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~たくさんの感謝~ 三輪 華江子(港川小学校ハンドボールクラブ監督/港川中学校ハンドボール部コーチ)ビジネス・モール うらそえ 開設満10周年記念特別企画『投稿エッセイ』「“ありがとう”と伝えたい」

三輪 華江子 (みわ かえこ)
(港川小学校ハンドボールクラブ監督
港川中学校ハンドボール部コーチ)

1965年5月11日 山口県生まれ
広島県山陽女子高 ・ 筑波大学体育専門学群卒業
高校時代は、ハンドボール部で春の選抜・インターハイ・国体を優勝し三冠を経験する。
卒業後、山口県で4年間教員を勤める。結婚後、1993年夫の転勤(琉球大学)で沖縄へ。ウチナー歴25年目。
一女一男の母となり、子育て・PTA・部活指導に励む。
港川小PTA会長・港川中学校PTA会長を歴任。
港川小学校にハンドボールクラブを創部。監督13年目。 港川中学校ハンドボール部コーチ兼任。
現在は沖縄県小・中学校アシスト相談員(不登校支援)として港川中学校区で勤務。

沖縄へ来て25年になりました。

沖縄へ来てからの感謝は数え切れません。沖縄の皆さんの『いちゃりばちょ~で~』・『なんくるないさ~』に、何度も励まされ助けられて、今日まで過ごして来られたのだと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今も港川小学校で指導しているハンドボール部は、長女が小学2年の時に港川小にはハンドボール部がなかったことで、当時の校長・教頭先生に掛け合い創部交渉を始めました。創部に際し、私がまず起こした行動は、学校内の様子を探るつもりでPTA役員になった事でした。ところが、

ただの役員として参加したつもりが、いきなり学年委員長を引き受けることになり、のちのちPTA会長も務めることになってしまい、ハマってしまったのです!(笑) そのハマリ具合は半端なく無我夢中となり、自分だけでなく、いつしか周囲の方々をもPTAの魅力に巻き込んでしまっていました。

振り返って見ますと、子ども達を地域の力でしっかり育てたいという想いの仲間を増やすことに繋がり、お蔭で今でも交流させてもらえる“絆”を得ることができています。

さて、ハンドボール部の創部前は、小学校にハンドボールのゴールポストがない、体育館にはコートの線も書かれていない、グランドはサッカー・野球が使用するため使えない、という状況でした。当時、体育館で練習していたのはバスケット部でしたが、練習日を譲ってくださり、『子どもたちのために頑張ろう』と励ましの言葉もかけていただいたことが懐かしく思い出されます。

隣の牧港小学校に練習見学へ行ったり、合同練習をさせてもらったり、だんだんと練習頻度も増え、しばらくして父母会を立ち上げて正式に創部に至りました。創部当初はゴールポストがなかったので、三角コーンを二つ並べてその間にボールが入れば得点にしたり、壁に体操用マットを吊るしてマットに当てたら得点にしたり、パイプで組み立て式ゴールポストを自作したり、様々な苦労の連続でした。

創部1年目に、ある高校が古いゴールポストを譲ってくれることになり、軽トラックで取りに行き、体育館にやっと正式なゴールポストが入りました。しかし、このゴールポストはとても重く、子どもだけでは運べませんでした。今は浦添市社会体育課から軽量の上等なゴールポストを購入していただけたので、高学年児童だけでも運べるようになっています。

初めての公式試合は、手作りの即席ユニフォームでした。青いTシャツを安く買い揃えて、白いゼッケンに家庭用印刷機で黒い番号を印字し、各家庭で縫い付けてもらったことを鮮明に覚えています。今では立派なユニフォームが全員分揃えられており、あの頃と隔世の感がします。

部員数も50名を超えた時がありましたが、年によっては20人ほどの年代もあり、5人以下になったらハンドボール部をバドミントン部にするしかないなぁ、と覚悟をしていました。ところが、幸いにも子どもたち自身が友達を誘って、部の練習に連れて来てくれるので、ありがたいことに監督としてハンドボール部を続けることができる幸せを味あわせてもらっています。

ゼロから立ち上げたハンドボール部ですが、子どもたちは一生懸命に練習をしてくれます。保護者も部のことを理解して支えてくれています。今まで携わってくれた子ども達と保護者に対して、私の心は、たくさんの感謝の気持ちで溢れています。本当にありがとうございました。

 

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