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東京ヤクルトスワローズ キャンプIN浦添 練習試合 (三星ライオンズ)

2012年東京ヤクルトスワローズキャンプIN浦添17日目 練習試合(韓国・三星ライオンズ)

17日、沖縄の天気は朝から曇り空、風もあり気温も13℃と非常に肌寒い日となった。

平日のこのような天気にも関わらず、観客席にはファンの姿があった。可愛い子ども達の姿もチラホラ見え、スワローズの選手達に「頑張れ〜!」と声を掛ける場面もあり、選手達の寒い思いを暖かくしてくれた事だろう。

13:00「三星ライオンズ(韓国)vs東京ヤクルトスワローズ」の試合が開始された。ライオンズは昨年秋、アジアNo.1に輝いたチーム。どのような試合展開になるのか楽しみだ。

この試合、スワローズのスターティングメンバーはこのようになっている。

ライオンズ先行でプレイボール。スワローズ先発は増淵竜義(22)投手、受けるキャッチャーは中村悠平(52)選手。

初回、1番打者にセンター前ヒットを打たれ、さらに2、3番への四球で満塁のピンチを迎えた。その後4、5番を三振に取りツーアウトとするも、6番打者に四球を与え押し出しでの先制点をライオンズに許してしまう。直もランナー満塁。しかし7番を空振り三振に取り、追加点を許さなかった。

苦しい形となった初回をバッティングで返すべく、スワローズの攻撃が始まった。期待を掛けた先頭打者の上田剛史(50)選手だったがレフトフライに倒れてしまう。

しかし、つづく田中浩康(7)選手がライト前へのヒットを放つと、ラスティングス・ミレッジ(85)選手は四球を選び、4番の畠山和洋(33)選手へ託す。

だが、畠山選手は空振り三振。しかしこの間に上田選手、ミレッジ選手がそれぞれ進塁!ツーアウト、ランナー2、3塁とチャンスが広がる。

ここからだ!と思ったが、続くウラディミール・バレンティン(4)選手のバットは空を切り、空振り三振となってチェンジ。ランナーを返す事が出来ず、2者残塁。

その後6回まで両者共打線が沈黙し、投手戦となった。

試合が動いたのはスワローズの攻撃から始まる7回裏。

8番中村選手が三振しワンアウトとなった後、9番の山田哲人(23)選手がセンター前ヒット!ここからスワローズ打線に火が着く。

ボケた写真ですみません!

続く上田選手が鋭い当たりで右中間を破るスリーベースヒットとなり、1塁ランナーの山田選手がホームイン!同点タイムリーで追いついたスワローズ。

さらに6回から変わった2番三輪正義(60)選手が四球でランナー1、3塁、1打逆転のチャンス!ここで4回から変わった3番雄平(41)選手がお手本の様なセンター前にヒットを放ち、上田選手がホームイン!1点タイムリーとなった。

一気に突き放したいところだが、そこは相手投手が許さなかった。7回から変わった4番新田玄気(32)選手と5回から変わった5番飯原誉士(9)選手が三振に取られ、この回のスワローズは2点に終わった。

このまま勝ち逃げといきたいヤクルトだが、8回表、この試合4人目のピッチャー平井諒(67)投手が相手の9番、1番、2番に連続ヒットを打たれ、同点に追いつかれてしまう。

しかしその後はキッチリと締め、逆転は許さなかった。

 

その裏のスワローズはツーアウトから中村選手がレフト前で出塁し、代走で比屋根渉(0)選手が登場。観客席から拍手が起こった。さすがは期待の県出身選手、沖縄県民も楽しみにしていたのだろう。だが比屋根選手を返す事が出来ず、同点のまま最終回を迎えた。

ライオンズの攻撃。先頭打者を打ち取るも、2つの四球と1本のヒットでランナーが返り、逆転されてしまう。ズルズルいくと思いきや、守備陣の活躍で流れを止めた。

 

9回裏、逆転サヨナラを狙うスワローズのバッターは、この日絶好調の1番上田選手。お見事!ライト前ヒットで押せ押せムードに。

ノーアウト、ランナー1塁。ここで2番の三輪選手に送りバントのサイン。しっかりとバントを決めワンアウト、ランナー2塁とした。ヒット1本でランナーが返るかもしれないこの場面、ベンチも「打てー!続けー!」と声を張り上げている。

ここで3番雄平選手がベンチの期待通り、ホームランと思わせるレフトオーバーの1点タイムりーツーベースヒットを放つ。ランナーの上田選手は雄平選手が打つ前にスタートを切っており、余裕のホームイン。

ランナー1塁なら、なし得なかった1点であろう。バントを決め、チームを活かす日本のスモールベースボールが活躍した瞬間に思えた。

これで同点とし、相手のミスもあってワンアウトランナー3塁。いよいよ逆転かと思われた。しかし続く4番新田選手がピッチャーゴロ、5番飯原選手もレフトフライとチャンスを活かせず、ゲームの終盤は雨模様となったこの日の試合は3ー3の同点で試合が終了した。

試合後、コーチ陣から何やら指導を受けている様子。チャンスを活かす事が出来なかった場面が多々あったので、その事について話をしているのだろうか。選手面々は真剣な顔付きで話を聞いていた。

と、今日の「三星ライオンズ(韓国)vs東京ヤクルトスワローズ」練習試合の報告は以上です。次はスワローズの勝ち試合を取材したいと願い、今日の報告を終わりたいと思います。

 

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