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~いつまでも感謝の心を忘れずに~ 村野 勝子(株式会社オーディフ 代表取締役社長) ビジネス・モール うらそえ 開設満10周年記念特別企画『投稿エッセイ』「“ありがとう”と伝えたい」

村野 勝子 (むらの かつこ)
株式会社オーディフ 代表取締役社長

浦添市出身
1990年 中央大学卒業
2007年 株式会社オーディフ入社
2013年 常務取締役就任
2015年 代表取締役社長就任
家族構成 夫・息子2人・犬一匹
趣味 ヨガ、読書
URL:http://www.odf.co.jp/

この度はビジネス・モールうらそえの開設10周年誠におめでとうございます。

偶然にも私も母の会社を手伝う為、入社し10年目を迎えます。
この節目に今回、投稿させて頂く事となり感謝申し上げると共に、この10年間、本当に色々あったな、とたくさんの出来事が思い出されます。

母の言葉が身に染みた
それは11年前の2006年、夏の暑い日でした。いつもの様に仕事で上京している母を駅まで迎え帰路での道中、母が唐突に『最近、身体がきつくなってきてそろそろ会社を継いでくれないか』と一言発しました。いつも忙しく動き回り常にパワフルなイメージの母でしたが確かにその日再会した母は本当にきつそうでその言葉が身に沁みました。

思い立ったら即行動
折に触れ両親からはいつかは会社を継いで欲しいと言われていたものの当時の私は東京で息子二人の子育てに奮闘し、次男はまだ小学校に上がったばかりで現実として受け止めていませんでした。けれども再会での母からの一言から本気で事業承継を考え、そして悩みました。家族や信頼している先輩女性に相談をしたところ全員から返ってきたのが私の背中をポンと押す言葉だったのです。
先輩女性は、ここまで育ててきてくれたご両親に恩返しをしてあげる時期かもね、と。
また夫は企業として社会的責任がある以上、継ぐのはきっと宿命使命なんだよ。
そして子供たちはおばあちゃんのお手伝いをしてあげて!と。
そこでスパッと決断をし
元来思い立ったら即行動してしまう性分で一年後に子供たちを連れて沖縄移住を実行、2007年の夏に母の会社に入社しました。

人生は計画通りにはいかないもの
当初、先に私と子供たちが沖縄入りをし、翌年に夫が移住をする予定だったのですが仕事の都合で来られなくなってしまいました。また思い切って移住はしたものの現実は親子ともども慣れない沖縄生活での戸惑い、仕事のプレッシャー、そして低学年だった下の子はまだまだ父親が恋しい時期もあり東京へ帰りたいと毎日訴えており私もどうしてよいかわからくなってしまいました。試行錯誤しながら、母(当時は社長)とも何度も話し合いを重ねました。結果、「会社も生き物だけど子育てにも旬がある、今が大切な時期、両親がそろっている環境に戻った方が良い」との結論に達し、
移住から二年後の2009年に子供たちをまた東京に戻し私が毎月定期的に沖縄に通うという形になりました。事業承継の時期も大幅に延期する事になってしまい全く人生とは計画通りにいかないものだ、と当時身を持って学びました。

たくましい息子たち
そこから数年間、私の東京と沖縄の往復が始まるのですが思っていた以上に仕事・子育ての両立は本当に大変なものでした。
今では笑えるエピソードとなりましたが、次男が熱を出してしまい私は沖縄出張中、夫もどうしても仕事を休む事ができず止む無く次男一人でかかりつけの病院へ、結果インフルエンザでした。
当時五年生だった次男に病院内は騒然、お医者様や看護師さんたちからは一人で来たの!?ととても驚かれてしまったそうです。処方薬をもらい難なく回復したのですが当時は子供たちに病気の時もついてあげる事ができず申訳なさでいっぱいでした。
そんな環境だったからか息子たちは現在、結構たくましく育ってくれて感謝です。
次男が高校に入学してある程度子育てがひと段落した三年前、会社も事業拡大等、転換期を迎えている時期という事もあり私だけ本格的に沖縄に移り住む事になりました。
家族は東京にいての単身赴任で苦労もたくさんありましたが今春から長男は大学を卒業し社会人、次男は無事、東京の志望校に合格する事ができ大学生となり息子たちもそれぞれの道を歩み始めます。子供たちも独立しつつある現在、夫も近々沖縄移住を計画中です。
妻が単身赴任という普通ではない家庭スタイルを理解してくれ支えてくれた夫にはとても感謝しており夫の沖縄移住が実現したら夫婦二人の時間をもっと大切にしたいと思っています。そして、“夫婦とも白髪”の生活を沖縄で迎えることが何よりもの願いです。

母からバトンタッチ
そんな山あり谷ありの時期を乗り越え一昨年4月に会社を継ぎ代表取締役に就任致しました。本当に普通の主婦だった私が事業を承継させてもらえたのも、周りの方々の温かい助言、家族の支え、会社をここまで守ってきてくれた従業員の皆さん、生を授けてくれた両親のお陰です。
そしてやっと両親、地域、社会に少しずつ恩返しできるのかなとまだまだ未熟ながら思っています。

最後に、女性だからこそ想う事
弊社では従業員、そして管理職にも女性が多くとても活躍してくれている会社です。
私が子育てとの両立で悩んだ時、社長である母の理解があったからこそ今こうして沖縄で仕事を続けられています。女性は出産、育児、介護とありライフワークと仕事のバランスは切り離せません。自身の経験から、プライベートも大切にしながら働いて下さいと社内でも常に伝え、両立できる環境作りに力を入れています。女性がどんどん活躍できる社会になればよいなと 願っています。

 

ビジネス・モール うらそえ 開設満10周年記念特別企画『投稿エッセイ』「“ありがとう”と伝えたい」

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