HOME > ヤクルトキャンプ特集 > 東京 ヤクルトスワローズ キャンプIN 浦添 2014 > 東京ヤクルトスワローズ VS 東北楽天イーグルス 2014オープン戦 （後編 ）

東京ヤクルトスワローズ VS 東北楽天イーグルス 2014オープン戦 （後編 ）

お待たせいたしました！引き続き、東京ヤクルトスワローズＶＳ東北楽天イーグルス２０１４オープン戦

の取材（後編）をお届けいたします！

２回表、１対０

【２回表】

 

２回表、イーグルスからの攻撃、

 

 

ベンチでは星野監督が日本一の監督として

貫禄十分にサングラスの奥からは

勝負士の鋭い眼光が覗く。

 

 

 

 

 

 

 

イーグルスは６番の67岩崎選手が打席に立ちプレーが始った。

ベンチからは、日本一の力を見せてやれ！とばかりの みなぎるエネルギーを感じた。

 

 

 

 

スワローズ19石川投手がセットポジションからの投球で

まず、(楽)67岩崎をセカンドゴロに打ち取った。

 

 

 

１アウトとし２回は落ち着いた立ち上がりを見せたが、

 

 

 

 

７番の(楽)55西田選手にレフトスタンドへ運ばれるソロホームランを許してしまう！

レフトスタンドの野球少年がホームランボールを追いキャッチ！

 

(楽)55西田選手はゆっくりとベースランを終え、追加点１を加えた。

ダイヤモンドを一周する

ホームイン

 

１点取られるがその後、（ヤ）19石川投手は気後れせず、落ち着いて後続の８番(楽)37嶋選手を

ファーストゴロに捕った。

その打球を(ヤ)4バレンティン選手が慣れないファーストの守備で公式戦初の打球として捌いた。

 

（天）37嶋選手のファースト強襲の打球を

（ヤ）4バレンティン選手が上手く捌き２アウトとする。   ファースト初めての打球にホット安心！

 

続く、９番(楽)36榎本選手をセカンドゴロに打ち取り２回表を終えた。

（天）36榎本選手が打った一二塁間への打球は

セカンド（ヤ）23山田選手の軽快なグラブ捌き でセカンドゴロ！

 

二塁間への鋭い打球をヤクルト23山田が華麗なプレーで処理し、３アウト！２回表イーグルス１点追

加し２対０で２点のリードとした。

 

【２回裏】

スワローズの攻撃！楽天イーグルスに２点リードされ、この回ヤクルト挽回のチャンスを

ものにできるか！

16森投手

 

 

 

 

 

イーグルスは引き続き16森投手がマウンドに上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スワローズこの回、攻撃の先頭は9飯原選手からだ。

 

 

 

飯原がチャンスメイク！！

ここから東京ヤクルトスワローズの怒濤の攻撃が

始まった。

 

 

飯原は変化球を捉え二遊間へ運んだ！

 

(楽)二遊間、二塁手が深い所から送球するが、

深い所からの送球が間に合わず送球も逸れ 9飯原はセーフ、二遊間の内野安打 となった。

 

ヤクルト、9飯原一塁走者(ノーアウト)

 

 

 

 

ヤクルト9飯原選手は貴重なチャンスを作り、自ら

得点ランナーとなる。

 

 

 

 

 

 

ノーアウト一塁(9飯原)とし、続く二番手は(ヤ)2相川選手がライト前に運びチャンスを繋いだ！

2相川選手がライト前ヒットを放った！	（楽）ライト5牧田選手は捕球後素早く三塁へ 送球するが、
一塁走者の9飯原選手は余裕で三塁へ進塁した。	ヒットを放った2相川選手は一塁にとどまった。

ノーアウト１―３塁とスワローズは得点圏へランナーを進めた。三番手に46谷内選手が打席に

一打得点のチャンス！

 

 

 

 

(ヤ)46谷内選手がレフト前にタイムリーを放ち、三塁走

者9飯原選手がホームに帰り１点を返した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スワローズは、ノーアウト１―２塁とし、2相川と、46谷内

選手が逆転のランナーとして得点圏へ出塁し、一打で駆

け抜ける態勢が整った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽天、星野仙一監督は暫くサングラスを掛け見守ってい

たが、ヤクルトの猛攻に少し焦りを感じたのかサングラ

スを外し、首脳陣らと共に16森投手の投球内容に注視し

てゲームの流れを見守っている様子だった。

 

 

 

 

 

打順が一巡し、１番の（ヤ）23山田が内野フライに倒れてしまい１アウト。

 

続く、２番の（ヤ）50上田選手が強く引っ張り、打球はファースト正面となり、２アウト。

50上田選手（打者）

一塁手、正面への打球を捕球しながらベースを踏み   その間に一塁ランナー46谷内は二塁へ進塁した。

その間、１―２塁のランナーは進塁し、２アウト、ランナー２―３塁とする。

二塁走者46谷内選手

三塁走者2相川選手

一打逆転！で(ヤ)３番打者は5川端選手だが、チャンスをものに出来ず。

サードフライを上げてしまい３アウト。

５川端選手打席

サードフライ

 

この回、ヤクルトスワローズは１点を返すことは出来たが、逆転には結びつかなかった。

【３回表】

 

ヤクルトは投手２番手として、外国人選手53ロマン投手をマウンドに送った。

53ロマン投手は、この回投げて無失点、   被安打１、２奪三振の好投をした

53ロマン投手は、立ち上がりが良く、楽天先頭の27岡島選手をセンターフライに捕り、１アウト！

続く、（楽）6藤田選手を三振に打ち取り２アウト！とする。

今日猛打で当たっている三番33銀次選手にはレフト前を許すが、

 

４番の指名打者ジョーンズ選手を気持ちよく大空振りの三振に打ち取って３アウト！

（見えるかな？）ボールは キャッチャー ミットに入る寸前 の空振り三振！

 

【３回裏】

 

 

 

 

ヤクルトスワローズの攻撃、楽天イーグルスは投手を

代え２番手に22戸村投手を登板させた。

 

 

 

 

 

 

この回攻撃、先頭は４番の4バレンティン選手から始った。　スタンドの観客は彼の登場を「ウォー」とい

う歓声と拍手で迎えた。

4バレンティンは代わったばかりの（楽）22戸村投手から、いきなり左中間のレフトスタンドへ、高々と

ソロアーチのホームランを放った！

スタンドでは、4バレンティンのホームランボールを捕ろうと左中間スタンドの観客が群がった！

 

観客は、4バレンティンの期待通りの活躍に大満足！！スタンドからの大歓声を浴びながら、ゆっくり

ダイヤモンドを廻った。

	ダイヤモンドを一周する間、バレンティンへの拍手と   声援は鳴り止まなかった！
ホームイン	３回終了、4バレンティンのソロ・ホームランで   ２対２の同点となった！

 

ホームベースを両足でしっかりと踏み、同点とした。バレンティンの活躍は今年も楽しみである。

続く、ミレッジはサードゴロで １アウト、続く33畠山と9飯原選手が併殺され ３アウト！この回は４人で

終わり、バレンティン選手のホームラン１得点で２対２の同点とし３回を終了した。

≪バレンティンの進化≫

彼は今年、個人の成績よりも「チームのために、チームの勝利に貢献したい、そのためなら何でも

しますよ」という内容のコメントを残している。

昨年は前人未到のシーズン６０本というヤクルト低迷の中、素晴らしい快挙を成し、チームにライトを当

てさせた功績は大きい。たが、年明け プライベートの騒動で、プレーに支障がないか心配されたが、

どうやら要らぬ心配のようだ。

又、プレーを見ていて、彼は言動、行動と精神面でとても成長し、変わったような印象を受ける。

それは、チームが勝つために個人プレーを全く封印し、言葉通りの真摯に繋ぐチームプレーに徹し

ている姿から感じられる。

昨年、空前の大記録を立てたバレンティン選手の姿勢が、他の選手らに影響を与えないはずはない。

ヤクルトが這い上がる為にチームを大きく変える、支える意味で、彼自信の存在が進化しようとしてい

る様に見える。　彼の活躍が今後、どの様な面、或いは場面に出てくるのか、チームの変貌も含めて、

とても楽しみである。

 

【４回表】

スワローズはこの回も53ロマン投手が続投し、イーグルスの攻撃を無失点、被安打１、死球１、２奪三

振と好投で繋いだ。

【４回裏】

ヤクルト攻撃も、楽天22戸村投手に抑えられ無得点に終わった。

【５回表】

ヤクルトは３番手の投手に34バーネット投手をマウンドに送った。

	5回表の１イニングを投げて三者凡退に捕る
27岡島セカンドゴロ殺   6藤田セカンドゴロ殺   33銀次ショートゴロ殺

 

34バーネットは、好調をアピールし、５回表のみの当番で三者共、内野ゴロの凡打に取り、無失点で

マウンドを降りた。

【５回裏】

スワローズの攻撃！この回はヤクルト攻撃陣の猛打がさく裂した！！　更に、盗塁でゲームの流れを

かき回し、ヤクルトの機動力が楽天の投手を翻弄した！

 

 

 

５回裏にイーグルスが送り込んだ投手は22戸村投手で

ある。

 

 

 

 

 

 

 

 

この回、先頭は3番の5川端選手に待望の一打が火を噴き、(楽)22戸村投手からセンター前にクリーン

ヒットを放った！

	相手のエラーを突いて二塁へ盗塁

 

ノーアウト一塁とするが、続く、４番バレンティン選手に対して暴投し、捕手が後逸してしまい二塁へ盗

塁を許す。

 

4バレンティンが繋ぎに徹し、手堅くセンター前に運んだ！

センター前へのヒット	二塁ランナーは三塁へ

 

ノーアウト１―３塁となり一発逆転のチャンスが到来した！ここで、一塁走者4バレンティンに代わり、

代走に郷土出身の0比屋根選手が起用された。

コーチから代走を告げられる

バレンティンの代走として０比屋根が起用された

 

バレンティン選手はこの試合３打数、１ホームラン、１安打、１四球と固め打ちの大活躍！！

大役を果たしたバレンティン選手は、ここで代走の0比屋根選手に代わりベンチへ下がった。

 

スタンドからは0比屋根選手に「比屋根がんばれー」と声援が送られ、本人も気合が入る！

 

 

 

 

比屋根は、期待通りに自慢の俊足を活かし、

(楽)22戸村投手から上手く モーションを盗み

二塁盗塁に成功した！スタンドは地元選手の

活躍に指笛を鳴らし太鼓を打ち喜び賑わった！

 

 

 

 

 

ヤクルトは、ノーアウト２－３塁に逆転のランナーを進め、ホーム帰還を伺う。

三塁からホームを狙う5川端選手

盗塁で二塁ランナーとなった0比屋根選手

 

三塁ランナーの5川端選手が帰り逆転！！

 

 

 

続く５番の85ミレッジ選手が二遊間にショートゴロの犠打

を放った。

その間に三塁ランナーの5川端選手がホームイン！

１得点を返し、２対３の逆転となった。

 

 

 

 

途中出場の６番　7田中浩康選手がセカンドへの犠打を打ち、二塁0比屋根を三塁へ送った。

２アウト、ランナー三塁とし、0比屋根選手がホーム生還を狙う！

 

７番、57松井選手が一二塁間に凡打を放つが、(楽)セカンドのエラーで内野安打となり、三塁の

0比屋根選手がホームイン、１点を加えてこの回２得点とする。

７番、57松井選手	(楽天)二塁手が打球を後ろへそらしてしまう
57松井選手セカンドへの打球はエラーで一塁セーフ   内野安打となる	28田中選手が４球で出塁　２アウト１－２塁

 

途中出場の28田中雅彦選手が４球で出塁し、２アウト２－３塁となるが、46谷内選手がセカンドゴロ

となり３アウト！２者残塁となるがこの回２点の追加で(楽)２対４(ヤ)のヤクルトが逆転を決めた!

(楽天) ２ 対 ４ (ヤクルト)     中ばんのグランド整備に、「つば九郎」が登場！

つば九郎は会場に愛嬌をふりまき、観客を和ませた！

スタンドに記念のぬいぐるみを投げ込む   つば九郎

 

６回からヤクルトは7田中浩康（途中出場）を除くベテラン主力メンバーをベンチに下げ、若手控え

選手に代わった。６回以降は、ほぼ若手選手のみでのチーム編成で戦うがどうなるだろうか。

【6回表】

この後、の６回表のマウンドを任されたのは外国人選手56カーペンター投手である。

ショートゴロを46谷内選手が捌いて６－４－３の   併殺（ダブルプレー）でセカンドへ送球する	セカンド２３山田選手が併殺プレー、　６－４－３で   ファーストへ送球するところ

 

カーペンター投手は、6回表を高め荒れ気味の投球に立ち上がり心配されたが、１安打、２凡打、１併

殺の好投で、しっかりと、打者を三名で抑え、イーグルスの攻撃をシャットアウトし、６回表の１イニング

の抑えの役目を立派に果たした。

 

【6回裏】

ヤクルトの攻撃も、楽天47大塚投手に（ヤ）23山田、50上田、5川端が三者凡退の無失点で抑えられた。

 

【7回表】

ヤクルトは、７回表に代わった(ヤ)66真田投手が、イーグルス打線に捉えられてしまい１四球、４安

打、の猛打を浴び、更に１暴投を投げ合わせて４点を失った。

【7回裏】

ヤクルトの攻撃は、楽天59菊池投手に打者４名を１安打、１三振、２凡打の無失点で抑えられた。

 

【８回表】

ヤクルトはマウンドに20山本哲也投手を送り、イーグルス打線を２三振、１凡打と素晴らし投球内容で

抑えた。

【８回裏】

ヤクルトの攻撃は、楽天40ファルケンボーグ投手に１三振、２凡打、　２四球で無失点に抑えられた。

 

【９回表】

また、ヤクルトは９回にもマウンドに上がった16木谷投手が打線に捉まり更に１点を失う。

 

結果的に(楽)２対４(ヤ)の得点に７回、９回でイーグルスに５点が追加され(楽)７対４(ヤ)となり

東北楽天イーグルスの勝利となった。

７ 対 ４

このオープン戦の開幕試合、結果的には東京ヤクルトスワローズは東北楽天イーグルスに完敗した。

しかし、試合内容はヤクルトにとって非常に有意義な内容であったと思われる。

そして、修正課題も、ハッキリと見えてきた。嬉しい事は、まず、ヤクルト選手のプレイに乱れがなく一つ

のエラー（ミス）も出なかったことである。特に守備に関しては安定した鉄壁の守りだと感じた。

これはバッテリーがゲームを作る上でバックを信頼して投球が出来るという意味で、とても大きい。

また、攻撃でも選手一人一人が機動的に繋ぐ野球を心掛けていることが得点に結果として表れ、逆転

を可能にした事が大きな収穫だと思われる。

守備にも、攻撃にもミスは無く、ヒットや、犠打で得点圏へランナーを確実に進める事が出来ていた。

これは、チーム力であり、基盤がしっかり出来ている証拠だといえる。只、唯一鍛えなければならない

のは先発と、７回以降終盤に投げた抑え投手陣の調整不足のみである。

さらに、幸いなのは今の時点で怪我人が出ていない事も今年のヤクルトの力量を測る上で重要な要素

である。昨年は怪我人続出で最下位に甘んじた経緯があるからだ。

投手陣の中でまだ力が育っていない部分の選手が強化されれば十分に優勝を狙えるチームに変貌し

えると言える。今後の活躍に期待したい。

今後、プロ野球各球団は春季非公式試合（オープン戦）期間である２月１６日（日） ～ ３月２３日まで

の間にオープン戦を通して自球団選手の最終調整を行う。　そして、 ３月２８日（金） セントラル・リー

グ公式試合開幕に照準を合わせ球団も選手らもスタートを切る。

東京ヤクルトスワローズがどう這い上がって来るのかを楽しみに、プロ野球を観戦していきたい。

是非、クライマックスシリーズで番狂わせを演じて優勝して欲しい！そして美味しいビールが飲みたい。

“私たちも、東京ヤクルトスワローズ　浦添キャンプを応援しています。”