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~”ありがとう”と伝えたい~ 髙木 利恵(有限会社 仲地建装 代表取締役) ビジネス・モール うらそえ 開設満10周年記念特別企画『投稿エッセイ』「“ありがとう”と伝えたい」

髙木 利恵 (たかぎ りえ)
(有限会社 仲地建装 代表取締役)

1979年生まれ、浦添市出身
昭和薬科大学付属中学・高校卒業(高校在学中ノースダコタ州へ交換留学)
立命館大学産業社会学部卒業
大学在学中はモスバーガー、卒業後はジェイアール西日本伊勢丹で接客業に従事
帰沖後は仲地建装で働く傍ら教師を目指し、塾講師をしながら通信で英語教員免許を取得
平成22年父が他界したため、母と会社を引き継ぐ決意をする。平成26年結婚後、代表取締役に就任、現在に至る。現在2歳男の子の子育て奮闘中
URL:http://yuinomachi.jp/?p=38605

♪『熱が出たりすると 気付くんだ 僕には体があるって事』
♪『鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていた事』

BUMP OF CHICKEN『supernova』の歌い出しである。

♪『君の存在だって 何度も確かめはするけど』
♪『本当の大事さは 居なくなってから知るんだ』

この曲との出会いは今からさかのぼること10年前。
父が亡くなる3年前である。メッセージ性のある歌詞が好きな私は何回も何回も繰り返し聞いた。その時、歌詞の意味を一つ一つじっくり聞いて、そうだよな~、ほんとそうだよな~、と深く感動した覚えがある。その3年後に大事な存在がいなくなるという実感もないままに。

父が亡くなったあと、この曲を思い出し、聞くとぽろぽろと涙が出て止まらなかった。大事な存在だと知っていたはずなのに、大事だとわかっていたはずなのに、どうしてもっと向き合わなかったのか、後悔と反省の涙だった。

父の経営する会社を引き継ぎ、あらゆる場面に立たされるとき、いつも思い出す。父だったらどうしただろうか、どのように判断するだろうか、どっちに決めるだろうか。残された書類やメモから父の考えを推測する。もちろん、最終的には自分の判断で動くのだが、父だったらと思いだす瞬間は父と対話をしていて、改めてすごいなぁと気づかされる瞬間でもある。

♪『君の存在だって 何度も確かめはするけど』
♪『本当の存在は 居なくなってもここに居る』

父の想いとともに、私の新たな人生が始まった瞬間である。

♪『人と話したりすると気付くんだ 伝えたい言葉が無いってこと』
♪『適当に合わせたりすると解るんだ 伝えたい気持ちだらけってこと』

♪『君の存在だって こうして伝え続けるけど』
♪『本当のありがとうは ありがとうじゃ足りないんだ』

今の私があることに感謝。
家族を愛し、仕事を愛し、人を愛していける人になりたい。

最後に、「ビジネス・モールうらそえ」サイト開設10周年、誠におめでとうございます。
このような節目にエッセイを書かせて頂く機会を与えていただき大変感謝いたします。
サイトの益々のご発展をお祈り申し上げます。

 

ビジネス・モール うらそえ 開設満10周年記念特別企画『投稿エッセイ』「“ありがとう”と伝えたい」

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