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東京ヤクルトスワローズ VS 横浜DeNAベイスターズ 2016 練習試合 後編
2月13日に行われた東京ヤクルトスワローズ 対 横浜DeNAベイスターズ練習試合の『 後編 』は引き続き2回表より試合実況をお楽しみ下さい。
2回表、裏両チームの攻撃は
2回表ベイスターズの攻撃はヤクルト先発の杉浦投手18に2三振、1内野ゴロと完璧に抑えられた。
2回裏のスワローズの攻撃も横浜先発の砂田投手47に2内野ゴロと1外野フライに抑えられ、両チーム共に三者凡退の無得点に終わった。
しかし、我らが比屋根渉選手0が唯一、初球から果敢な攻撃を見せてくれたので紹介したい。
2回裏2アウトだが、何とかして後続に繋げようと打席に立つ比屋根選手0 |
スタンドからは少年野球の子ども達が比屋根選手の活躍を応援していた! |
左中間奥に飛んだ打球をセンターが必死に追う! |
打球はセンターに捕球されたが、惜しい当たりだった! |
この一打を見ても比屋根選手0が成長しているのが分かる。昨年は84試合に出場し、48安打、二塁打6本、後半にホームラン3本、得点42点と貢献度は高い。今季キャンプで更なる成長を期待したい。
3回表、横浜DeNAベイスターズの攻撃
スワローズ、投手リレーで2番手にマウンドに上がったのは古野正人投手40。
3回表からマウンドに上がる古野正人投手40 |
3回表ベイスターズの攻撃は下位打線、8番ピッチャーライナー、9番三振、1番セカンドゴロの3アウトで三者凡退と無得点で終える。 スワローズ古野投手40に見事に抑えられた形だ。
2番、柴田選手31のバットがフォーク球に空を切る。 |
3回裏、東京ヤクルトスワローズの攻撃、1番から
3回裏ベイスターズの投手は変わらず、先発の砂田投手47が続投した。
3回裏を投げる砂田投手47 |
スワローズの攻撃は1番、坂口選手42からで一打席目はレフト前ヒットを放ち、自ら先取点の走者となった。昨年オリックスを自由契約となり、ヤクルトに拾ってもらった恩を返したいと言う坂口、一巡しての二打席目はどうか。
球を見極める坂口選手42 |
坂口選手42は砂田投手の球を見極め今度はライト前に運んだ。 ノーアウトからの一塁ランナーにスタンドは歓声を上げた。
ノーアウト一塁で二塁を狙う坂口選手42 |
坂口が盛り上げた歓声の中、打席に立ったのが首位打者の川端選手5だ。さて、活躍に期待がふくらむ。
ライト線へ引っ張る川端慎吾選手5 |
川端の打球がライト線沿いセカンドの横を抜けて行く |
川端選手5は右に引っ張り、セカンドを振り切り見事ライト前に運んだ。会場は大歓声で期待を裏切らない首位打者をめでた。
ノーアウト一、二塁と俄然スタンドは盛り上がり、山田選手1の打席を迎えた。
山田選手1はフルスイングで振りぬくが、打球は高く上がりライトフライ、残念ながら一二塁のランナーはタッチアップできず犠打とはならなかった。
1アウト、一二塁、迎える4番はバレンティン選手4だ、スタンドは期待の声援で高揚気味、その期待に応えるかのようにライトに大きな打球を打ち上げた!場外ホームランか?スタンドは皆が立ち上がり打球を追う。ライト線ポールの僅か右を抜けた大きな当たり、ファウル惜しい!会場は「オー」とどよめいた。
「入っていたら文句なしの場外2ランだったのに」と皆が思っただろう。
場外ホームランと思いきや、ライト線の特大ファウルだった |
さっきの一発で、観客はそりゃーもう、期待がふくらみバレンティン4の復活を予感したことだろう。
ところが、期待は無残にも打ち砕かれた。その後、バレンティン選手4は何とセカンドゴロを打たされてしまい、ヤバい併殺か?と思われた。
セカンドは捕球したボールを二塁ベースカバーに入ったショートにトスする、絶好の4-6-3の併殺パターンである。
しかし、そこへ果敢に一塁走者の川端選手5が突っ込んで来た!クロスプレイを避けたいショートは慌てる。
セカンドゴロを捕球し、ベースカバーに入ったショートへボールをトスするが、 そこへ川端選手5が大袈裟に突っ込む。 |
ショートは、体を張って大袈裟にスライディングしてくるランナー川端5を避けるため、横っ飛び しながら
一塁へ送球した。
タイミングは余裕でダブルプレイの併殺だったが、送球は逸れた。何と、川端選手の大袈裟スライディングのお蔭で一塁はセーフ!
川端選手5のスライディングを避けるため横っ飛びしながら投げた一塁への送球は左へ逸れ、 一塁はセーフ、二塁はアウトとなった。 |
その間、二塁ランナー俊足の坂口選手42が三塁を駆け抜け、ホームへ生還した。川端選手のお蔭で、バレンティン4が凡打した併殺打が1点タイムリーに変わった。
さすが、俊足の坂口選手42, 隙をついた見事な生還でホームイン1得点 |
坂口選手42は今シーズン ヤクルトが日本一を目指す上で、大きく貢献してくれそうな助っ人選手だと思える。正にヤクルト外野陣の層が厚くなった感があり、得点圏内での最後のアシストを確実に出来る選手を得たといえる。坂口を獲得したヤクルト首脳陣は大きく手応えを感じているのではなかろうか。
坂口選手42がホームインする間、二塁に進んだバレンティン選手4 |
2アウトでバレンティンが二塁ランナーとなったが、2塁牽制でバレンティンはアウトとなり、ヤクルトは3アウトでこの回を終えた。
ベイスターズ 0 対 2 スワローズ |
4回表、ベイスターズの攻撃
スワローズの投手は2番手の古野投手40が4回表をそのまま投げた。
ベイスターズの攻撃を2三振、1内野ゴロと三者凡退に抑え、古野投手40はヤクルト首脳陣に好調をアピールした。
4回裏、スワローズの攻撃
ベイスターズは先発の砂田投手47をそのままこの回も続投させた。
スワローズの攻撃は5番の雄平41から始まった。雄平41はレフトフライに倒れ1アウト。
雄平選手41はこの回レフトフライに倒れた。1アウト |
6番は鵜久森選手91、粘り強く丁寧に選球出来る力量は首位打者の川端慎吾選手5を想い起させる。
打席に入る鵜久森選手91 |
きわどいコースをファウルにする技量がある。 |
何度もカットでファウルにし 投手を根負けさせた。 |
とうとう四球で一塁に立ち 1アウト、一塁とする |
7番、大引選手2がセンター前に弾き返す。 |
大引2の打球がセンター前に転がる。 |
二塁、鵜久森選手91と、一塁、大引選手。 |
中村選手52が見逃し三振で 2アウト |
8番、中村選手52の見逃し三振で、2アウト一二塁とするが、
比屋根選手0が初球を右側へ打ち ライトフライとなった。 |
比屋根選手0の打球をライトが捕球する。 |
9番比屋根0もライトフライに倒れ3アウトでスワローズ4回裏を無得点で終えた。
5回表 ベイスターズ 0 対 2 スワローズ |
5回表、ベイスターズの攻撃、ここから横浜DeNAの反撃が始まる!
スワローズは、この回3番手の投手として久古投手26をマウンドに送った。
5回表 久古健太郎投手26 |
久古投手26は左腕のサイドスロー投手 |
ベイスターズの攻撃は5番ロマック選手52から始まった。
ロマック選手52 |
センター前に弾き返す |
ロマック選手52が久古投手26からセンター前ヒットを奪った。ベイスターズ初めてのヒットだ!
センター前に運ぶ |
一塁走者のロマック選手52 |
ベイスターズ1回以来やっと待望のランナーが出た。ここで、首脳陣が動いた。
ラミネス新監督や、コーチから打者に走者にサインが送られた。 |
ベイスターズはノーアウト一塁で、手堅く送りバントを仕掛けてきた。
バンドする荒波選手4 |
荒波選手4が三塁線へ巧い送りバントを決めた。
久古投手26が急ぎ ころがった球を捕ろうとするが、慌てて転んでしまいサードの川端選手がカバーし、処理する。
一塁はアウトにしたが、二塁の得点圏にランナーを進めてしまった。
二塁に立つロマック選手52 |
DHの嶺井博希39がショートへ内野ゴロ |
ショート大引選手2が軽快に処理し2アウト |
指名打者の嶺井博希選手39は地元沖縄尚学高校出身で2008年春の選抜高校野球大会では捕手として東浜巨投手とバッテリーを組み甲子園で優勝した思い出の顔だ。彼には頑張って欲しい。残念だが、この打席は凡打に終わってしまった。
2アウト、二塁で迎えたのはベイスターズ正捕手の戸柱選手10だ、久古投手26の甘い球を見逃さなかった。
戸柱選手10はインコースの真ん中に来た直球をきれいにミートしてライトスタンドに運んだ。2ランホームランだ!
戸柱選手10が放ったライトスタンドへ運んだ2ランホームラン! |
ホームに帰り2得点、仲間に歓迎されるロマック選手52と 戸柱選手10 |
続く、柴田選手31は三振に取られ、ベイスターズ5回の攻撃を終えた。
柴田選手31は三振で3アウト |
ベイスターズは、この回、2得点を返し2対2の同点とした。
5回裏 ベイスターズ 2 対 2 スワローズ |
5回裏、スワローズの攻撃は先頭から始まった
ベイスターズはやっと投手を代え中継ぎに三嶋一輝投手17をマウンドに送った。
リリーフで投げる三嶋一輝投手17 |
スワローズの攻撃は三巡目で1番から坂口選手42から始まった。
坂口はセンターに弾き返すヒットを放ち、三打席連続の固め打ちでレフト前、ライト前、センター前と打ち分けているからなお凄い。
坂口選手42三打席連続安打 |
センター前に運ぶヒット |
坂口選手42はこの回で代走山崎選手31と交代した |
続く2番川端選手5はショート正面に強襲打を放ち、6-4-3の併殺に取られ、2アウトとなった。
川端が放った強襲打はショート正面へ |
2アウト、3番の山田選手が痛烈な当たりでセンター前にヒットを放った。
痛烈な当たりを放った山田選手1 |
打球はセンター前に |
2アウト、山田選手1が一塁ランナーとして2塁盗塁を狙う。
二塁を狙う一塁ランナー山田選手1 |
ところが、4番バレンティンがファーストにファールフライを挙げてしまい3アウト5回裏の攻撃を無得点で終えた。
ファーストフライを上げてしまったバレンティン選手4 |
6回表 ベイスターズ 2 対 2 スワローズ |
6回表、ベイスターズの攻撃は連打の猛反撃となった
スワローズは投手リレーを4番手の岩橋投手44に代えマウンドに送った。
4番手の岩橋投手44 |
べイスターズの攻撃は先頭の1番山下選手38から始まったが三振に取られ1アウトとする。
さあ、ここから、ベイスターズの猛反撃が始まる!
2番、関根選手63 |
まず、2番、関根選手63が右中間を割る痛烈な3ベースヒットを放った。
右中間を割る痛烈な3ベースヒット |
三塁へ向け走塁するも、余裕で到達、
余裕で三塁へ到達する |
三塁に向う関根選手63 |
3番、飛雄馬40選手がライト前へヒットを放つ。
飛雄馬選手40がライト前を放つ |
打球がライト前の運ばれた |
その間に三塁ランナーの関根選手63がホームに生還し、1点を追加する。
生還した関根選手63がベンチで祝福される |
盗塁
飛雄馬選手40が一塁から二塁を狙う |
飛雄馬選手40が二塁盗塁に成功する |
4番の渡辺選手44がレフト前を放つ連打が続く。
渡辺選手44がレフト前を放つ |
レフト前に運ぶ |
二塁の飛雄馬選手40は三塁へ、1アウト一塁三塁となった。
三塁ランナーの飛雄馬選手40がホームを伺う |
続く5番のロマック選手52がレフト三塁線奥に2ベースヒットを放った。
レフト線へ痛烈なライナーを放つロマック選手52 |
レフト線奥へ転がる打球 |
三塁ランナーの飛雄馬選手40がホームに生還し、追加点1得点を加えた。 |
一塁ランナーの渡辺選手44が三塁を蹴ってホームへ向かおうとしたが慌てて三塁へ戻った。
慌てて三塁に戻る渡辺選手44 |
ベイスターズはこの回2点を追加して逆転の4点の猛攻となった。
しかし、まだ1アウト二塁三塁である。
二塁打を放ったロマック選手52 |
ベイスターズは後続が続かず、惜しくも走者二三塁を残塁とし、この回の攻撃を終えた。
6番荒波選手4は三振となり 2アウト |
7番嶺井選手39はレフトフライで3アウトとなった。 |
6回裏 ベイスターズ 4 対 2 スワローズ |
6回裏、スワローズの攻撃は猛追撃で逆転か
ベイスターズの投手は三嶋投手17がそのまま続投した。
この回続投の三嶋投手17 |
スワローズの攻撃は、雄平選手41から始まった。
雄平選手41は逆転された2点を取り返すべく、執念の一発を渾身に込めて三島の球を叩いた。
雄平選手41がライトスタンドへソロホームランを放つ |
その一発は大きく放物線をえがきライトスタンドへ消えた。ソロホームランだ!一点返した、あと一点だ
スタンドから「雄平!」と子ども達の黄色い声援がダイヤモンドを一周する彼の足取りを軽やかにした。
ダイヤモンドを一周する雄平選手41 |
しっかりホームベースを踏みしめてホームインする雄平選手41 |
ところが、その後、スワローズは後続が全く続かず、センターフライ、センターフライ、ショートゴロと三者凡退で6回を終え、雄平選手41の追加点の1点のみに終わった。
7回表 ベイスターズ 4 対 3 スワローズ |
その後、ベイスターズ、スワローズ共に9回までどちらも、鳴かず飛ばずの 投手戦となり、
そのままの点数で9回裏を迎え、横浜DeNAベイスターズの勝利となりました。
9回裏 ベイスターズ 4 対 3 スワローズ |
観客も大勢の皆さんがいらしてくれました。試合も大賑わいで終了。次回はオープン戦です!
ベイスターズの皆さん練習試合ではありますが、幸先の良い勝利となりましたおめでとうございます。
真中監督は、「今日の練習試合は両チームとも得るところが大きかったのでは、ラミネス監督も幸先の良いスタートが切れて良かったんじゃないですか。」とのこと。
応援ありがとうございました。これからも宜しくお願いします。 |
ラミネス新監督は、試合は4回まで選手達が緊張してカチンカチンでした。5回からやっとほぐれて本来の
力が出せて良かったと思います。初めての試合で私も緊張しました。笑
つばくろうが何故かラミネス監督の会見をのぞいていました。素振りがかわいいですね!
横浜DeNAベイスターズとの練習試合いかがでしたでしょうか。これで後編の取材報告を終わります。
次回は、オープン戦の取材となります。お楽しみに、お疲れ様でした。
★東京ヤクルトスワローズ 2016 オープン戦開催情報 2016年02月20日(土)・2月21日(日)
私達も東京ヤクルトスワローズを応援しています。 (特別協賛)