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東京 ヤクルトスワローズ vs 読売ジャイアンツ(巨人) 2018 練習試合 【前編】
平成30年2月21日(水)東京ヤクルトスワローズ春季キャンプ21日目、今日の最高気温は21、4℃で少し晴れ間の見える薄曇りの天気となった。そして、スワローズとしては今年初めて他チームのキャンプ球場を訪れての他流試合となった。
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そう、本日は巨人との練習試合である!
那覇市の沖縄セルラースタジアムにて12:30より、読売ジャイアンツ(巨人)対 東京ヤクルトスワローズの練習試合が執り行われた。
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ヤクルトのシートノック練習が始まった。
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ヤクルトの練習が終わり
巨人のシートノック練習が始まった。
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今回のスタメンには入っていないが10安倍慎之介選手が練習には参加していた。
ヤクルトも1山田選手や、42坂口選手は浦添で練習していた。
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巨人が練習を終え、いよいよ試合開始だ。
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スワローズの攻撃からで選手達が素振りを始めた。
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巨人、高橋由伸監督(中央)とコーチらが笑顔で試合が始まるのを待っていた。
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巨人の先発はエースの19菅野投手である。
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今日の試合のスターティング メンバーを紹介しよう。
③ファースト25岡本(右) |
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以上が、本日試合の巨人側スターティング メンバーである。
1回表、ヤクルトの攻撃
スワローズの スターティング メンバーと打順がバックスクリーンに表示された。
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試合が始まった。巨人は、菅野投手が先発した。
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スワローズの攻撃は1番の41雄平選手から始まった。
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41雄平は初打席でレフト前に運んだ。
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ノーアウト、一塁ランナー 41雄平。
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スワローズ、3番の23青木を打席に向かえた。
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19菅野投手はプロ6年目、既に青木は大リーグで活躍していたので、今回が初対決であり、本人は「青木選手との対決がとても楽しみだ」と語っていたという。その対決が今日試合で実現した。
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初めての勝負はどちらに軍配があがるのか。菅野が投げた。
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23青木選手も、菅野投手は「日本を代表する投手だから対決がとても楽しみだ」と記者に語っていた。
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青木が菅野投手の球を狙い澄まして打ち放った。打球はレフトへと飛んだ!
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最初の勝負はレフト前ヒットで、23青木選手に軍配があがった。
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試合後に、19菅野投手が、「さすが青木選手だ、決め球をあっさりと打たれてしまった。いい選手がヤクルトに入ったと思う」と語ったという。
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次は4番、4バレンティン選手だ。
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19菅野は4バレンティンをファーストゴロに取って、2アウトとした。
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ランナーは二・三塁となり、一打で得点できる絶好のチャンス。次は5番の33畠山選手だ。
ところが、今年のヤクルトはこれまでとは違う。それが、各選手の得点意識の改革である。得点を取るために4番でも、5番でも大砲的打法を封じて、チームプレイに徹し、確実に塁に出て繋げる野球、そして、走塁と一打で得点する安定した機動力野球を選手全員が徹底して行っている。
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以前は、長打狙いのバッティングで、ホームランか三振かみたいな打法だった。あの33畠山選手が、それを封じ、ランナーが出たら確実に還す野球、大振りをせず、ヒットか四球で塁に出ることを実践している。
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選手一人一人が皆変わった。
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攻撃を指導するコーチ陣の厳しい指導と、昨年の96敗という最下位を舐めた悔しさから選手達が本気で優勝を考えている。その気持ちが試合の実践に出ているのだ。変った、まさに再起を賭けている。
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ヤクルトのベンチから練習試合でも勝つことへの執念を感じさせる強い雰囲気が漂う。
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2アウト、満塁で6番の36廣岡選手が長距離打者達をランナーに置いて自分が還す役目となり、かなりのプレッシャーを感じている様だ。
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菅野投手に抑えられ、なかなか打てずに終わり満塁走者残塁となった。
1回裏、巨人の攻撃
巨人の攻撃は次のラインナップである。1番の吉川が先頭だ。
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スワローズの先発はプロ3年目の16原樹理投手がマウンドに登った。148キロの速球と緩急合わせた変化球が持ち味の投手である。
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スワローズの スターティング メンバー選手を紹介しよう。
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以上がスターティング メンバーの紹介。
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16原投手は初回から好投した。
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先頭の0吉川をセカンドゴロに打ち取った。
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2番 63田中を三振に取った。
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3番、2陽をショートゴロに打ち取った。
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ヤクルト36廣岡がショートゴロを捌き3アウト。
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初回は両チームとも好投し、無得点に終わった。
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ヤクルトは2本のヒットが出ながらの無得点、巨人は三者凡退の無得点であり、中身が違う。
ヤクルトの首脳陣は得点にあと一歩だっただけに苛立ったであろう。
2回表、ヤクルトの攻撃
2回表、巨人は投手を引き続き、19菅野投手にマウンドを託した。
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2回表、スワローズの攻撃は、7番の51藤井選手からである。本当に全員野球と言えるような同じ打法を選手全員が行っている。これにはかなり、得点を積むことが出来そうな可能性を感じる。
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個人の成績よりも確実に塁に出ることを意識し優先している。ランナーを置くと、得点圏の二塁に盗塁で進み、一打で還るという強引ながら確実な野球で、しかし、技術と実力が無いと実践は出来ないものだ。だから凄いし、強くなり、得点も重ねられる野球となっている。
一打でランナーを進めるか |
また、相手のミスを誘い、最大限に活用する。セコイと言えばそうだが、隙がない野球と言える。
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19菅野は一塁を牽制しながら、52中村と勝負した。内野ゴロに打たせて取る方向だ。しかし・・・・。
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ボールは転がって行くが、直ぐにセンターがカバーに入る。 しかし、スワローズは、これを見逃さず、チャンスを最大限に引っ張った。 そして、一塁ランナーの51藤井は 二塁を蹴って 三塁へ向かう!
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巨人セカンドのエラーを最大限に生かした走塁で、三塁を盗り、ノーアウトで走者1-3塁となった。
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71河田走塁コーチが、一打走塁の訓練成果をきびしく要求し、選手達がそれに必死で応えていた。
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巨人菅野投手、この試合 初めてのピンチ、どう切り抜けるか、それとも得点を許すか、緊張が高まった。
ヤクルトの攻撃は、一打得点のシーン、9番の56奥村選手が打席に入り、2球目をセカンドに転がした。
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三塁走者は還り、打者はセカンドゴロで1アウト、一塁走者は2塁盗塁となった。
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巨人菅野投手は、スワローズに先取点を許してしまい、気持ちが上ずって制球が乱れてしまう。
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ヤクルトは打者が一巡し、1番の41雄平が打席に入ったが・・・。
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ところが、ヤクルト52中村選手は、その乱れを突いて、空かさず三塁へ走った。
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この後、19菅野投手は落ち着きを取り戻し、ヤクルトの攻撃を抑えた。
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1番の41雄平選手をサードフライに取り、2アウト。
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しかし、ライト線への大きな当たりは、急速が落ち、ライトフライとなった。 3アウトで スワローズはこの回、2回表の攻撃を先取点1点を先取し、終えた。
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2回裏、巨人の攻撃
2回裏、スワローズの投手は1回を三人で抑えた16原樹理投手が、そのままマウンドに登った。
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2回裏、巨人の攻撃は4番の25岡本選手からだ。
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巨人25岡本はサードゴロに倒れて1アウトとした。
巨人次の打席は、7長野選手だ。7長野はヤクルト16原投手の初球を打ち、センター前ヒットとなった。
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7長野選手は初球を狙って打ったが、この後も全て初球狙いで、投手に余裕を与えない打法を続けた。
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巨人は1アウトで一塁に走者を置き反撃を開始した。
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巨人、6番の60若林選手が、レフトへ ライナー性の打球を運んだ。
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レフト前の1ヒットのはずが、ヤクルトのレフト9塩見選手(新人)がバックホームを意識してか、捕球位置が前に出過ぎてショートバウンドでの難しい捕球となり、ライナー性の早い打球の捕球を失敗、後逸してしまった。
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その間に、一塁走者の7長野選手や、打った60若林選手らがレフトの打球後逸を確認して、ホームまで一気にベース間を駆け抜けた。
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7長野は三塁を蹴ってホームへ還り、1点を返した。
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打った60若林も三塁を蹴り、ホームに向かうが、レフトから返球が返って来た。クロスプレイとなるがセーフ、何と1ヒット、1エラーのランニングホームランとなってしまった。 巨人は、この回、2点で逆転となった。
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しかし、ヤクルト16原樹理投手は、この後、動揺せずに、後続を抑えた。
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ヤクルト16原投手は、逆転の得点を許したことなど 全く意に介さず、一人一人から丁寧にストライクを取り早いピッチで三振を奪っていった。
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巨人は 2回裏の攻撃をヒット2本で 2得点の逆転に成功し、この回を終えた。
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巨人 対 ヤクルト 練習試合 (前編)
巨人対ヤクルトの対決(前編)如何でしたでしょうか。さて、後編はさらに盛り上がります。どちらが、勝ったでしょうか?答えは(後編)をお楽しみにご覧ください。後編は直ぐに掲載致しますのでお待ちください。