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東京ヤクルトスワローズ キャンプIN浦添 2014 16日目(取材後編)
引き続き、韓国・起亜タイガース練習試合取材の後編をお届けします!今回は野手の成長ぶりについ
て取材しました。
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この試合、結果的に4対0で起亜タイガースの勝利となったが、打線の内容は、スワローズが勝っており
スワローズの打線は7安打、起亜タイガースは本塁打を含み4安打のみで終わっている。
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ヤクルト先発ナインの中で四球も含めると6選手が出塁しており、その内3度も三塁まで進塁している
のだ。 ところが、大切な詰の場面でチャンスを得点に活かせなかった。
しかし、その理由が良い意味で課題としてハッキリ見えたのは良かった。
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今回の野手に関する収穫は、大きく分けると三つあった。
一つ目は23山田哲人選手が4打数3安打を放つ猛打と二盗で5回まで毎回ランナーを出すがホーム
を踏めずという状況である。
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あと一歩なのに惜しい!これはランナーを押し込む決定力不足なだけで、決定力のある選手に入れ替
えれば済むことである。
しかし、大切なのは小さなチャンスを繋げて得点圏まで持っていくセオリーを何度も作れるかだ。
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選手に積極果敢なゲーム展開を作り上げるゲームメーカー的要素のある選手が多くいれば強いチー
ムとなる。
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その点で山田選手はこの試合で走攻守ともに素晴らしいゲーム作り活躍を見せてくれた。
二つ目は、ルーキーの3西浦直亨選手の抜擢が成功したことだ。期待の新人ではあるが、予想以上に
守備の要となれる存在の発見である!
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今回、遊撃手としてショートゴロやライナー性の鋭い打球を軽快な身のこなしで7個も捌きアウト
にした。ルーキーとは思えない安定したグラブ捌きである。
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攻撃も、センター前に運ぶクリンヒットを放ち、首脳陣へチャンスメイクの能力をアピールした!
三塁手には宮本の引退を早めたと言われる進化した5川端真悟選手の好守があり、鉄壁な守りの三
遊間が出来た事が確認できた事である。
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三つ目は、宮本は居なくとも選手一人ひとりの守備力がかなり上がっているように見えたことである。
この試合で不安を感じるプレイは一つもなく安心して試合を楽しむ事が出来た。これはチームにとって
とても大きな収穫である。
投手陣の足を引っ張らず、投手はバックを信頼して投げる事が出来るので投手の技量向上に繋がる。
エラー無く、当たり前のプレーがちゃんと熟せる事は試合に勝つための必要条件である。
大まかに、この三つの稔りの収穫が有ったと韓国戦から感じられた。
チームにとってプラス面(強化)の修正は応用なので容易いが、マイナス面(ミス)の修正は基礎が出来
ていない事なので簡単にはいかない。
その面では、スワローズの今回の韓国戦から垣間見えた課題はプラス面(強化)であるから、
這い上がり、頂点を目指すチームに近づいているように思えた。
今の東京ヤクルトスワローズには宮本というベテランが去り、青木のようなスター選手が少ない分、生
え抜きの選手が大きく育つことの出来る環境にある。
過去に日本一の経験を持つ球団だけに、悔しさを乗り越え、選手たちの想いが一つになれば、感動を
与えられるチームとなり頂点に戻る事は可能といえる。
“私たちも、東京ヤクルトスワローズ 浦添キャンプを応援しています。”