティング!」などの声掛けも忘れない。
一球一球丁寧にトスしていく選手達に対し、一生懸命バットを振る子供達の表情はとても活き活きとしていた。
帽子を取り、「お願いします!」と大きく声を出す少年球児に「元気でいいね〜!」と笑いかける畠山和洋(33)選手。「肩を落としたり下げたりするのではなくて、平行に打つよう心掛けよう」とバットを振って見せ、熱心に指導をする。
そしてトスバッティングを終え、全員がバッターボックス周辺に集合し、ヤクルト選手らによるフリーバッティングが行われる。
雄平選手と畠山選手がバッターボックスに立ち、外野にボールをガンガン飛ばしていく。中でも畠山選手はレフトへスタンド越えの特大アーチを描いた。その瞬間子供達の「オォ〜」という大歓声が巻き起り、スゴーイ!と拍手が鳴った。
あっという間に1時間半が経ち、楽しかった野球教室も終わりを迎える。
最後に、1月に開催された『第10回東京ヤクルトスワローズ旗 学童軟式野球大会』の表彰式が行われた。1位の神森ロイヤルズチーム、2位の沢岻ロケッツ、3位の内間ベアーズはヤクルト選手の皆さんから直接メダルを受け取り球児達は大はしゃぎ。
「今日習った事をこれからの野球生活で活かしていきたいです。東京ヤクルトスワローズの選手の皆さんも是非日本一を目指して頑張って下さい!」と、1位神森ロイヤルズチームの代表選手による挨拶があった。
最後に沖縄出身である比屋根選手から「今日は僕たちも勉強することが多い一日でした。秋には優勝できるように頑張ります。今日はありがとうございました」との挨拶で野球教室は締めくくられた。
今年のふれあい野球教室も無事終わり、球児達は野球の技術や礼節、選手達は技術以外の面で何かを学ぶ事が出来ただろう。
【御礼】
東京ヤクルトスワローズの選手の皆さん!「ふれあい少年野球教室」のご指導大変お疲れ様でした。そして、子ども達のために貴重な練習時間を割いて丁寧にご教授頂き、感謝致します本当にありがとうございました。
今後、子ども達はプロ選手から直接指導いただいた経験を大切に生かして、野球を更に学んで行き、皆さんのようなプロの選手を目指し励んで行くと思います。
又、子ども達が東京ヤクルトスワローズの選手の皆さんに憧れ応援していますので今年は是非優勝して戴き、来年の少年野球教室で優勝チームとして 赫々たる勝利の姿を見せてやって下さい。日本一期待しております。
“私たちも、東京ヤクルトスワローズ 浦添キャンプを応援しています。”