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東京ヤクルトスワローズ VS 阪神タイガース 2016 オープン戦 《前編 》
2016年2月21日沖縄地方は一転快晴に恵まれ、気温も16度ととても過ごしやすいお天気となった。
今日は春の心地よい日差しに包まれて、この時期にピッタリ日曜日のオープン戦観戦日和となった。
多くのファンが『2016オープン戦、 阪神タイガース 対 東京ヤクルトスワローズ 』の一戦を楽しみに
駆けつけ、スタンドは外野席まで大入りとなった。
2016 オープン戦 阪神タイガース 対 東京ヤクルトスワローズ |
いよいよ、阪神対ヤクルトのオープン戦が始まる。
宜しくお願いします。と、6金本新監督と77真中監督が握手を交わした。 |
金本監督「お手柔らかに!」 真中監督「こちらこそ」 てな感じ? |
審判団に挨拶する両監督 |
セレモニーの始球式が行われた。
始球式で投げたのは地元少年野球チーム「前田ホークス」のエースが大役を果たしてくれた。
さて、先攻のタイガース先発メンバーは次の通り。
タイガース先発選手の紹介 |
後攻のスワローズ先発メンバーはこの通りである。
スワローズ先発選手の紹介 |
では、守備に着いたスワローズの先発ナインの紹介をしよう!
先発投手16原樹里投手は、ヤクルト2015年ドラフト1位指名で入団したルーキー。東洋大姫路で甲子園8強入り、東洋大学へ進学。ストレート最速144キロ、右腕、22歳、今季即戦力として期待したい。
先発16原樹里投手 |
52中村正捕手 |
ファースト24荒木貴裕選手、2009年ヤクルトドラフト3位指名で入団。プロ7年目、帝京高校-近畿大、内外野手どちらもこなすプレイヤーで、抜群の身体能力が魅力。目標選手は宮本選手。打撃成績を上げスタメン入りが課題。
ファースト24荒木貴裕選手 |
セカンド1山田哲人選手 |
サード5川端慎吾選手 |
ショート2大引啓次選手 |
ライトは31山崎選手、日体大2015ドラフト5位指名ルーキーだが同大学出身の真中監督肝いりで入団。
タイプが似ており真中2世と呼ばれている。故に期待が大きく「早くプロに慣れて欲しい」と異例のスタメン抜擢。0比屋根選手とのポジション争いが予想されるが、期待の重圧に負けず、活躍して欲しい。
レフト31山崎晃大朗選手 |
センター42坂口智隆選手は2015年10月ヤクルトへ入団。古巣オリックスでは2011年に最多安打に輝いていて、4年連続のゴールデングラブ賞の経験を持つプロ14年目の選手だ。今年からヤクルトの切込み隊長の役を担う重要なキーマンとなるであろう。
センター42坂口智隆選手 |
ライト41雄平選手 |
DH指名打者
DH指名打者4バレンティン選手 |
1回表、先攻タイガースの攻撃から始まった
1回表スワローズ先発投手
先発16原樹里投手 |
やる気満々の気迫が感じられた初球打ち、タイガース1番、0大和のレフト前ヒット!目が覚めた!
1番、0大和選手のレフト前初ヒット! |
レフト31山崎が返球 |
タイガース1回表、ノーアウト一塁
先頭の0大和選手が一塁に出る |
二塁を狙う0大和選手 |
しかし、2番の65緒方がレフトフライを打ち上げてしまい1アウトととなる。
2番、65緒方をレフトフライに捕る |
続く、3番49今成がライト前へ運び、一塁走者を三塁へ送った
3番49今成選手 |
ライト41雄平選手が打球を捕る |
49今成の一打で1アウト、一三塁となった。
三塁に進塁した0大和選手 |
ライト前にヒットを放った49今成選手 一塁 |
初めての得点チャンスに金本新監督も注視!
ベンチで采配を執る金本新監督 |
三塁に1犠打で還れるランナーを置いて、1アウト、ルーキーの原樹里投手が本領を発揮!
4番の55陽川を見逃しの三振に打ち取った。
膝上のストレートを見送る |
4番55陽川選手 真ん中を見逃し2アウト! |
それでも、表情を変えずじっと耐える金本監督。
タイガース応援団の応援が激しく盛り上がった!そして次のDH95ペレス選手に期待を掛けた!
タイガースの応援団 レフトスタンド |
16原樹里投手は、キャッチャー52中村のサインを丁寧に確認した。
16原樹里投手 |
DH95ペレスは原の変化球に大きく空を切った。三振!3アウト!
DH95ペレス選手 |
堪えていた金本監督も思わず平田コーチに「○○○○○○○○?」と語りかけた。
監督の前で選手達も緊張気味 |
タイガース、初回の攻撃は、惜しいところで16原樹里投手に見事に抑えられてしまい無得点となった。
1回裏、後攻のスワローズ攻撃
タイガースの先発投手は、67岩崎投手、左腕だ。
先発投手の67岩崎投手 |
スワローズの攻撃は、1番42坂口選手から、即 センター前に弾き返し、一塁にランナーを出した。
一球目様子を見る49坂口選手 |
二球目迷わずセンターへ弾き返した |
センターへ転がる42坂口の打球 |
確実に一塁に進む42坂口選手 |
一塁を牽制しながら投球する67岩崎投手 |
二塁盗塁を確実に成功させるため チャンスを伺う42坂口選手 |
ノーアウト、ランナーを一塁に置き、2番川端選手を迎えて、一塁側スタンドは大いに盛り上がった。
ところが、投球されたボールはショートバウンドし、キャッチャーが体で止めた!
②投球されたボールをキャッチャーが体で止めた |
①2番、5川端へ投球する |
③42坂口はその瞬間を見逃さなかった。リードから瞬発的にスタート!二塁盗塁に走る!
直ぐにキャッチャーが二塁に送球した!坂口はクロスプレイを避け、ベース右側へ滑り込んだ。タッチ!
ショートのグラブはランナーの体にタッチできず、既にベースにかかった足にタッチ!セーフ!
二塁盗塁成功!42坂口の俊足と判断はさすがだ。
二塁に進塁した坂口は更に、三塁を狙う! |
期待に応えて、5川端選手が二遊間へ弾き返したが、セカンドに追いつかれてしまいセカンドゴロの1アウトとなった。しかし、二塁、42坂口選手を三塁へ送る犠打となった。
5川端選手が三塁へ送る犠打を二遊間へ放つ |
三塁へ進塁した42坂口選手 |
一打、先取点のシーン!期待は1山田選手へ掛けられ、スタンドから「山田打て―」と歓声が上がった。
選球し、打ち玉を待つ1山田選手 |
センターへ大きな放物線を打ち上げた! |
しかし、浅いフライのため42坂口はタッチアップでベースからスタート出来ない。
浅い位置のセンターフライとなった! |
2アウト、先取点の可能性は4番の4バレンティンに託された。
打席に入る4バレンティン選手 |
やった!バズーカ砲が炸裂した! 惜しい、レフト線ポール左に切れた特大ファウル!
特大ファウルを放った4バレンティン |
6球目を引っ張った!当てただけの、あまり振り切れないスイング!しかし、打球は意外と伸びてレフト線スタンドフェンス近くまで飛んだ。大きい当たりであったがレフトフライとなった。
軽く当てただけでスタンド前まで飛んだ |
4バレンティンの打球をスタンド前で 捕球するレフト |
得点に結びつかない打席だったが、この時期に4バレンティンがスタンド近くまで打球を飛ばせる事は
打撃の調整が着実に進んでいるのだと感じる。
スワローズは、タイガース同様に三塁まで得点ランナーを進めたが惜しくも後続がつづかず無得点に
終わった。
2回表、タイガースの攻撃
タイガースの攻撃になると応援団は賑やかで、威勢がいい |
16原樹里投手 |
この回の先頭は6番、44梅野がバットを折りながらのサードゴロで1アウトとなった。
続く7番の24横田はセンター前に弾き返し、一塁とした。
7番の24横田選手がセンター前ヒット |
センターに転がる打球 |
1アウト、一塁 24横田選手 |
16原樹里投手は、何度も牽制球を行い、24横田を出来るだけ盗塁をさせまいとする。
牽制を受ける24横田選手 |
二塁盗塁を伺う24横田選手 |
8番の60中谷がレフトフライを打ち上げ、2アウトとなった。
レフト 31山崎がフライを処理し2アウト |
タイガース打席には9番の2北條が打席に入る。2球目に突然、一塁ランナーの24横田が16原投手の
2球目を盗み二塁盗塁を試みるが、
24横田選手の二塁盗塁は? |
24横田選手の二塁盗塁は残念ながら失敗し、セカンド1山田のタッチで3アウトとなった。
2回裏、スワローズの攻撃
67岩崎投手がヤクルトの攻撃を封じた。
67岩崎投手 |
スワローズ応援団 |
スワローズ攻撃は5番、41雄平から始まったが、雄平はファーストゴロに取られ1アウト。
ファーストゴロに取られる41雄平選手 |
6番、24荒木が二遊間を破り、チャンスメイクする。
6番、24荒木選手 |
24荒木がセンター前にヒットを放つ |
二遊間を破り、センター前に打球が運ばれた |
一塁を踏む24荒木選手 |
二塁を狙う24荒木選手 |
続く7番2大引はライトフライに倒れ2アウトとなる。
7番2大引選手はライトフライで2アウト |
8番、52中村がセンター前にライナー性の打球
を運び一塁ランナーを得点圏の三塁に送る
2アウト、走者一三塁となった。
|
三塁に進塁した24荒木選手 |
打った52中村は一塁走者 |
三塁からホームを伺う24荒木選手 |
両コーチと金本監督が次の一手を話し合う! |
ルーキー31山崎、得点チャンスをモノに出来るか打者能力が試された |
ところが、期待むなしくレフトファウルフライを打ち上げてしまい、3アウト。またもや絶好の得点チャンスを逃した。
レフトにファウルフライを上げてしまう31山崎 |
タイガース、スワローズとも、先発の投手が活躍し、先取点をなかなか取らせない投手戦の展開と
なった。 しかし、両チームとも1アウトで三塁までランナーを進めておきながら、得点に出来ないのは
決定打力に乏しい課題ともいえる。
前編はこの辺で終了します。次回の後編では3回表から両チームの激しい攻防をお届けしますのでお楽しみに。
ウチナーのタイガース? |