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東京ヤクルトスワローズ キャンプIN浦添 2015 9日目
平成27年2月11日(水)は建国記念日の祝日で浦添市民球場はスワローズの選手らを一目見ようと大勢の市民とファンで賑わっていた。
ところが、今日の練習は午前、午後と屋内練習場での練習メニューが多く中に入れないファンは手持ちぶさた。選手たちを見ようと駆けつけた多くのファンが屋内練習場からいつ出てくるかと球場で待っていた。
やっと、出てきた選手たちは球場へ移動し、特打と特守に別れきびきびと練習を始めた。
今回の取材は野手選手らの守り練習であるシートノックの風景をタップリと紹介したい。
まずは、サードに33畠山選手と24荒木選手、それに、途中から10森岡選手が加わって三塁手候補選手らへのシートノックが始っった。
三塁線ギリギリの強襲の打球へはバックハンドで捕球する技術が必要となるが、皆さんかっこよくキャッチしていたが、一番様になっていたのは24荒木貴裕選手である。ショートバウンドの強襲打を軽くバックハンドで捌いていた。
24荒木選手の三塁手らしい流れるようなフットワークの送球までのフィールディングがきれいでした。
33畠山選手は安定した守備なのだが、体が大柄なせいか、グラブ捌きの動きに華麗さが見当たらない。あまり動かないファーストの守備のままのようだ。それに、ファーストミットも使ってるからしょうがないかな。
10森岡選手は手堅くまめな動きを見せる。が、まだ三塁守備に慣れていないのでぎこちなさが見えた。
何回かノックを受けるうち、突然、打球が手前でイレギュラーバウンド、森岡選手の顔面に当った様に見えた。コンと鳴ったのが聞こえた。その場にうずくまり痛そうで、一瞬ヤバい大丈夫か?と思われた。
しかし、森岡選手は堪えて、「後頭部に当たった痛いよ!だけどもう一丁!」と、叫んだ(エッ)。 なんとコーチにノックを要求して根性をみせた(驚笑)。どうやら顔面は間一髪避けたが、右後頭部に飛騨してしまったらしい。(大事が無くよかった。ホッ) ガッツ!の森岡選手、失敗はあったけど、カッコイイと思えた。
さすが、 二度目は見事に決めた。
次に、二遊間守備ノックだ、2大引選手に、46谷内選手、そこにまた2森岡選手も参加して行われた。
まずは、2大引啓次選手の軽やかなグラブ捌きとステップをご覧ください。
次に、46谷内亮太選手の流れるようなグラブ捌きはダブルプレイをイメージしたステップのようでした。
最後に、10森岡良介選手は何処でも守れるオールラウンドなスイッチプレイヤーを目指してるのか、基本がうまいから安心して見てられる。
今の所、ヤクルトの野守陣は頼もしい若手選手の層が厚くなって来た感じがする。
そこに7田中浩康選手や、5川端慎吾選手、23山田哲人選手が入り、レギュラー争いも
激しくなって来る。これからの練習試合で選手たちのアピール合戦が始まる。
オープン戦へ向け気合が入る日々が続く、もうこれ以上落ちないという。いい意味での
力みからの解放が選手達をのびのびと練習させているような感じがする。
裏を返せば、今年結果を出さないと、もう後が無いという自覚を選手それぞれが持って
臨んでいるのだろう。成長のエネルギーは感じるが、甘えや、すきを感じない。
今度の15日日曜日から始まる練習試合で少しずつ“新生東京ヤクルトスワローズ”の輪
郭が見えて来ることを期待したい。
今回は、特守を中心に取材した内容でしたが、いかがでしたでしょうか。特打も同時に
取材していますので、また次回の取材記事で報告させて頂きます。 乞うご期待。